色々おしゃべり 15
2013年03月28日

「甘えたい」と思う気持ちは、何も子供だけに限ったものではない。
大人にも、誰かに甘えたいという欲求はある。
しかし、大人は、甘えという気持ちを、幼稚な感情と位置付けるのが普通であるため、これを素直に表現することが出来ない。
最近の社会傾向として、夫に先立たれ、子供も独立してしまった独り暮らしの中高年女性たちが、お互いの寂しさを埋めるために依存し合うという現象が増えているという。
だが、この依存状態があまりにエスカレートし過ぎて、時に相手の日常生活さえも束縛し兼ねないほどの親密さに移行してしまうことがあるそうで、さすがに、それは迷惑だと片一方が距離を置こうとすると、もう一方が阻害されたとばかりに被害者意識を持ち、相手の陰口を近所中に振れ回るという騒動にさえも発展するようなことが起きる場合も少なくないとのことだった。

大人は、甘えの欲求をダイレクトに伝えることを是としないため、本音は自分が相手の存在を欲しているにもかかわらず、
「一人暮らしだから、可哀そうだと思って親切にしてやれば、いい気になって!あたしの厚意を拒むなんて何さまのつもり?」
と、いうような悪態をつき、せっかく築き上げた関係を自ら棒に振ってしまう人も多いのだそうだ。
また、依存関係が強くなると、相手が自分以外の人と親しくしていることが許せなくなり、四六時中相手の行動を見張らなければ気が済まないという心理状態になってしまう人もいるらしい。
そういえば、過去に別れた人ともう一度会いたいという依頼人の願いを聞き、スタジオで対面させるというテレビ番組を観た。
その依頼人の一人として、三十年以上も前に音信不通になった幼なじみに会いたいという、70代の女性が登場していた。
女性は、夫と死別し、子供たちも独立して所帯を持つようになったため、昔お世話になった幼なじみの女性が、いきなり夜逃げ同然に姿を消したことを悔やみ、
「今度は自分が、彼女を助ける番」
と、番組に捜索を依頼したのだった。
しかし、幼なじみが夜逃げ同然に行方を消したにもかかわらず、強引にその消息を尋ねるというのは相手にとっても迷惑なのではないか----という想像は、依頼女性にはなかったようで、とにかく、自分が会いたい・・・の一点張りだった。
運よく幼なじみ女性がスタジオへ来たことで、依頼女性の希望はかなったわけだが、彼女は「今度は自分が助ける番」と言いながらも、実際は一人暮らしの寂しさ故に自分が助けて欲しいのではないのか----と、思わずにはいられなかった。
人が人に頼るということは決して恥ずかしいことではないし、甘えることも悪いことではない、むしろ自然な欲求であると、心理学者も言う。
しかし、その甘えが満たされない時、依存心が強ければ強いほど、「裏切られた」との思いも激しくなる。
この依頼女性が幼なじみを探し当てるまでの自己中心的な執拗さを見た時、幼なじみの女性がスタジオに来たことが正しい選択だったのだろうかと、一抹の疑念を覚えずにはいられなかった。
<今日のおまけ>
今日は暖かで、本当に過ごしやすかった。
気分も良かったので、リンゴたっぷりホットケーキを焼いてしまった。
これは、最初にごく薄に切ったリンゴ自体に砂糖をまぶしてから焼くのがコツ。
こうすると、後から砂糖を足す必要がなく、ホロ甘いホットケーキが楽しめる。
仮釈放された堀江貴文氏が長野刑務所での生活について話したそうだが、どうやら高齢受刑者や身障受刑者の介護の仕事もしていたようだ。
興味深かったのは、刑務所内の食事の話題。減塩が徹底されていたようで、かなり健康的な食事のようだ。
初めのうちは炭酸飲料が飲めなかったのも辛かったようで、95キロもあった体重が30キロ減量したという理由も頷ける。
おそらくあのままの食生活を続けていたら、今頃は成人病の塊になっていたのかもしれないな。
でも、記者会見を観る分には、未だ事業欲は衰えていない様子で、転んでもただでは起きないというホリエモンの素顔が言葉の端々から垣間見られた気がした。
今日は暖かで、本当に過ごしやすかった。

気分も良かったので、リンゴたっぷりホットケーキを焼いてしまった。
これは、最初にごく薄に切ったリンゴ自体に砂糖をまぶしてから焼くのがコツ。
こうすると、後から砂糖を足す必要がなく、ホロ甘いホットケーキが楽しめる。
仮釈放された堀江貴文氏が長野刑務所での生活について話したそうだが、どうやら高齢受刑者や身障受刑者の介護の仕事もしていたようだ。
興味深かったのは、刑務所内の食事の話題。減塩が徹底されていたようで、かなり健康的な食事のようだ。
初めのうちは炭酸飲料が飲めなかったのも辛かったようで、95キロもあった体重が30キロ減量したという理由も頷ける。
おそらくあのままの食生活を続けていたら、今頃は成人病の塊になっていたのかもしれないな。
でも、記者会見を観る分には、未だ事業欲は衰えていない様子で、転んでもただでは起きないというホリエモンの素顔が言葉の端々から垣間見られた気がした。
Posted by ちよみ at 17:28│Comments(0)
│ちょっと、一息 42
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