景気の良し悪しは色でわかる

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    お昼のワイドショーで、景気の回復は色でわかるという話をしていた。

    今までは、洋服や家具家電、車などを買うにしても、長く着られるようにとか、飽きずに使えるようにという配慮から、グレーやベージュ、白、黒などの無難な色を好んで購入していた人たちが、近頃は、赤や黄色のような華やかな色の着いたものに移行し始めているというのである。

    これは、人々の気持ちに少しずつでもゆとりが出て来た証拠で、たまには自分の好きな色の物を選びたいという心境の変化が起きているのだと、専門家は説明していた。

    特に、家電や車には、赤系統の色を選ぶ人も増えて来ているそうで、食品に関しては、金色を使う一見ゴージャスなパッケージが好まれているとのことだった。

    しかし、これはあのバブル期のように社会に色が溢れていた頃の現象とは異なり、身の丈バブルとでもいうべき庶民のほんのわずかな贅沢感に過ぎないとの分析でもあった。

    やたらに香りにこだわる洗剤や柔軟剤が出てきたり、金色のパッケージが消費者に受け入れられているのも、結局は、未だに本物の贅沢が可能なほど暮らしは豊かではないという証拠でもある。

    新しい洋服は買えないけれども、せめて香りだけでも素敵なものをまといたいという、本当にささやかなおしゃれを楽しむことで、皆、何とか自分を納得させているのである。

    今日、スーパーで米を買ったのだが、10キロ4000円近い値段のものは山のように売れ残っているにもかかわらず、同じ10キロでも3000円程度で買えるものは、残りもわずかであった。

    もちろん、わたしもこの安い方の米(長野県産)を買った。

    景気の回復が見られるというような話も一部にはあるらしいが、まだまだ不況の出口は先のようである。

景気の良し悪しは色でわかる



    

    

    


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