沖縄県民の本音は何処に?・・・・・280
2009年12月10日
~ 今 日 の 雑 感 ~
沖縄県民の本音は何処に?
正直言って、わたしには、沖縄県民が本当に、アメリカ軍基地が県外に移ることを望んでいるのか、本音のところは、このまま県内に置いておいてほしいのか、はっきりと判らない。
ある評論家の話だと、本気で基地を県外へ持っていってほしいと思っている人は、ほんの一握りだということであるし、基地内で働いている二万人以上の県民の雇用場所がなくなることも問題視されているそうである。
岡田外務大臣は、連立政権内の意見調整のため、年内決着は難しいとの考えを宜野湾市の伊波洋一市長に伝え、アメリカ側が名護市辺野古へ移転するという現行案のほかには選択肢はないという認識を示しているということも説明したという。
そんな中、県外移転の案の一つとして、関西国際空港を利用したらどうかとのアイデアも持ち上がっているらしい。関西国際空港は、未だに各航空会社の利用が少なく、B滑走路などは、まったく使われていないともいうことで、ここを、米軍の飛行場にあてたらどうかとの案も出ているのだそうである。
しかし、関西国際空港は、大阪市の近くでもあり、ここには世界的な金融の核となる大手の銀行が集中しているということもあって、騒音や、万が一の事態を考えると危険だという反対論も根強い。
そうかといって、沖縄県民にすべてのしわ寄せを押しつけたままでいいとは思えず、開いている空港があるのなら、利用しない手はないと、大阪府知事の橋下徹氏は、個人的な意見と断わりながらも、この案を検討してみる価値ありと発言した。
ところが、これとは別に、わたしには、やはり疑問がある。沖縄の米軍基地に土地を貸している地主たちの中で、土地を貸すことに反対している地主たちは、ほんの一握りであるらしく、しかも、その土地も、全部合わせてもかなり少ない面積なのだそうだ。そんな反対地主の中には、テレホンカードの半分ほどの土地しかもっていない地主もいて、その地代4円を国が支払うために、880円の手数料をかけているという事実まであるのだという。
もしも、橋下府知事の考えるように、関西国際空港にアメリカ軍基地の一部が移転したとすれば、大阪府にそれなりの交付金が国から入るであろうし、2万人以上の雇用が確保できる訳でもあり、この案は、一石二鳥にも三鳥にもなる訳である。もちろん、かなりの騒音を我慢すればの話ではあるが、それも、海上に出来た関西国際空港ならば、沖縄県の普天間基地への統合などよりはかなりましな解決策となるのではないかと、素人考えながら思う。
また、米兵の犯罪などに対しても、沖縄県民のような大らかな気質の人々に比べて、関西人は気性も荒い訳で、もしも、そのような不祥事が起きても、むしろ米兵の身の方が危ういほどであろう。そんなこともあり、関西という土地柄は、米兵の犯罪抑止効果も期待できるのではないかと思われる。
しかし、そうなると、沖縄の米軍基地で働いていた人たちの再就職先の問題であるが、基地が県外へ移転した時を機会に、沖縄県民も、依存型の生活から脱却するべきではないかと考えるものである。
わたしたち信州人からすれば、一年を通して温暖で、穏やかな気候の沖縄は、まるで天国のようにも思えるもので、生活の危機感が薄いのではないかとも思うのである。信州は、決して大げさではなく、冬の灯油代で一年の収入が消えてしまうような暮らしである。そのことを考えれば、沖縄県民も、もう少し自力で経済を活性化しようという気迫をもって欲しいのだ。
そうはいっても、やはり、アメリカからは離れたくないという県民の本音が多くある以上、基地は、沖縄に必要なものなのかもしれない。そこのところがもう一つはっきりしないので、国民も今回の問題にはあまり関心がわかないのだと思う。
もう一つの案として、グアム移設が取りざたされてはいるが、グアムのアメリカ空軍がこれを拒否しているという理由の本当のところは、空軍には空軍のプライドがあり、海兵隊などのいわゆる上陸部隊要員である下層兵士たちと、同じ基地内で生活するなど真っ平だという本音があるらしい。(北沢防衛大臣は、このグアム案には消極的らしい)
中国や北朝鮮における有事の際の前線基地として沖縄の役割を強調するのは、言わば表向きで、実際の理由は、そういうところにあるのだそうである。
いずれにせよ、県外移転にしても、県内移転にしても、沖縄県民の意識が一つにまとまらねば、他の都府県の国民たちは、何の言葉の出しようもないというのが現状ではないかと思われる。
アメリカ軍の基地は沖縄県外か、それとも県内か、いや、国外か、何処に落ち着けば、日本、沖縄、アメリカの三方がまるく納まるんだろう?大岡裁きではないが、三方一両損の結論を早く鳩山総理の口から聞きたいものだ。

<今日のおまけ>
この間、新聞の「柳壇」を読んでいて、これは言いえて妙だなァ-----と、思える川柳がありました。
明日がある とても優しい 言い逃れ
と、いう川柳です。
この一句には、実に色々な思いが込められていると感じました。
普通、「明日がある」という言葉は、とてもポジティブで、前向きで、明るい言葉のように思えますし、それも、健康で若く将来のある人が使うと映えるのですが、高齢者や病人には、むしろ残酷な意味さえも含む言葉なのではないかと、考えさせられるものでもあると、いうことに気付かされる一句でした。
今日出来ること、今日しか出来ないこと、今日しなければならないこと、そういうことが出来なかった時、人は、「明日があるじゃない」と、言いますが、「それは、自分への甘えであり、言い逃れでしかない」と、作者は説くのです。
「明日」という日を、確実に迎えられるか判らない、そんな年齢になればなるほど、「今日」という日を真剣に生きねばならないのに、無駄に過ごしてしまった------という、自己反省が詠ませた句でもあるのでしょう。
わたしも、自分が病気をしてみて、今までの何十年をただ漫然と暮らしてきてしまったことが、もったいなくてならないことに気付かされました。出来れば、十年前へ戻れたらと、考えますが、もはや遅しの現実です。
この間、新聞の「柳壇」を読んでいて、これは言いえて妙だなァ-----と、思える川柳がありました。
明日がある とても優しい 言い逃れ
と、いう川柳です。
この一句には、実に色々な思いが込められていると感じました。
普通、「明日がある」という言葉は、とてもポジティブで、前向きで、明るい言葉のように思えますし、それも、健康で若く将来のある人が使うと映えるのですが、高齢者や病人には、むしろ残酷な意味さえも含む言葉なのではないかと、考えさせられるものでもあると、いうことに気付かされる一句でした。
今日出来ること、今日しか出来ないこと、今日しなければならないこと、そういうことが出来なかった時、人は、「明日があるじゃない」と、言いますが、「それは、自分への甘えであり、言い逃れでしかない」と、作者は説くのです。
「明日」という日を、確実に迎えられるか判らない、そんな年齢になればなるほど、「今日」という日を真剣に生きねばならないのに、無駄に過ごしてしまった------という、自己反省が詠ませた句でもあるのでしょう。
わたしも、自分が病気をしてみて、今までの何十年をただ漫然と暮らしてきてしまったことが、もったいなくてならないことに気付かされました。出来れば、十年前へ戻れたらと、考えますが、もはや遅しの現実です。

タグ :川柳
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売られる日の丸・・・・・284
寂しい子供たち・・・・・283
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Posted by ちよみ at 18:38│Comments(5)
│ちょっと、一服・・・・・ 14
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。以前は、私のブログにコメントを頂いてありがとうございました。
以下少々、厳しい発言もさせて頂きますがご容赦ください。
沖縄県民の意向ですが、地元民の間で基地容認と基地反対で対立が起きているというのが現状であると思います。
例えるなら、長野県民の間でもリニア反対派と賛成派がいるのと同じですね。
その辺の現状はこの辺りのブログのコメント欄でも一旦が把握できるかと思います。
・SHINAKOSAN IS OKINAWAN
http://shinakosan.ti-da.net/e2849742.html#comments
>ところが、これとは別に、わたしには、やはり疑問がある。沖縄の米軍基地に土地を貸している地主たちの中で、土地を貸すことに反対している地主たちは、ほんの一握りであるらしく、しかも、その土地も、全部合わせてもかなり少ない面積なのだそうだ。そんな反対地主の中には、テレホンカードの半分ほどの土地しかもっていない地主もいて、その地代4円を国が支払うために、880円の手数料をかけているという事実まであるのだという。
この辺のことはよく分かりませんが、「少数派であれば無視しても問題ない」というのちよみさんの主張でしょうか?
私は沖縄に友人がおります。私の以前働いて職場では、うちなーんんちゅも大勢働いていました。私の部署には5つの製造ラインがあり、一つのラインは16名中15名が沖縄県民でした。
>ある評論家の話だと、本気で基地を県外へ持っていってほしいと思っている人は、ほんの一握りだということであるし、基地内で働いている二万人以上の県民の雇用場所がなくなることも問題視されているそうである。
これはどこの情報でしょうか?平成20年以降一気に沖縄県における基地の雇用が9078人から2万人に膨れあがったのでしょうか?不思議です。
私が独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構(直接米軍の従業員を管理している機関)のホームページで在日米軍の従業員数を調べたところ、平成20年11月時点で全国に25630人、沖縄県は9078人でした。
そして沖縄県民の人口は平成20年10月時点で1,377,708人(沖縄県統計資料webサイト)。
沖縄県で在日米軍に勤務する従業員は県民人口の約1/152です。
★http://www.lmo.go.jp/recruitment/pdf/annai.pdf
★http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/estimates/2008/year/year_esti_01.xls
大きな雇用口であることは確かですが、沖縄全体を支える基盤といえるほどの雇用は生み出していないようです。
あなたは沖縄の求人情報を実際にチェックしたことがありますか?私は一時沖縄に憧れ、インターネットで求人情報をチェックしていた口ですが、ハローワークやしごと情報ネットに基地の求人など殆どありませんよ。
沖縄の求人を見るかぎり大半は看護士、福祉、観光業などです。福祉、看護士は内地と同じく大幅な人手不足です。そしていわずもがな農業も後継者不足です。基地を撤廃して上記の9078人の方が路頭に迷うなら、看護、福祉の労働条件を改善するなどの方策を取ればいいかと思います。人が生きていくの必ず必要なものは食物、そして充分な医療です。それらの状況を改善しない限り幾ら基地があっても、永続的な生存手段にはなりえません。
>わたしたち信州人からすれば、一年を通して温暖で、穏やかな気候の沖縄は、まるで天国のようにも思えるもので、生活の危機感が薄いのではないかとも思うのである。信州は、決して大げさではなく、冬の灯油代で一年の収入が消えてしまうような暮らしである。そのことを考えれば、沖縄県民も、もう少し自力で経済を活性化しようという気迫をもって欲しいのだ。
>また、米兵の犯罪などに対しても、沖縄県民のような大らかな気質の人々に比べて、関西人は気性も荒い訳で、もしも、そのような不祥事が起きても、むしろ米兵の身の方が危ういほどであろう。そんなこともあり、関西という土地柄は、米兵の犯罪抑止効果も期待できるのではないかと思われる。
この発言の根拠はなんでしょうか?
確かに沖縄は温暖な気候ですが、夏は度重なる台風や暴風雨に悩まされる地域です。信州は冬は厳しくとも台風などの被害は少ないです。自然の厳しさなど、どこも同じではないでしょうか?そのような根拠で多県民を「甘ったれ」だとあなたはおっしゃるのでしょうか?
関西県に移転とのことですが、あなたの意見ですと仮に小学生の少女が米兵に連れ去られ暴行されそうになっても、関西人なら充分に対応できるということでしょうか?全てが屈強な男性ならいらしらず、女性や子供が単独で米兵の犯罪にあった場合、どうなるのか、あなたは考えておられるのでしょうか?
米軍基地に関して地元民の意見を優先すべき、これは最もな意見ですが、私は仮に沖縄県民が基地を望んでいたとしも、友人が米兵の犯罪にあう可能性を孕んでいるなら私は不躾であろうとなんだろうと意見をいいます。
そして米軍に提供される「おもいやり予算」は私達の税金で維持されています。これは私の祖母の介護に回せる税金でもあります。日本の特養待機人数は40万人、国の借金は800兆円以上です。このような状況では「おもいやり予算」の削減すら考えない米軍が、日本を守っているとは私には思えません。
沖縄県民で「基地移転」を望む方は、「基地に依存しているくせに不満ばかり言う甘ったれ」ではなく基地による経済を手放しても(たとえ貧乏になっても)子供や家族の安全を望んでいる方達だと私は思っています。
「基地移転」も、他の地方に犠牲を強い、基地のたらい回しを起こしたいわけではなく「自分の身近に基地が来たらどう感じるのか」を考えてほしいという思いではないでしょうか?
長文失礼致しました。
以下少々、厳しい発言もさせて頂きますがご容赦ください。
沖縄県民の意向ですが、地元民の間で基地容認と基地反対で対立が起きているというのが現状であると思います。
例えるなら、長野県民の間でもリニア反対派と賛成派がいるのと同じですね。
その辺の現状はこの辺りのブログのコメント欄でも一旦が把握できるかと思います。
・SHINAKOSAN IS OKINAWAN
http://shinakosan.ti-da.net/e2849742.html#comments
>ところが、これとは別に、わたしには、やはり疑問がある。沖縄の米軍基地に土地を貸している地主たちの中で、土地を貸すことに反対している地主たちは、ほんの一握りであるらしく、しかも、その土地も、全部合わせてもかなり少ない面積なのだそうだ。そんな反対地主の中には、テレホンカードの半分ほどの土地しかもっていない地主もいて、その地代4円を国が支払うために、880円の手数料をかけているという事実まであるのだという。
この辺のことはよく分かりませんが、「少数派であれば無視しても問題ない」というのちよみさんの主張でしょうか?
私は沖縄に友人がおります。私の以前働いて職場では、うちなーんんちゅも大勢働いていました。私の部署には5つの製造ラインがあり、一つのラインは16名中15名が沖縄県民でした。
>ある評論家の話だと、本気で基地を県外へ持っていってほしいと思っている人は、ほんの一握りだということであるし、基地内で働いている二万人以上の県民の雇用場所がなくなることも問題視されているそうである。
これはどこの情報でしょうか?平成20年以降一気に沖縄県における基地の雇用が9078人から2万人に膨れあがったのでしょうか?不思議です。
私が独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構(直接米軍の従業員を管理している機関)のホームページで在日米軍の従業員数を調べたところ、平成20年11月時点で全国に25630人、沖縄県は9078人でした。
そして沖縄県民の人口は平成20年10月時点で1,377,708人(沖縄県統計資料webサイト)。
沖縄県で在日米軍に勤務する従業員は県民人口の約1/152です。
★http://www.lmo.go.jp/recruitment/pdf/annai.pdf
★http://www.pref.okinawa.jp/toukeika/estimates/2008/year/year_esti_01.xls
大きな雇用口であることは確かですが、沖縄全体を支える基盤といえるほどの雇用は生み出していないようです。
あなたは沖縄の求人情報を実際にチェックしたことがありますか?私は一時沖縄に憧れ、インターネットで求人情報をチェックしていた口ですが、ハローワークやしごと情報ネットに基地の求人など殆どありませんよ。
沖縄の求人を見るかぎり大半は看護士、福祉、観光業などです。福祉、看護士は内地と同じく大幅な人手不足です。そしていわずもがな農業も後継者不足です。基地を撤廃して上記の9078人の方が路頭に迷うなら、看護、福祉の労働条件を改善するなどの方策を取ればいいかと思います。人が生きていくの必ず必要なものは食物、そして充分な医療です。それらの状況を改善しない限り幾ら基地があっても、永続的な生存手段にはなりえません。
>わたしたち信州人からすれば、一年を通して温暖で、穏やかな気候の沖縄は、まるで天国のようにも思えるもので、生活の危機感が薄いのではないかとも思うのである。信州は、決して大げさではなく、冬の灯油代で一年の収入が消えてしまうような暮らしである。そのことを考えれば、沖縄県民も、もう少し自力で経済を活性化しようという気迫をもって欲しいのだ。
>また、米兵の犯罪などに対しても、沖縄県民のような大らかな気質の人々に比べて、関西人は気性も荒い訳で、もしも、そのような不祥事が起きても、むしろ米兵の身の方が危ういほどであろう。そんなこともあり、関西という土地柄は、米兵の犯罪抑止効果も期待できるのではないかと思われる。
この発言の根拠はなんでしょうか?
確かに沖縄は温暖な気候ですが、夏は度重なる台風や暴風雨に悩まされる地域です。信州は冬は厳しくとも台風などの被害は少ないです。自然の厳しさなど、どこも同じではないでしょうか?そのような根拠で多県民を「甘ったれ」だとあなたはおっしゃるのでしょうか?
関西県に移転とのことですが、あなたの意見ですと仮に小学生の少女が米兵に連れ去られ暴行されそうになっても、関西人なら充分に対応できるということでしょうか?全てが屈強な男性ならいらしらず、女性や子供が単独で米兵の犯罪にあった場合、どうなるのか、あなたは考えておられるのでしょうか?
米軍基地に関して地元民の意見を優先すべき、これは最もな意見ですが、私は仮に沖縄県民が基地を望んでいたとしも、友人が米兵の犯罪にあう可能性を孕んでいるなら私は不躾であろうとなんだろうと意見をいいます。
そして米軍に提供される「おもいやり予算」は私達の税金で維持されています。これは私の祖母の介護に回せる税金でもあります。日本の特養待機人数は40万人、国の借金は800兆円以上です。このような状況では「おもいやり予算」の削減すら考えない米軍が、日本を守っているとは私には思えません。
沖縄県民で「基地移転」を望む方は、「基地に依存しているくせに不満ばかり言う甘ったれ」ではなく基地による経済を手放しても(たとえ貧乏になっても)子供や家族の安全を望んでいる方達だと私は思っています。
「基地移転」も、他の地方に犠牲を強い、基地のたらい回しを起こしたいわけではなく「自分の身近に基地が来たらどう感じるのか」を考えてほしいという思いではないでしょうか?
長文失礼致しました。
Posted by 夏茜
at 2010年01月27日 18:03

夏茜さまへ>
コメントありがとうございます。
物事には、いろいろな側面がありますから、十人の人間がいれば、十通りの見解があるものですよね。でも、その人が感じたことが、事実ではないということはないと思うのです。よく、人間は、自分の意見こそが正しいと思いがちですが、また、自分が見聞きしたことがすべてだとも思い込みがちですが、人の立場はそれぞれですから、様々な意見があってよいと思います。
夏茜さんのご意見にも、わたしの知らないことがたくさんあり勉強になります。
わたしは、信州人の一意見として書かせて頂いておりますから、わたしもまた、わたしなりに調べた情報により、記事を書いているものです。
記事内の意見も、わたしの身の回りの人たちがよく話している感想ですから、信州人の中には、沖縄をこのように見ている人々もいるということで、それもまた、間違いではないのです。
わたしは、沖縄へ一度も行ったことはありませんし、また、行ったところで、本当の沖縄が判るはずもないでしょう。夏茜さんも、わたしが住んでいる場所が、どういうところで、住民の心情がどういうものか判らないのと同じことです。
ですから、今回、平野官房長官が、「あくまでゼロベースで検討する。地元の合意が得られなければ、用地の強制取得についても一般論としてはある」と、答えたのではないかと思うのです。つまり、一人一人の住民の心情を考えることよりも、国益を優先することの方が、政府の仕事であるからです。
ですから、わたしも、もしも大局的見地に立った場合、信州人から沖縄はどのように見えるかということを書いたまでで、あくまで一個人の意見にすぎません。
おそらく、逆に沖縄から信州を見れば、「基地もない平和な場所に住んでいて、勝手なことを言うな」と、いうことになるのだと思います。
意見は、多面的でいいと、わたしは思いますし、また、そうあらねばならないとも思います。
コメントありがとうございます。
物事には、いろいろな側面がありますから、十人の人間がいれば、十通りの見解があるものですよね。でも、その人が感じたことが、事実ではないということはないと思うのです。よく、人間は、自分の意見こそが正しいと思いがちですが、また、自分が見聞きしたことがすべてだとも思い込みがちですが、人の立場はそれぞれですから、様々な意見があってよいと思います。
夏茜さんのご意見にも、わたしの知らないことがたくさんあり勉強になります。
わたしは、信州人の一意見として書かせて頂いておりますから、わたしもまた、わたしなりに調べた情報により、記事を書いているものです。
記事内の意見も、わたしの身の回りの人たちがよく話している感想ですから、信州人の中には、沖縄をこのように見ている人々もいるということで、それもまた、間違いではないのです。
わたしは、沖縄へ一度も行ったことはありませんし、また、行ったところで、本当の沖縄が判るはずもないでしょう。夏茜さんも、わたしが住んでいる場所が、どういうところで、住民の心情がどういうものか判らないのと同じことです。
ですから、今回、平野官房長官が、「あくまでゼロベースで検討する。地元の合意が得られなければ、用地の強制取得についても一般論としてはある」と、答えたのではないかと思うのです。つまり、一人一人の住民の心情を考えることよりも、国益を優先することの方が、政府の仕事であるからです。
ですから、わたしも、もしも大局的見地に立った場合、信州人から沖縄はどのように見えるかということを書いたまでで、あくまで一個人の意見にすぎません。
おそらく、逆に沖縄から信州を見れば、「基地もない平和な場所に住んでいて、勝手なことを言うな」と、いうことになるのだと思います。
意見は、多面的でいいと、わたしは思いますし、また、そうあらねばならないとも思います。
Posted by ちよみ
at 2010年01月27日 20:45

丁寧な回答ありがとうございます。
多様な価値観、確かに大事です。
ですが風土や気候を見て「沖縄が基地の経済に依存しているのが基地移転を図れない原因」とか「関西人なら大丈夫」と言う意見は現実的かつ具体的な根拠に欠け偏見に満ちていると思いました。あなたの発言には沖縄にも関西にも、どこか差別的な印象を持ちました。私は沖縄に対するあなたの発言を読んで、沖縄で生まれ育って今もそこに暮らす友人を侮辱されたようで、とても悲しかったです。彼女は基地に反対運動を展開している人ではありません。どこにでもいるただの20代の女性です。彼女がただ一度基地について語ったのは「沖縄の中で基地をたらい回しにするなら、(現在の)普天間のままでいい」ということです。「今後も沖縄の中で基地を押し付けあって争うくらいなら、(レイプされても騒音を撒き散らされても)普天間で耐えるしか仕方ない」。私にはそう聞こえました。
私は信州が沖縄より平和だとは思いません。信州人が、沖縄県民より自立しているとも思いません。公共事業に依存し、福祉や医療が衰退している現状、沖縄が基地に依存している構造に近いものがあると感じています。あなたは「実際に沖縄を見たところで何もわからない」と言いますが、本当にそうでしょうか?自分自身の目で沖縄の現状を見ずに意見を述べるなら、誰があなたの意見に責任を持つのでしょう?あなたが信頼し意見の参考にした評論家の方でしょうか?
多様な意見はあって然るべきですが、それはご自身がきちんと調べられたデータにや情報に基づいて展開して頂きたいです。評論家の書いた情報や記事の根拠について、あなたは調べましたか?
沖縄の地元の方や反戦地主については、名護市や地元の不動産屋のサイトで知ることが出来ると思います。転入転出や出生率、死亡率などきちんと調べれば、評論家の記事など見なくても地元民については客観的なデータを元に把握できるのではないでしょうか?
現地に行き基地の現状を体感することは難しいでしょうが、Googlemapで地理や環境を知りシュミレートすることは可能です。
官房長官が「名護市長選の結果を最終的な決定としない」ならば、選挙前にそれを公言すべきだったでしょうね。民主党の「名護市長選に委ねる」と言う言葉を信じて、市民は市長選に投票したわけですから。私の様な若輩者の意見は、年長者の方には未熟に思われるかもしれませんが、どうぞ真摯に受け止めて下さい。
多様な価値観、確かに大事です。
ですが風土や気候を見て「沖縄が基地の経済に依存しているのが基地移転を図れない原因」とか「関西人なら大丈夫」と言う意見は現実的かつ具体的な根拠に欠け偏見に満ちていると思いました。あなたの発言には沖縄にも関西にも、どこか差別的な印象を持ちました。私は沖縄に対するあなたの発言を読んで、沖縄で生まれ育って今もそこに暮らす友人を侮辱されたようで、とても悲しかったです。彼女は基地に反対運動を展開している人ではありません。どこにでもいるただの20代の女性です。彼女がただ一度基地について語ったのは「沖縄の中で基地をたらい回しにするなら、(現在の)普天間のままでいい」ということです。「今後も沖縄の中で基地を押し付けあって争うくらいなら、(レイプされても騒音を撒き散らされても)普天間で耐えるしか仕方ない」。私にはそう聞こえました。
私は信州が沖縄より平和だとは思いません。信州人が、沖縄県民より自立しているとも思いません。公共事業に依存し、福祉や医療が衰退している現状、沖縄が基地に依存している構造に近いものがあると感じています。あなたは「実際に沖縄を見たところで何もわからない」と言いますが、本当にそうでしょうか?自分自身の目で沖縄の現状を見ずに意見を述べるなら、誰があなたの意見に責任を持つのでしょう?あなたが信頼し意見の参考にした評論家の方でしょうか?
多様な意見はあって然るべきですが、それはご自身がきちんと調べられたデータにや情報に基づいて展開して頂きたいです。評論家の書いた情報や記事の根拠について、あなたは調べましたか?
沖縄の地元の方や反戦地主については、名護市や地元の不動産屋のサイトで知ることが出来ると思います。転入転出や出生率、死亡率などきちんと調べれば、評論家の記事など見なくても地元民については客観的なデータを元に把握できるのではないでしょうか?
現地に行き基地の現状を体感することは難しいでしょうが、Googlemapで地理や環境を知りシュミレートすることは可能です。
官房長官が「名護市長選の結果を最終的な決定としない」ならば、選挙前にそれを公言すべきだったでしょうね。民主党の「名護市長選に委ねる」と言う言葉を信じて、市民は市長選に投票したわけですから。私の様な若輩者の意見は、年長者の方には未熟に思われるかもしれませんが、どうぞ真摯に受け止めて下さい。
Posted by 夏茜 at 2010年01月29日 03:36
夏茜さまへ>
そうですね。
夏茜さんのおっしゃる事実は、もっともだと思います。おそらく、正しいことでしょう。
わたしは、別にプロの批評家ではありませんし、このブログを書いてお金を頂いている訳でもありませんので、自由に自分の思ったことを述べているにすぎません。
ブログとは、そういうものではないでしょうか?先にも書きましたが、意見に間違いも正しいもありません。その人が言いたいこと、それが意見だと思います。
無知が罪だというのなら、人は、何も語れなくなってしまいますよね。専門家ではない素人の考えなど独りよがりなものと、決まっていますから。
文章の内容をどのように受け取るか、それも、人によって千差万別です。そう感じたから、それが正しい、感じないから間違いだと、いうことではないと思います。
それに、沖縄の現状に対しては、日本国民なら誰でも、憂いはあると思います。
コメント、ありがとうございました。
そうですね。
夏茜さんのおっしゃる事実は、もっともだと思います。おそらく、正しいことでしょう。
わたしは、別にプロの批評家ではありませんし、このブログを書いてお金を頂いている訳でもありませんので、自由に自分の思ったことを述べているにすぎません。
ブログとは、そういうものではないでしょうか?先にも書きましたが、意見に間違いも正しいもありません。その人が言いたいこと、それが意見だと思います。
無知が罪だというのなら、人は、何も語れなくなってしまいますよね。専門家ではない素人の考えなど独りよがりなものと、決まっていますから。
文章の内容をどのように受け取るか、それも、人によって千差万別です。そう感じたから、それが正しい、感じないから間違いだと、いうことではないと思います。
それに、沖縄の現状に対しては、日本国民なら誰でも、憂いはあると思います。
コメント、ありがとうございました。
Posted by ちよみ
at 2010年01月29日 08:45

追伸
もしも、夏茜さんが、それだけしっかりとしたご自身のご意見をお持ちなのでしたら、長野県選出の民主党議員の方へ、直接お手紙なり差し上げてはいかがでしょうか?
わたしのブログにご意見を書かれるよりは、その方が手っ取り早いと思います。
もしも、夏茜さんが、それだけしっかりとしたご自身のご意見をお持ちなのでしたら、長野県選出の民主党議員の方へ、直接お手紙なり差し上げてはいかがでしょうか?
わたしのブログにご意見を書かれるよりは、その方が手っ取り早いと思います。
Posted by ちよみ
at 2010年01月29日 17:44

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