子供の秘密基地

子供の秘密基地child




    知恵袋に、ちょっと面白い投稿があった。

    「我が家の唯一開けることができる窓のすぐ外に、近所の子供が秘密基地のようなものを作った。何処かから廃材を集めて来て作ったようなのだが、その秘密基地からは我が家の部屋の中が丸見えになってしまうので困っている。警察に言うのも大げさすぎるように思うし・・・」

    というものなのだが、子供って、本当に秘密基地や隠れ家のようなものが好きだよね。

    実は、わたしも小学生の頃、今は削られてしまった通称・裏山の小さな岩穴を秘密基地にして、近所の友だち数人と遊んだことがある。

    宝物にしているおもちゃのアクセサリーや、お菓子や果物などを持ち込み、みんなで食べながら遊んだことを覚えている。

    この秘密基地を作った子供たちも、きっとワクワクもので楽しんでいるのだと思うから、無下に注意をするのも気が引けると投稿者は書いているのだが、これに対するベストアンサーが実に機知に富んだもので良かった。

    「秘密基地には、必ず敵対する悪の組織があるもの。あなたが、その悪の組織のボスになって、秘密基地を壊してしまえばいいのだ。子供たちの夢は大事だが、迷惑行為はいけないことという社会ルールを教えるのも大人の務め」

    子供の気持ちに立ったユニークな回答で、思わず頷いてしまった。

    きっと、この投稿者は、子供たちに「思い出の怖い大人」として永遠に語り継がれる存在になるかもしれないが、それもまたいいだろう。

    わたしたちの秘密基地も、結局は三日ほどで友だちの一人の母親に見つかり、あえなく秘密基地遊びは禁止されてしまった。

    その母親に手をひかれ、「ごめんね、ごめんね」と、誰に謝るともなく泣きながら帰って行った年上の子供も今では孫がいるおばあちゃんだ。

    いつの時代も、子供の夢を壊し、現実に引き戻すのは大人である。

    でも、どうせ壊すのならば、少しの間はそんな夢の時間を楽しませてあげたいとも思うのだが・・・、どうなのだろうか?

子供の秘密基地    

<今日のおまけ>

    もう一つ知恵袋に、裕福な母子家庭の娘さんからの投稿で、

    「これまで働いてくれたお手伝いさんが辞めることになり、母親が町内の掲示板に『お手伝いさん募集』の張り紙をしたところ、近所の奥さんたちから白い目で見られるようになって困っている。わたしが学校に行く時も、ジロジロ見られたり、母親が挨拶しても冷たい素振りをされたりと嫌な思いをしている。母親が働いているので、わたしたち子供の面倒をみるお手伝いさんは必要なのだが、どうしたらいいのかアドバイスをお願いしたい」

    と、いうものがあった。

    回答にもあったように、今時「お手伝いさん」という上から目線的な言い方もどうかと思うし、町内の掲示板に募集の張り紙をするというやり方も良くなかったように思われる。

    近所の普通の主婦たちにしてみれば、やっかみも手伝い「何よ、金持ちぶって!」と、陰口の一つも叩きたくなるものである。

    ハローワークに登録するとか、もっとやり様があったのではないだろうか。

    ただ、回答の中には、「あなたも小さな子供ではないのだから、お手伝いさんの代わりぐらいしなさい」というものもあり、それも確かに正論だと思った。



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