『ジョンイ』---終わった・・・
2015年12月21日
『ジョンイ』---終わった・・・
「テド兄さん、汁飯が食べたい・・・」
「光海君さま、仁嬪(インビン)さまから解放して下さり、感謝いたします」
今日、街の観光や経済などについての卒業論文を書くため、取材をしているという大学生から質問を受けた。
欧米系の外国人は、何故お土産を買わないのか?
街興しには何が必要か?
以前にくらべ日本人観光客があまり街を散策しなくなった理由は?
などなどについて、わたしなりの経験から説明させてもらった。
若者ならではの自由な視点から街の実情を分析することで活性化策を探り、良い卒論を書いてもらいたい。
で、今日は『火の女神 ジョンイ』が最終回を迎えた。
秀吉軍の兵たちによって制圧された分院(官営陶磁器製作所)の仲間たちを救うために、ヒロイン・ジョン(ムン・グニョン)は愛する光海君(イ・サンユン)に見送られながら、たった一人、日本行きの船に乗る----と、いう結末。
ジョンがただ一人で日本に渡るという物語構成には、日本人ファンの間からは「やや不満が残る」という意見も多いらしいが、わたしもそんな感じが否めなかった。
せめて、イ辺首(ジョンの腹違いの実兄)ぐらいは、付き添わせてもよかったのではないだろうか?
さらに、ジョンが分院での出来事や光海君との楽しかった日々を回想するシーンに、あれほど仲良しだったテド兄さん(キム・ボム)の姿がまったく出て来なかった(編集上そうせざるを得なかったのか?)のも不思議な気がした。
とはいえ、総じてなかなかの佳作ではあったと思われる。
「ジョンが日本へ渡り、その後どんな運命をたどったのか----続編を作ってもらいたいよね」
とのドラマファンの声もあるらしい。
となれば、次の舞台は日本か----?
それも面白いだろうな。
そんなこんなで、このドラマにも名場面と呼ぶにふさわしいシーンが数多く登場したが、ワンカットを切り取るとしたら、わたしの好きな場面はこの(上の写真)二つかな・・・。
一つは、窯の爆発により目が見えなくなったジョンをテドが労わる場面。
もう一つは、仁嬪(王の側室)に捕らえられたテドが光海君に助けられ、その礼を述べるシーン。
彼方より青黒い雨雲が迫りくる小高い丘の風景が、まるで北志賀から中野平を臨むそれに似て、何処となく親近感を覚えるものだった。
さて、次はどんな韓国ドラマが観られるのか?
今から、期待大である。
Posted by ちよみ at 20:17│Comments(0)
│ちょっと、一息 57
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。