思い出話は自己満足にならないように
2013年12月03日

高齢者と話をしていると、時々、今の話題をあえて避けて、過去の思い出話ばかりを延々と続ける人がいる。
思い出話をすることは、認知症予防などにも効果的だといわれてはいるが、それにも話し方というものがあるらしい。
思い出話は、自分にとってごく身近な話題であるだけに、聞いている相手の理解度を無視して話してしまう場合が多いものだ。
主語が抜けてしまったり、その場の情景描写がおざなりになるなど、何の予備知識もない聞き手にとってはチンプンカンプンという内容になってしまい兼ねない。
だからといって、何度も「それは誰のこと?」とか、「そこは、さっき話した場所なの?」などと、いちいち話の腰を折るように質問されたのでは、話す方の高齢者も面倒くさくてかなわないだろう。
思い出話をする時は、聞き手のことを思いやり、出来るだけ自己満足のためだけの話し方にならないように気を付けたいものである。
また、思い出話のような過去を振り返る話題は、何度も同じ内容の繰り返しにもなりやすいので、聞き手にとっては、「それ、もう何度も聞いたけれど・・・」と、苦痛になることも・・・。
やはり、今現在起きている事柄を話題にして会話をすることが、精神的な若さを保つ秘訣ではなかろうかと考える。
高齢になると、最近の記憶はあいまいになるが、昔の記憶は鮮明に思い出せるので、どうしても過去の話をする方が楽なのだと思う。
しかも、若き日の業績や地位に固執するあまり、自分の現在を肯定できないという悲観的考え方も根底にはあるのかもしれない。
ならば、せめて思い出話をする際は、聞き手が理解しやすいように丁寧な説明を心がけて欲しいものである。

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流行語大賞
2013年12月02日

その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2013 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が2日発表され、予備校講師・林修氏の「今でしょ!」、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」、TBS系連続ドラマ『半沢直樹』の「倍返し」、東京五輪招致のプレゼンテーションで滝川クリステルが日本をPRする際に使用した「お・も・て・な・し」が年間大賞に選ばれた。1984年に創設され、今年30回を迎える同賞において、史上最多となる4つの“言葉”が大賞に選ばれた。(YAHOO!ニュース)
どれも甲乙つけがたしというところなのだろうな。
確かに、今年は、言われてみれば良く耳にしたという言葉が多かった。
ただ、「倍返し」に関しては、何故か使われ方が、本来とは逆の意味になっているように思うのだが・・・。
普通は、報復や復讐の意味で使う言葉なのに----半沢でも、そうした意味合いで使われていたのではないかと思うのだが、いつの間にか喜ばしいことや善意を表わす言葉にすり替わってしまっているような気がして、やや釈然としない。
幸せの倍返し----なんて、奇妙な感じである。
まあ、世の中があまりパッとしないせいか、流行語についてはその分、あえて元気の出るような言葉が好まれて来たのではないかと推察される。
それにしても、毎年毎年、よく流行語が生まれるものだ。
いったい、誰が流行らすのだろう。
因みに、わたし個人としての今年の流行語は、「どつぼ」である。

ところで、町内にもう一施設、新たな内科医院が開業した。
近所の主婦は、
「車もなく、脚の悪いお年寄りたちなどにしてみれば、近くにお医者さまがいるというのは、本当に心強い」
と、喜んでいた。
お年寄りだけではなく、小さな子供さんを抱えた母親たちにしても安心感が大きいだろう。
実は、かつて、わたしの住む町には何軒もの医院や診療所があった。
それがいつしか一施設だけになってしまったのだが、近頃になってこれまで休診状態が長かった一施設が再び診療を始め、ついで、ここに来てもう一施設が開業したことで、遠くまで足を運ぶしかなかった人たちもかなり助かるに違いない。
最近、はまっているもの
2013年12月01日

最近、はまっているもの----近所にある自動販売機で売られている紅茶オレ。
紅茶とミルクの合わせ加減が絶妙で、熱々を飲むとホッとする。
缶コーヒーよりも少し多めの量というところも、気に入っている。
しかも、値段が100円ポッキリ。
とても、お得感があるので、そばを通るとつい買ってしまう。
で、街には、クリスマスのイルミネーションが輝き始めた。
しかし、不景気の波は、まだまだ収まる気配がない。
こんな世間の沈鬱ムードの中、長野県内にとんでもなく稼ぐ村があると、ある報道番組が伝えていた。
川上村。
レタス栽培が主力産業という、人口4000人の農村である。
標高は、約1200メートル。
米も実らない寒村で、戦前は県内でも特に貧しい地域だったそうだが、戦後、アメリカの進駐軍がレタスを欲しがったことをきっかけに、村が率先して農家にレタス栽培を奨励。
これが寒暖差の激しい村の気候とマッチして、良質のレタスが採れることが判り、今ではほとんどのレタス農家が年収1000万円~5000万円を稼ぎ出すという。
全国から買い付けに来る業者曰く、
「他の地域のレタスと鮮度がまったく違う。少し値段が高めでも、やはりここのレタスにかなうものはない」
とのこと。
レタスのブランド化が確立している証拠だそうである。
そんな理由もあり、農村地域といえども川上村は嫁不足とは無縁だそうで、農家の若者の後継率も高く、農作業中の男性たちの手首には高級腕時計が光っていた。
長野県内には、ものすごい村が存在していることを初めて知り、驚くとともに何とも羨ましい限りであった。
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散歩の時は----
2013年11月30日

散歩をする時は、すれ違う近所の人たちと必ず一言二言、言葉を交わすように心がけている。
日に他人と話をすることが一度もない----と、いうような高齢者も多いと聞く。
特に、一人暮らしの人などは、そうした傾向が大だそうだ。
人間は、一日のたった一分でも自分以外の人と話をしたという時間がもてれば、それだけで気分が前向きになれるものだ。
社会と関われたという気持ちは、その日を無駄に過ごしたわけではないという自信や納得にもつながる。
これから冬に向かい、ますます寒くなると、ただでさえ外へ出るのが億劫になる。
身体の弱い高齢者などは、さらに会話が減り、気分も落ち込みがちになるだろう。
あるテレビ番組で、定年退職をした男性が自宅でそば屋を開いたところ、近所に住む同級生たちが手伝いにやって来るようになり、店が格好の集いの場になっているという話題を取り上げていた。
何とも、うらやましい話であった。
わたしが住む地域には、近所の人たちが世間話をするために気軽に入れるような場所がほとんどない。
以前は、おばあさんたちの井戸端会議場所ともなっていたスーパーが閉店してからは、ご近所の情報もあまり入らなくなってしまった。
先日、散歩の途中で、前は保育園として使われ、今は高齢者の福祉施設として利用されている建物のそばを通ったのだが、ちょうどスタッフの方がいたので、前から気になっていたことを思い切って訊ねてみた。
「ここにカフェと書かれた看板が出ているんですけれど、一般の人も入ることが出来るんですか?」
すると、もちろんです----との答えだった。
「食べ物は提供していないんですが、飲み物でしたら色々と用意していますので、ぜひ、ご利用ください」
皆知らないだけで、集いの場所は、案外身近なところにもあったのだ。
時間が出来たら、今度ゆっくり立ち寄ってみようと思う。

冷凍パスタ
2013年11月29日

コンビニのパスタといえば、お弁当コーナーに並んでいるスパゲティー料理を想像するものだが、意外に盲点なのが冷凍物コーナーに置いてあるパスタ類だ。
これが、お弁当コーナーのパスタ類よりもかなり安めで、しかもおいしい。
電子レンジで温めるひと手間はかかるが、お弁当コーナーのパスタも結局は電子レンジで温めてから食べるのだから、それほど面倒なことではない。
この冷凍物コーナーには、チャーハンやピラフ、ピザなどの色々なメニューがあるのだが、これらもおいしさはお弁当コーナーのメニューに引けを取らない味にもかかわらず、値段は三分の一ほどの手軽さで食べられる。
電子レンジを持っている単身者などは、日々の食事には、これを上手に活用するという手もありそうだ。
で、話は変わるが、電子レンジで簡単に蒸しパン風の物が出来ることをご存知だろうか?
市販のホットケーキ用の粉と小麦粉を半々に混ぜ合わせたところへ、卵、牛乳、砂糖、水を加えてタネを作り、これを大きめの電子レンジ耐用の器へ入れる。
ホットケーキ用の粉だけで作ってもいいのだろうが、少し味がくどくなるような気がするので、こうしている。
器の内側には予めサラダ油をまんべんなく塗っておくと、後で取り出すのが楽。
3分ほど温めでチンすれば、ふかふかの蒸しパン風になる。
タネの中へお湯でやわらかく戻したドライフルーツや、果物(バナナやリンゴ)などを混ぜ込んでもおいしい。
な、なんと、調理工程は5分という、フライパンで焼く手間もいらない簡単ずくなし料理である。
小腹がすいた時などは、お試しあれ。

辛すぎる手羽先
2013年11月26日
辛すぎる手羽先

昨日あたりから、お尻の調子が良くないという父親を、車で病院へ送って行った。
外科の先生にしっかりと診て頂いたところ、痔があると判明。

山ほどの注入薬を抱えて帰ってきたのだが、寒さが増して来ると、やはり患部が悪化する人も多いのだろうな。
それに、直接の原因ではないにせよ刺激のある食べ物は、要注意のようだ。
父親は、もともとあまり辛いものは好まない方なのだが、このところ何故か野沢菜のピリ辛炒めに凝っていた。
確かに、これは食欲をそそるので、ついついご飯も進むのだが、しばらくは我慢してもらおう。
ところで、ピリ辛といえば、最近某コンビニで売り出した鳥の手羽先のピリ辛揚げ----初めて買って来て食べてみたのだが、実においしい。
ただ、かなりの辛さなので、後引く味にもかかわらず、二本目を食べるのを躊躇してしまった。
腎臓に負担になると怖いという理由もさることながら、やはりわたしの口には少し辛すぎた。
もう少し辛みを抑えてもらえたら、もっとおいしく頂けたのではないかと思うのだが・・・。
学力テスト順位公表は必要か?
2013年11月25日

新聞を読んでいたら、全国一斉学力テストの学校別成績を公表するのは是か非か----とのアンケート記事があった。
そもそも、学力テストとは、教師が教え子たちの授業理解度を把握するために行なうものであるはずだから、何も学校別の順位までつける必要はないというのが本筋だろう。
わたしも昔、旺文社だったかな?----の一斉学力テストを受けた世代だが、受けながら、「これって、意味あるの?」と、感じていた。
何故なら、子供の頭などというものは、その時、いや、その日その日で興味のあることがまったく異なってくるものだから、学力テストなどほとんど無関心のまま受けている者も少なくないのである。
そりゃ、毎日の授業ごとのテストというのならば、皆、真剣に取り組む。
しかし、テスト範囲も漠然、内容も漠然----と、いうようなザックリとした問題が羅列するテストなど、正直、ど~~でもいいという気持ちで受けるのが普通なのだ。
アンケートには、
「小さな町や村の学校は、たいてい小学校が一校、中学校が一校という程度のものなので、成績が公表されても、だからといって地域の子供たちに他の成績の良い学校へ進学できるような選択肢はない」
「学校の成績だけが、子供たちの出来の良し悪しを決める基準にはならない。殊に、小、中学生の時代は、しゃにむに成績アップに取り組むよりも、人間として生きるための生活力の向上を目指す教育の方が大事。山や川を探検したりする情操教育の方が、勉強よりも重要な場合もある」
という意見もあった。
わたしも、そのように思う。
では、こうしたらどうだろうか。
どうしても、一斉学力テストの順位発表をしなければならないのだとしたら、そこに、子供たちの地域に対する貢献度や生活力、体力度なども加えて順位化すればいいのではないだろうか?
食べられる山菜の見分け方や魚のさばき方なども、テスト基準に入れても面白いかもしれない。
勉強ばかりしているだけでは、成績は上でも、地域貢献度は下になる。
子供の能力は、机の上の勉強だけでは判らないものだ。
よって、人間形成の観点からも、知力、体力、生活力など加味しての総合力で判断すればいいのである。
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今日は、美容院へ
2013年11月24日

いつも行く理容院さんが農作業でお休みだったので、今日は別の美容院さんへ----。
散歩道沿いにある小さな美容院さんなのだが、日当たりの良い店内はとても落ち着ける空間だ。
カットをしてもらっていると、偶然、そこへ顔見知りの主婦が入って来て、世間は狭いと実感。
実は、その主婦も行きつけていた理容院が閉店してしまったために、その後はあちらこちらの理容院や美容院を転々としたのだそうだが、結局、ここに落ち着いたようだ。
理容院や美容院選びは、実は大変難しい。
値段や技術はもちろんのこと、理容師さんや美容師さんとの相性もある。
以前、ある大きな美容院へ何度か通ったこともあったのだが、どうも、そこの美容師さんたちとのコミュニケーションがうまく行かなかった。
若い美容師さんたちは、客との会話をマニュアルで覚えているような節があり、この年代層の人には、こんな話題を振れば喜んでくれるはず----と、いう規格通りの応対しかみせないのである。
たとえば、年配女性にはドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の会話で盛り上げよう----と、いった具合である。
カットの技術は確かに良かったのだが、人対人のコミュニケーションはマニュアル会話で済むものではない。
客が何を欲しているのかを瞬時に察する気配りも、接客業には大事なのではないだろうか。
最近の若者は、どうも臨機応変ということが苦手なようである。
つまり、自分の中にどれだけたくさんの教養の引き出しを持っているかが重要なのだと思う。
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新しい散歩道を行く
2013年11月22日

近頃は、今までの散歩道にも少し飽きが来ていたので、新しい道を見付けていたところ、なかなか歩きやすいコースを発見。
そのコースには、風情ある旅館街があり、かつては色街としても栄えた歴史を持つ。
途中には、こんな趣きある共同浴場も・・・。
地元とはいえ、知らない道もまだまだたくさんある。
温泉街に必要なのは、道幅の狭いところにゴミゴミと建物が立ち並ぶことだといわれるが、確かにそうした要素は大事かもしれない。
開発され過ぎた街は、とかく冷たさを感じさせるものだからだ。
これは、ラーメン店などにも共通する理屈だそうで、店内は狭ければ狭いほど繁盛するという。
ぬくもり感と狭さ----どうやら、これが街の活性化には大切な要素でもあるらしい。
犬が吠える声だと思っていたら・・・
2013年11月21日

最近ネタ不足で、ブログ更新が滞りがちなのだが・・・、
今朝は、異様に吠える犬の声で目が覚めた。
「ワン、ワン、ワン、ワン・・・!」
何なんだ、このけたたましさは----と、半ば怒り気味で布団から出た。
しかも、それがいつまでも連続して聞こえるので、いったい、何処の犬だと、窓のカーテンを開けて外を見たが、それらしき犬の姿はない。
どうも、声は家の中からしているようにも思える。
やがて、吠え声はやんだが、しばらくして母親に、
「何、あのうるさい鳴き声は!何処の犬?」
と、聞いたところ、
母親曰く、
「ああ、あれ?----犬の声じゃなくて、あたしが鍋の凸凹を直そうと思って叩いていた音だったんだよ」
「はあ~~~???」
どうやら、鍋を叩くバン、バンという音が、犬のワン、ワンに聞こえたようである。
まったく、何なんだ!

人騒がせも大概にして欲しい。

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節約レシピ
2013年11月18日

皆さんは、カップめんや袋めんを食べる時、一緒に入っているスープの素(調味用の粉末)をすべて使い切る方だろうか。
わたしは、たいてい半分ぐらいを使って、残りは捨ててしまうのが常だったのだが、先日、チャーハンを作る際にいつも使用していた調味料がなかったので、試しにこの残りのスープの素をご飯に加えて混ぜてみた。
この時は、カップうどんについていた物を利用したのだが、ダシが効いていて、これが案外イケた。
今まで捨ててしまっていたスープの素が、こんな使い方も出来るのだと知り、それからは必ず残りも取っておくことにしている。
お湯で薄めるだけでも吸い物代わりになるし、今まで何ともったいないことをしていたのかと反省している。
市販のスパゲティー・ソースも温野菜にかけたり、炒めご飯の材料にして食べてもなかなかおいしいし、アレンジはいくらでも出来る。
飲み残しのカップ・コーンスープの素を少し濃いめにお湯で溶かして、耐熱皿に入れた茹で野菜にかけ、とろけるチーズをお好みのせてオーブンで焼けば、簡単グラタンにもなる。
決まりきった使い方だけではない、さまざまなアイデア料理が楽しめて、節約レシピも悪くないものである。

意地悪な通せんぼ
2013年11月15日

我が家から某ホームセンターまで歩いて行くには、どんなに近道をしても片道15分はかかる。
それが、高齢者の足となると、20分以上は要するだろう。
それでも、これまではホームセンターの裏から入ることが出来る路地のような細い道があったので、近所のお年寄りたちは、皆、そこを通り抜けて買い物に行っていた。
途中には急な坂もあって、かなり体力的にはきつい道程なのだが、高齢者たちはゆっくりとした足取りで歩き、何とか買い物を済ませるのだ。
わたしも、その店に用事がある時は、同じ近道を使うのが普通なのだが、先日、いつもの調子で同店の裏側から路地を通って店舗側へ入ろうとしたところ、路地の前に鎖がかけられ、
『私有地につき、通り抜け禁止』
の看板が----。

他に入れる路地はないかと探すと、もう一箇所通り抜けできると思われる場所があったのだが、そこにも二重に障害物が置かれ、通せんぼされていた。
これでは、かなり遠回りをしなければ、店にはたどり着けない。
仕方なく延々歩き続け、相当の大回りをしてやっとの思いでホームセンターへ到着した。
何と、家から30分以上もかけて歩いた計算になる。
近所の人たちにその話をしたところ、膝に不安のある人などは、
「そんなに歩かなければならないなんて、もう、あの店には徒歩で行けないね」
と、困惑していた。
看板には私有地と書いてあったが、厳密に言えばあそこは区の地所である。
たまに通り抜ける買い物客ぐらい、大目に見てくれてもいいのではないかと思うのだが・・・。
何とも世知辛い世の中になったものである。
ついに冬支度
2013年11月14日

ついに家中の窓に例の如くビニールを貼り付けた。
こんなに早く貼ることになるとは、予想外の展開だ。
ご近所の主婦も、車のタイヤを慌ててスタッドレスに履き替えたそうだ。
まあ、明日はまた少し気温が戻るらしいが、日本では季節外れの大雪、フィリピンでは巨大台風と、今年はやはりおかしなことばかりだ。
地球温暖化のせいか、今後はこうした異常気象が起きやすくなるらしい。
春、秋が短く、夏、冬が長いという季節の巡り方になるとのことで、その一例として、今年は秋の紅葉があまり美しくないという。
これは、寒くなったかと思えば、すぐに暖かな日が来ることで、木々が紅葉する時期の判断に迷ってしまっているからなのだとか。
なるほど、そう言われると、昨年は真っ赤に色づいていたはずの樹木の葉が、今年はしっかりと色づく前に枯れ落ちてしまっている光景をあちこちで見る。
例年ならば、赤や黄色の鮮やかな木の葉の絨毯で覆われる道にも、その風情がない。
世界に誇れる美しい日本の四季が危ういことになっているようだ。
初 雪
2013年11月12日

朝、窓のカーテンを開けたら、隣の家の屋根に真っ白な雪が積もっていたのにはビックリだった。
昨夕方あたりから雪が降り始めていたことは判っていたが、まさか、ここまで積もるとは・・・。
例年より10日早く、去年より4日早い初雪だと、テレビでは伝えていた。
午後のワイドショーでは、志賀草津高原ルートがこの突然の雪で急きょ閉鎖されたと報じ、草津温泉の湯畑付近のベンチも、白く雪に覆われていた。
これを予感していたわけではないが、昨日は午前中に車のタイヤをスタッドレスにしておいた。
この寒気は一時的なもので、また明後日あたりからは少し気温も上がるそうだが、これほど早く冬将軍がやってこようとは、やはり今年の気候はいつもと違う。
ところで、この間の水曜ロードショーで、『ソーシャルネットワーク』という映画を放送していたのだが、フェイスブックがどういう理由から作られたのか----との裏事情が、実にユニークな視点から描かれていた。
フェイスブックの創始者の青年は、徹底した自己中の性格が原因で、自分が在学しているハーバード大学の中で孤立感を深め、同大学以外の大学へ通う学生たちを下目に見るような言動が絶えないことから、ボストン大生の恋人にも振られ、ますますインターネットの世界へはまりこんで行く。
しかも、自分は超エリートだという自負を持ちながら、ハーバード大生でも選ばれた学生しか入ることが許されないクラブの会員になれないことを常に悲観し、そのクラブに同寮生が入ったことを激しく嫉妬する。
ならば自分自身が頂点となる、そうした選ばれし者たちを統括するクラブを、新たにネットの中に作ればいいのだとの野心から、フェイスブックは生まれたという逸話であった。
今や、日本でも5000万人もの会員がいるのではないかといわれるフェイスブックだが、いくら彼が史上最年少の億万長者になったとはいえ、たった一人の恋人すら手に入れることが出来ない虚しさや孤独を描くことで、この映画は、本当の幸福の意味を問いかけているように思えた。
で、、また話は変わるが、今の日本のテレビドラマや映画がどのように作られているのかという話題で、撮影現場には正社員と呼ばれる人たちがほとんどいないということに驚いた。
彼らは、作品一本ごとに契約するフリーなのだそうだ。
二時間のテレビドラマの制作では、朝6時に集合して都内や地方ロケに行き撮影を終え、帰るのは夜の12時ぐらい。
これが連日続くのだから、スタッフは皆ふらふら状態で、ドラマについて熱く語るようなこともせず、単なる仕事と割り切って作っているので、そこには思い入れや情熱など湧く余地すらないのだそうだ。
どうりで、近頃のドラマが俳優の演技も作り方も、いきあたりばったりのやっつけ仕事のように見えるわけである。
応援したくなるカップル
2013年11月08日

歌手の華原朋美(39)に求愛している、慶応大講師で明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏(38)が7日夜、インターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」上で放映している自身の生番組で、一連の熱愛騒動について、超ハイテンションで“解説”した。
同番組は竹田氏が各種メディアの報道に、鋭くメスを入れる内容で、番組HPによると今回が通算54回目の放送。
竹田氏はTシャツ姿で、カメラの前にパソコンを置いて着席。一連の“熱愛騒動”を報じたスポーツ紙などを手にしながら、満面の笑みで「(記事は)照れくさくて読めない」としながら「びっくり。こんな騒ぎになるとは」と感想を述べた。(YAHOO!ニュース)
有名人同士の熱愛報道などと聞くと、勝手にしてくれと、一気に興醒めしてしまうのだが、この話題はちょっと趣が異なる。
華原朋美さんほど、大きな浮き沈みを経験した歌手もいないのではないだろうか。
一時は歌手としても頂点を極めながら、有名な音楽プロデューサーとの恋に破れてからというもの、彼女に付きまとった噂は、自殺未遂や異常言動など、マイナスイメージのものばかりだった。
そんな負のスパイラルから何とか抜け出そうと、一人海外での音楽武者修行なるものまで行なったこともあったと記憶している。
趣味は、確か乗馬だったろうか?
大好きな馬と触れ合うことで、何とか自分の自尊心を保とうとしていた節も見受けられた。
とにかく、何事にも一生懸命で真剣過ぎることが、彼女自身を精神的に追い込んでしまっていたのではないかと思われた。
しかし、最近の彼女をテレビで観るにつけて感じるのは、これまでのがむしゃらな必死さが薄れ、何処となくやわらかな余裕が出て来たということである。
その理由が、まさか、こんなところにあったとは・・・。

彼女は、竹田氏からの結婚を前提としたお付き合いをさせて欲しいとの申し出に、一度は「----無理です」と、断わったそうだが、竹田氏は、「もう一度チャレンジさせて下さい」と、ひるまなかったらしい。
そんな猛プッシュが、恋愛に臆病になっていた彼女の気持ちを揺るがせたのか、今は彼女も「この人なら、わたしを一生守ってくれるかも・・・」と、思い始めたという。
年齢的には彼女の方が一歳上だが、「一つ年上の嫁は、金のわらじを履いてでも探せ」との格言もあるとか・・・。
他人事ではあるのだが、テレビ画面に向かって「よかったね、トモちゃん」と、声をかけたくなるようなほのぼのニュースであった。

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日が短くなりました。
2013年11月07日

このところ、本当に日の落ちるのが早くなった。
午後五時ともなると、もう薄暗くなってくる。
同じ時季でも、昔はもう少し日暮れが遅かったような気がするのだが・・・。
部活を終えた子供たちが、真っ暗な夜道を帰宅するのを見るにつけても、何となく心配になってしまう。
そんなこともあってなのだろうか、千葉県では森田健作知事の発案で、コンビニの駐車場内に準交番ともいうべきポリスボックス(防犯ボックス)が設置されたそうだ。
このポリスボックスに詰めるのは警察官のOBで、遺失物や拾得物、道案内等への対応に加え、防犯パトロールもしてくれるのだそうだ。
勤務時間帯は、子供たちの下校時間に合わせるとのことで、しばらくは試験運用の方向だが、もしも、この試みがうまく行った場合は、すべての都道府県での運用も検討する運びだという。
それにしても、何故、コンビニなのかという理由だが、森田知事曰く、「子供は交番のある場所は知らなくても、コンビニならば知っているから」だそうである。
今後は、コンビニの駐車場だけでなく、スーパーや郵便局などの近くにも設置してもらえるとありがたいと、このニュースを報じた番組コメンテーターたちも話していた。
因みに、このポリスボックスの運用費は、何と交番の10分の1で済むのだそうである。
景気の良し悪しは色でわかる
2013年11月06日

お昼のワイドショーで、景気の回復は色でわかるという話をしていた。
今までは、洋服や家具家電、車などを買うにしても、長く着られるようにとか、飽きずに使えるようにという配慮から、グレーやベージュ、白、黒などの無難な色を好んで購入していた人たちが、近頃は、赤や黄色のような華やかな色の着いたものに移行し始めているというのである。
これは、人々の気持ちに少しずつでもゆとりが出て来た証拠で、たまには自分の好きな色の物を選びたいという心境の変化が起きているのだと、専門家は説明していた。
特に、家電や車には、赤系統の色を選ぶ人も増えて来ているそうで、食品に関しては、金色を使う一見ゴージャスなパッケージが好まれているとのことだった。
しかし、これはあのバブル期のように社会に色が溢れていた頃の現象とは異なり、身の丈バブルとでもいうべき庶民のほんのわずかな贅沢感に過ぎないとの分析でもあった。
やたらに香りにこだわる洗剤や柔軟剤が出てきたり、金色のパッケージが消費者に受け入れられているのも、結局は、未だに本物の贅沢が可能なほど暮らしは豊かではないという証拠でもある。
新しい洋服は買えないけれども、せめて香りだけでも素敵なものをまといたいという、本当にささやかなおしゃれを楽しむことで、皆、何とか自分を納得させているのである。
今日、スーパーで米を買ったのだが、10キロ4000円近い値段のものは山のように売れ残っているにもかかわらず、同じ10キロでも3000円程度で買えるものは、残りもわずかであった。
もちろん、わたしもこの安い方の米(長野県産)を買った。
景気の回復が見られるというような話も一部にはあるらしいが、まだまだ不況の出口は先のようである。

ホットケーキ作りにはまる
2013年11月05日

最近、何かの番組で観たのだが、ホットケーキを上手に作るコツは、タネを焼く前に熱したフライパンを一秒ほど濡れふきんの上に置き、再び火にかけてから流し込むというものだった。
市販のホットケーキ用の粉を買って来て、調理にトライしても、とてもあのパッケージ写真のような綺麗な出来にならないという主婦のたちの意見から企画した番組だったらしい。
確かに、わたしもこれまで何度かホットケーキ用の粉を使って焼いてみたことはあったのだが、絶対にあのようなふんわり感は出なかった。
で、この番組を観たことで、いつかこの方法を試してみたいと思っていた。
今回ちょうど、ホットケーキ用の粉が手に入ったので、さっそく焼いてみた。
とはいえ、ホットケーキ用の粉だけを使ったのでは、ちょっとばかり味にしつこさが出るような気がするので、小麦粉を少し足してチャレンジ。
ミルクと卵一個、砂糖適宜を混ぜ合わせたところへ、このホットケーキ用の粉と小麦粉を二対一の割合で投入。
すると、ちょうどいい具合にふんわりと仕上がった。
ホットケーキ用の粉とともに箱に入っていたシロップをかけて一切れ食べてみると、なかなかのおいしさだったので、調子に乗って何枚も焼いてしまい、とても我が家だけでは食べきれないほどに・・・。
そこで、親戚にも熱々のところを食べてもらおうと何枚かを皿に入れ、急きょ車で運んだのだが、残念なことに先方は留守。
仕方なく家まで持ち帰り、結局は冷蔵庫入りになってしまった。
まあ、明日の朝食にまた食べよう。
猫出入り口の穴ふさぎ
2013年11月03日

夏からの問題だった天井裏へ侵入する猫が出入りする穴を、ようやくふさぐことが出来た。
もちろん、大工さんにお願いしてのことだ。
雪が降る前に何とかしてしまいたかったので、ホッとした。
しかも、あの穴があることで、もしも猫だけでなくスズメバチでも天井裏へ入り込み、巣作りを始めてしまったらどうしようかと心配していた。
でも、これで一安心だ。
ところで、消費増税が決まったせいか、それとも景気が一向に上向かないせいなのか、あちらこちらの観光地で商店やホテルがどんどん廃業を余儀なくされているそうだ。
確かに、連休だけあって人出はある。
しかし、出歩くだけで買い物や飲食をしようと店舗へ入る観光客の姿はほとんど見えない。
コンビニや道の駅で買ったファストフードを食べて、食事代わりにしてしまう人ばかりなのだから、それで楽しいのかと言いたい。
旅のだいご味とは、観光をしながら地元の人たちとのたあいもないおしゃべりに興じたり、地元の食材を堪能することにあるのではないかと思うのだが・・・。
ただ歩きまわって、写真を撮るだけの旅に意味があるのだろうか?
渋温泉もかつては一週間、一月と長逗留する湯治客で各旅館はいっぱいだった。
それが、渋・安代温泉のあるべき姿なのだ。
ところが、今はどうだろう。
日帰り客や一泊客ばかりで、温泉場本来の価値を失ってしまっている。
「モンハン?----いったい、天下の渋温泉が、どうなってしまったの?」
今日も、観光客に訊かれた。
理由は、渋温泉で聞いて欲しいと返事をしておいた。

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レジ袋有料化開始
2013年11月02日

今日は、衣料品を買いに大手スーパーへ。
そういえば、先日の地方ニュースで、このスーパーの系列店は今月からレジ袋の有料化を始めたと報じていたことを思い出した。
確か、レジ袋をもらうと一枚5円が加算されるとか・・・。
まず、食料品を買ってレジに並んだ時、お金を払う寸前でそのことを思い出した。
「レジ袋をお付けしますか?」
レジ係の人に訊かれて、慌てて首を振った。
「いいえ、いりません!」

そうは言ったものの、さて、品物を何処に入れて帰ろうか?----と、困ったのだが、何気に手を入れたジャケットのポケットにガサガサとした感触が・・・。
そうだ。この間、自販機で熱々の缶コーヒーを買う時のために、ポケットにUパックを入れておいたのだ。

「ラッキー! 」

さっそく、そのUパックに買った品物を入れ、今度は衣料品コーナーへと向かった。
わたしは、スーパー内へ自分のカバンを持って入ることに何となく抵抗がある。
コンビニなどでは、一度レジでお金を支払った客が、再び商品を入れたレジ袋を持ったまま買い物を続けることを極力嫌う傾向がある。
もちろん、万引きを疑ってのことだ。
つまり、客がカバンや袋を持ったまま店内を歩くことは、店舗側にとってはかなりの迷惑行為となるのである。
にもかかわらず、それでもマイバッグ普及を推進するというのだから、スーパー側にも相当な覚悟があるのだろう。
リスクを差し引いても、売り上げが勝るという自信がなければレジ袋有料化などには踏み切れない。
利幅の少ない街の小さなスーパーなどには、到底真似の出来ることではないのだ。
今度、ここで買い物をする時は、手の中に納まるくらいなUパックを数枚持ってくることにしよう。
大きなマイバッグを持ち込んで、あらぬ疑いをかけられでもしたら、それこそ怒髪天突きだからだ。
それにしても、マイバッグを持参する人たちは、本当に度胸があると感心する。
