静かすぎるゴールデンウイーク

face06静かすぎるゴールデンウイーク




    ゴールデンウイークだというのに、街の中が異常に静かだ。

    旅館街にも人の姿がない。

    ホテルや旅館の駐車場もガラガラ。

    これが消費税8パーセントの影響なのか・・・。

    今年のゴールデンウイークは、確かに連休が取りにくい飛び石なのだが、この閑散状態はそれだけが理由ではないだろう。

    そういえば、先日、NHKの特集で十代から三十代までの若い女性たちの貧困が取り上げられていた。
  
    ある母子家族は、母親と二人の娘たちが借家を追い出され、ネットカフェでの生活を余儀なくされて、既に二年半だという。

    母親と十代の長女はパートやアルバイトをしながら、まだ中学生の次女を養っているのだが、食事が一日一回という日も少なくないそうだ。

    また、19歳のある女性は、親からの学費援助が皆無のため、時給の高い早朝からのコンビニ勤めや他にもアルバイトをこなしながら、保育士を夢見てようやく専門学校に通い始めることが出来た。

    他にも、大学は卒業したものの、奨学金の支払いが生活に大きくのしかかり、加えて就職活動もうまくいかず正社員にもなれなかったことから、レストランのバイトをしながら食べるだけがやっとの日々を過ごす24歳の女性もいた。

    「大学時代は、レストランは、お客さんとして来る場所だと思っていた。まさか、ここで自分が働くようになるとは・・・。こんな貧困生活では、とても結婚なんか考えられない。何も、贅沢したいというのではない。ただ、お金に困らない普通の生活が送りたい」

    女性の訴えは切実だ。

    今の超高齢社会は、もはや女性の力なくしてはやっていけない状況に直面している。

    政府も、女性の活躍を期待する旨を声高に語ってはいるが、これが現実である。

    貧困は連鎖する。

    貧しい親の子供は、当然、学習塾にも通えず、親からの仕送りもあてにならないために進学を諦めざるを得ず、そうなると選択する職業も限られ、ますます正社員の道は遠ざかる。

    その子供の子供も、また同じ道を歩むしかない。

    いや、それよりも経済的理由で子供を産むことすら出来ない貧困世代が拡大するために、今後はさらに少子化が加速すると、番組は懸念していた。

    果たして、これからの日本はいったい何処へ行こうとしているのだろうか?

    女性貧困層の拡大は、決してドラマの中の話などではない。

    正に、今目の前に迫った現実の危機なのである。





       


Posted by ちよみ at 17:49Comments(2)ちょっと、一息 55

100円自販機

volunteer100円自販機




    消費税が8パーセントになってからというもの、自動販売機で売られる清涼飲料水(缶コーヒーや缶ジュース)の価格が、これまでの120円から軒並み130円、140円と値上がりした。

    わたしなんぞに言わせれば、あの小さな缶一本が120円というのも間尺に合わない気がするのだが、それが130円ともなると自販機の前で躊躇うばかりだ。


    飲料メーカーも、そんな消費者の拒否反応を考慮してか、販売される飲料の中に一コーナーだけは100円のお買い得ものを用意している。

    それらの飲み物はたいていが炭酸飲料なのだが、それでも100円というのはありがたい。

    値段が安いというだけでなく、端数の小銭を用意する手間がなくなるというメリットもあるわけで、近頃は、そんなお買い得飲料ばかりを探しては買っている。

    が、ある自販機の100円コーナーに缶コーヒー(ホット)があることを知り、嬉々として何度かそれを買っていたのだが、先日いつもの調子で100円だけを持って行ってみたところ、自販機内の飲料のディスプレーが変わり、その缶コーヒーが130円になっていた。

    「100円コーヒーよ、お前もか!」face07

    何だか、裏切られた気分であった。

    もう、この自販機では頻繁に買えないな・・・と、マジで落胆していたのだが、今日、ついに見付けた。

    販売されているすべての飲料が未だ100円ポッキリの自販機を!

    正に、奇跡の自販機である。icon06

    しかし、これすらもいつかは他の自販機のように値上がりしてしまうのだろうか・・・。

    街の一角にひっそりとたたずむ100円自販機。

    いつまでも、貧しい庶民の味方であって欲しいと願う昨今である。





    

      


Posted by ちよみ at 17:39Comments(0)ちょっと、一息 55

暖かな一日

house暖かな一日




    ようやく、外で洗濯物を干すことが出来るようになり、毎日思いっきりベランダに干しまくっている。

    やっぱり、家の中で干すよりも、外干しは気持ちが良い。

    今日も朝から晴天の暖かな一日だった。

    外干しの洗濯物もあっという間に乾き、気分爽快だ。

    聞いた話によると、アメリカでは外干しは貧乏人がすることという概念が強く、各家庭には乾燥機が常備されているらしい。

    何でも、元米大統領のレーガン氏が俳優時代に出演したテレビCMで乾燥機を宣伝したことから、乾燥機が裕福な家庭の象徴となったために、外干しは品がないとか、みっともないものという意識が人々の間に広まってしまったのだそうだ。

    そんなわけで、日本の外干しには、来日したアメリカ人たちは一様に驚くという。

    しかし、そんな彼らも、一度外干しを体験すれば、これほど気持ちの衣類を着たことがないと、感激するという。

    そりゃ、そうだろう。

    おてんとうさまのありがたい光と自然風で乾いた洗濯物の清々しさに勝るものはない。

    

    ところで、例のSTAP細胞問題----理研も、小保方さんも、双方がSTAP細胞の存在を認めながらも意見がかみ合わないのは何故なんだろうか?

    あるニュース番組で解説者が話していた。

    「それこそ合理性がないというものだ」

    要は、結論は同じなのに、「あいつ、気に食わないから仲間外れにしようよ」と、言っているようにしか聞こえない。
     
    学者の論理は、素人には判らない・・・。






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Posted by ちよみ at 17:54Comments(0)ちょっと、一息 55

今日は初夏の陽気

health今日は初夏の陽気




    北信濃の桜もようやくほころび、今日はまるで初夏のような陽気だった。

    今年の冬の寒さが異常だったことで、このくらいの暖かさになっても、まだ物足りない感じがするくらいだ。

    ストーブなどの暖房器具がなくても、寒さを感じずにいられるのはありがたい。

    考えてみれば、北信地方は一年のうちの半分が冬である。

    生活をするうえでは、実に効率の悪い地域に住んでいるといえる。

    にもかかわらず、消費税が他の地域同様に増税されるというのは、やはりどうにも腑に落ちない。

    他県民が支払わずにすんでいる暖房費の分だけでも、減税して欲しいものだ。

    世の中は、間尺に合わないことが多すぎる。

    増税の影響か、四月に入ってからというもの、街から観光客の姿が消えた。

    自動販売機の飲料の値段も、一気に上がり、明らかに買い控えが起きている。

    「増税の影響はほとんどない」

    と、政府関係者は話しているそうだが、ユニークな見方をするものだ。

    

    で、昨日放送された科学捜査ドラマ『ホワイト・ラボ』----ラボセットの設備に4億円もかけたそうだが、その価値あったか・・・?

    ドラマの内容は、何処にでもあるような平凡なもので、CSIシリーズのような緻密で緊迫感あるストーリーを期待していた視聴者はがっかりしたに違いない。

    そして、映画『ストロベリーなんたら・・・』----これも、観終わってみたら何も残らないことに気付かされる凡作だった。

    は~~~、何だかねェ・・・。face06



  


Posted by ちよみ at 20:42Comments(0)ちょっと、一息 55

昨日の寒さには・・・

icon25昨日の寒さには・・・




    昨日の寒さには参った。

    いきなりの真冬日に逆戻り。

    東京では、桜も散り始めたそうだが、こちら北信の開花はまだ先のようだ。

    それでも、少しは暖かくなってきていたので、冬物の衣類や毛布をしまっていたところへの寒波。

    面食らった!face07




    ところで、町内では、役場の職員が飲酒運転で検挙されたとか・・・。

    家でビールを飲んでから運転していたのだそうで、ちょうど警邏中の警察官に発見されたようだ。

    四月は新入社員を迎えての歓迎会など酒を飲む機会も多いことだろう。

    厳しかった冬を乗り越えての、ようやくの暖かさ故に、気持ちもつい浮かれ気味だが、そんな緩みに警告を与えるような昨日今日の寒さのぶり返しである。

    

    ある報道番組で取り上げていたのだが、スマホやパソコン、タブレット端末などの子供たちの使用に制限を設けようという自治体が出て来たそうだ。

    午後九時以降の使用は控える----と、いうことのようだ。

    別に罰則があるわけではないが、親御さんたちには学校側から通知があったという。

    どうして、このような制限を設けることになったのかというと、今流行りのラインによって子供たちの生活や勉強に大きな支障が出て来たからだそうである。

    ラインは、受け取り手がコメントを読むと、送り手側に『既読』表示が出るため、返信が遅れると、

    「返事が遅い」

    と、いじめの対象にもされ兼ねないのだとか・・・。

    事実、こうしたささいな行き違いが理由で仲間外れにされ、学校へ行けなくなってしまった子供もいるのだそうだ。

    また、ひっきりなしに入って来る友だちからの連絡に返事をしなければならないと、深夜までスマホを手放せず、極度の寝不足になる子供も後を絶たないという。

    そこで、ある家族に協力してもらって、午後九時以降の子供たちのラインのやり取りをやめてもらったところ、朝までになんと200件以上ものコメントが入っていた。

    いったい、何故、これほどまでにしゃべらなければならないことがあるのだろうか?

    番組内に出ていたある女子学生は、

    「ラインのコメントにはあえて読まないようにしているものもある。返事をしなければならないというプレッシャーがすごくて、疲れる」

    と、話していた。

    アメリカでは、ネット上の口論が原因で自殺にまで追い込まれた中学生もいたそうだ。

    この自治体の「子供は、午後九時以降はインターネットから離れさせる」という方針には、未だに賛否両論あるらしいが、この番組を観て、出来れば子供たちにはネットを介してのおしゃべりよりも、実際に顔を見て話をする現実の楽しさの方を学んで欲しいと思った。

    


      


Posted by ちよみ at 16:16Comments(2)ちょっと、一息 55