保健室でご飯をもらう子供たち・・・・・299
2009年12月25日
~ 今 日 の 雑 感 ~
保健室でご飯をもらう子供たち
(奨学金が足りない)
(奨学金が足りない)
この記事では、わたしたちが、クリスマスケーキを食べ、チキンを焼き、シャンパンをグラスに注いでクリスマスパーティーだと浮かれている間も、一つのパンを食べることも出来ずに、ひもじさと闘っている子供たちが、この日本の中には大勢いるという現実を考えてみたいと思います。
今、日本全国の小学校、中学校、高校で、保健室へ来て、保健室担当の先生に「お腹が空いたので、ご飯をください」と、頼む子供たちが急増しているというニュースを観た。
小学生の男の子は、家では、母親が朝食も夕食も作ってくれず、学校で食べる給食が唯一の食事だというのである。
とはいっても、母親は、別に男の子を虐待したい訳ではない。お金がなくて、ご飯を食べさせてやれないのだという。しかも、男の子には小さな兄弟がいて、その兄弟に食べさせる食事を確保すると、男の子の分がなくなってしまうのだそうである。
その兄弟の分の食事も、茶碗一杯のご飯だけという、普通では考えられないほどの貧困なのである。父親は、会社をリストラされ、職を探してもみつからない。母親は、働きに出ているが、その稼ぎもアパートの家賃と光熱費で消えてしまうそうで、男の子はいつもお腹をすかせており、体格もかなり他の子供たちに比べて小さい。明らかな栄養失調である。
それに、虫歯が多く、痛くてもお金がないので歯医者さんへ行くことも出来ないと男の子は言う。
その日も保健室へ来た男の子は、先生の差し出したパンと牛乳を、むさぼるように食べていた。
もう一人の高校一年の女子生徒は、母親が貧困から仕方なく女子生徒を退学させ、今、女子生徒は、年齢を偽り、風俗店で働いている。母親からの仕送りなどは一切ないため、自分の食い扶持は自分で稼がなくてはならず、もう復学もあきらめたという。
そして、別のもう一人の女子高校生は、どうしても勉強が諦めきれずに、高校を夜間部へ移し、スーパーのアルバイトで学費を稼ぎながら大学進学を目指している。しかし、担任教師は、言う。
「やはり、親の協力がなければ、進学は難しいのが現実です。彼女の稼ぎだけでは、とても大学の学費は払いきれないでしょう」
わたしは、これを聞いたとき、奨学金制度があるのではないか?-----とも、思ったが、この奨学金制度も既に破綻をきたしているのだという。つまり、かつて奨学金を得て大学を卒業した人たちが就職し、奨学金を返済してくれればこそ、次の子供たちへ回るのである。しかし、この不況で、かつての奨学生たちの奨学金返済が滞り、まったく返す見込みのない人までもが急増しているというのである。
貧しい者は、より貧しく、勉強も就職も、食事さえも満足にできないこの現実を、いったいどのように考えればいいのであろうか!? 片や、親が子供のために一月1500万円も小遣いをくれるというとんでもなく裕福な家庭もある。
彼らは、そのお金の半分でも、そういう子供のために使おうと思わないのであろうか?政治をするには金がいる。-----それは判っている。しかし、今日の一口のご飯も食べられずにお腹をすかせて泣いている子供たちが何万人もいるのである。
それが、今の日本の現実なのである。
その子たちには、将来などよりも、今が大事なのだ。今を生きなければ、将来などあり得ない。
十年先、二十年先の日本も大事だが、今をしっかりと作ることが、未来を作ることなのではないだろうか?
この現実に、「悲しいよりも腹が立つ!」と、コメントした解説者の言葉が印象的だった。
<今日のおまけ>
民主党の小沢幹事長の存在感が日に日に大きくなってきている。
しかし、こうなって来た時が要注意である。16年前の細川政権でも、これに似た状況が起き、あの深夜の細川総理の記者会見で、「国民福祉税を7パーセントにする」の発言によって、新生党、新党さきがけ、日本新党の連立内閣は倒れたのである。
「その国民福祉税案を出すなら今だ。今の細川さんの人気ならば国民は飲む」
そう提案した小沢さんの目論見が外れたのであった。この時の二の舞を踏んではならないと、鳩山さんたちは肝に命ずるべきである。
小沢幹事長がいわゆる「壊し屋」であることを、もう一度再認識しておく必要がある。
民主党の小沢幹事長の存在感が日に日に大きくなってきている。
しかし、こうなって来た時が要注意である。16年前の細川政権でも、これに似た状況が起き、あの深夜の細川総理の記者会見で、「国民福祉税を7パーセントにする」の発言によって、新生党、新党さきがけ、日本新党の連立内閣は倒れたのである。
「その国民福祉税案を出すなら今だ。今の細川さんの人気ならば国民は飲む」
そう提案した小沢さんの目論見が外れたのであった。この時の二の舞を踏んではならないと、鳩山さんたちは肝に命ずるべきである。
小沢幹事長がいわゆる「壊し屋」であることを、もう一度再認識しておく必要がある。
タグ :壊し屋小沢幹事長
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Posted by ちよみ at 12:49│Comments(0)
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