ご飯は炊けるかい?・・・・・255
2009年11月23日
< 不 思 議 な 話 >
ご飯は炊けるかい?
皆さんは、夢の中で誰かに話しかけられたりすることはありますか?
それも、忠告とか、警告とか、そういう類の言葉を聞いたことはありますか?それって、案外、これから起きることを暗示していたりすることがあるんですよね。
ここに書くことは、我が家のご近所の主婦の体験談なのですが、確かに、不思議な出来事なのです。
そのご近所の主婦は40代で、三人の男のお子さんがいる女性です。息子さんたちは、それぞれ高校、中学、小学校と、食べ盛りなものですから、毎日炊くご飯の量も相当なものなのです。
しかも、一番上のお兄ちゃんは、高校生なのでお弁当持ちです。それも、部活で剣道をやっているので、とにかくお腹が減りますから、お昼のお弁当だけでは足りないため、お弁当はいつも二つ持って行き、二時間目休みの間にも一食食べてしまうのだそうです。
そんなこともあり、ご主人のお弁当もあわせて、かなりの量のご飯を炊くことがその主婦の仕事でもあり、夕飯の後片付けののち、必ず、電気炊飯器に翌日の分のお米を用意して、タイマーをセットしておくのだそうです。
ある夏の日の夜、あまりの熱帯夜だったため、その主婦は、いつものように翌日炊くためのお米を炊飯器にセットする時間を、少し遅らせようと思いました。何故なら、あまり早く炊飯器にお米を入れてしまうと、暑さで腐ってしまうような気がしたからなのです。
そこで主婦は、夜の就寝前に炊飯器をセットしようと考えていたのですが、入浴やらその後のお風呂掃除などをしているうちに、そのことをすっかり忘れて、そのまま布団に入ってしまったのでした。
そして、その真夜中のこと、主婦の夢の中に、五年前に亡くなった実の母親が現われたのだそうです。その母親は、いつも着ていた白いかっぽう着姿で、主婦の実家の台所の流し台の前に立ち、娘を振り返ってこう言ったのでした。
「〇〇子、お釜は大丈夫かい?ご飯は炊けるかい?」
主婦は、どうして母親がこんなことを訊くのか疑問に思いながらも、
「大丈夫だよ。いつもみたいに、ちゃんとセットしてあるから-----」
と、答えたのですが、それでも母親は心配そうに、
「そうかね?もう一遍、確かめた方がよかないかね?」
そう言ったところで、主婦は目が覚めたのだそうです。しかし、どうにも、今見た夢が気になって、面倒に思いながらも布団から出て、台所まで行って炊飯器を確かめてみたのですが、なんと、いつものようにお米をといで、セットしておくのを忘れていたことに気が付いたのでした。
「そうだ!セットしようと思って忘れていた。あのまま、寝てしまったんだ」
彼女は、慌てて炊飯器を準備すると、ようやく、ほっとして、また床に就いたのだそうです。
それにしても、どうして、夢枕に母親が現われて、自分が炊飯器のセットをし忘れていることを教えてくれたのか、本当に不思議な出来事だったと、主婦は話していました。
彼女の気持ちの中に無意識にセットをし忘れているという思いがあり、それが、母親の声となって聞こえたのかとも思ったそうですが、わたしには、なんだか、そうではないような気がします。
嫁いだ先で、娘が一生懸命頑張っている姿を、その母親は、たぶん、いつも何処かで見守っていてくれたのではないかと思うのです。そして、ご飯が炊けないと娘が困ることを心配して、つい、声をかけたくなってしまったのではないでしょうか?
こういう話を聞くにつけても、あの世もこの世も紙一重-----そんな気持ちにさせられるものですね。

<今日の雑感>
イギリス人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害死体遺棄の容疑で取り調べを受けている市橋達也容疑者に、何故か、ファンが付き始めているという。
これは、どういうことなのか?確か、秋葉原で起きた通り魔殺人犯の男にも、同じような現象があったと記憶している。
今の日本には、どうも、犯罪者を英雄視するような気風があるようで、特に、その犯人が見栄えもさほど悪くない男性となると、そういうファンが生まれる確率が高いように思える。アニメの影響なのか?「デス・ノート」のようなストーリー作品がもてはやされる背景に似たものがあるのか?よく判らない。
現代の若者たちの現実逃避願望が、こういうところにも表われているのかもしれない。
イギリス人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害死体遺棄の容疑で取り調べを受けている市橋達也容疑者に、何故か、ファンが付き始めているという。
これは、どういうことなのか?確か、秋葉原で起きた通り魔殺人犯の男にも、同じような現象があったと記憶している。
今の日本には、どうも、犯罪者を英雄視するような気風があるようで、特に、その犯人が見栄えもさほど悪くない男性となると、そういうファンが生まれる確率が高いように思える。アニメの影響なのか?「デス・ノート」のようなストーリー作品がもてはやされる背景に似たものがあるのか?よく判らない。
現代の若者たちの現実逃避願望が、こういうところにも表われているのかもしれない。

タグ :市橋達也ファン
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Posted by ちよみ at 12:18│Comments(4)
│不思議な話 Ⅱ
この記事へのコメント
不思議な話ですね。
心霊話好きで「本当に有った恐い話」という雑誌を愛読してますが、似たような話が幾つか有ります。
その中の一つ、投稿された話を漫画化した実話で他人なんだけど、投稿者のお母さんの代から投稿者の家族を守っているという『お爺さん(霊なんだけど生きてる人に見える)』が 居て、学校や会社帰りなどに迎えに来てくれたり。
どんな存在に狙われてるのか分からないけど単身赴任してた投稿者のお兄さんが急死してしまった時は「守りきれなかった」と謝ったり、当時優しい人と思っていた恋人との結婚を意識していた投稿者に『お爺さん』が 彼は実は偽善者で結婚後は暴力に苦しめられたり姑にいびられる未来を見せられてから不安を感じ、彼氏と距離を置き始めたら彼氏はストーカー行為をして命の危険になりそうな事態になり偶然にも回避して命びろいしたり。
現在投稿者は別の男性と結婚して子供も産まれて幸せな生活をしてるけど 霊感有るから〈見えてしまう〉事がー。
話長くなってしまったけど 市橋容疑者にファンなんて心理が分からない
。
人殺しに何の同情の余地が有るのか?。
むしろ殺されたリンゼイさんや、去年同じアパート住民に拉致・殺人されてバラバラ切断されてしまった松代出身の女性、こないだバラバラ切断されて発見された女子大生の方が同情してしまうはずなのに。
殺される恐怖は計り知れない
。
雑誌広告に解体指南書なる記事がインターネットにアップされてた見出しがあったけど、まさか犯人がアップしたのか?。
早く犯人捕まって欲しい
。
心霊話好きで「本当に有った恐い話」という雑誌を愛読してますが、似たような話が幾つか有ります。
その中の一つ、投稿された話を漫画化した実話で他人なんだけど、投稿者のお母さんの代から投稿者の家族を守っているという『お爺さん(霊なんだけど生きてる人に見える)』が 居て、学校や会社帰りなどに迎えに来てくれたり。
どんな存在に狙われてるのか分からないけど単身赴任してた投稿者のお兄さんが急死してしまった時は「守りきれなかった」と謝ったり、当時優しい人と思っていた恋人との結婚を意識していた投稿者に『お爺さん』が 彼は実は偽善者で結婚後は暴力に苦しめられたり姑にいびられる未来を見せられてから不安を感じ、彼氏と距離を置き始めたら彼氏はストーカー行為をして命の危険になりそうな事態になり偶然にも回避して命びろいしたり。
現在投稿者は別の男性と結婚して子供も産まれて幸せな生活をしてるけど 霊感有るから〈見えてしまう〉事がー。
話長くなってしまったけど 市橋容疑者にファンなんて心理が分からない

人殺しに何の同情の余地が有るのか?。
むしろ殺されたリンゼイさんや、去年同じアパート住民に拉致・殺人されてバラバラ切断されてしまった松代出身の女性、こないだバラバラ切断されて発見された女子大生の方が同情してしまうはずなのに。
殺される恐怖は計り知れない

雑誌広告に解体指南書なる記事がインターネットにアップされてた見出しがあったけど、まさか犯人がアップしたのか?。
早く犯人捕まって欲しい

Posted by ブランフェムト at 2009年11月23日 12:54
ブランフェムトさまへ>
コメント、ありがとうございます。
「ブランフェムト」というハンドルネームを見た時、この名前、何処かで聞いたことがあるなァ---と、思ったのですが、判りました。前に、「リフレ」へ投稿されていたことがありましたよね。そこで、見かけたことを思い出しました。
お話のお爺さんも、おそらく、投稿者の「守護霊」的な存在だったのでしょうね。人間は、誰しも、自分の身を守ってくれる「守護霊」を持っていると聞いたことがあります。しかし、その「守護霊」も万能ではないため、より力の強い「守護霊」を持っている人間からは、完璧に守りきれない場合もあるのだそうですね。そういう時は、それでもどうにか警告だけはしようと、「守護霊」も、あの手この手で危険や災難を知らせるために頑張るのだとか。
それが、夢枕に立つとか、靴のひもが切れるとか、朝起きたら急に腹痛がして、いつもの電車に乗れなかったために事故に巻き込まれずに済んだとか、そんな手段を講じて、身内を守ろうとするのでしょうね。
ところで、リンゼイさん事件も痛ましいですが、同じアパートの住人に殺害された女性も、警察が犯人の男の部屋へ事情聴取に訪れた時、彼女はまだクローゼットの中で生きていたというのですから、ひどい話です。どうして、警察は、もっと強硬な捜査をしなかったのかと、悔やまれます。
最近は、世の中が沈鬱ムードのためか、人の不幸を面白がる傾向が蔓延しているようにすら感じられます。ブログ内にも、イジメが横行しているようですし、人々の気持ちがささくれ立っているように思えてなりません。
コメント、ありがとうございます。
「ブランフェムト」というハンドルネームを見た時、この名前、何処かで聞いたことがあるなァ---と、思ったのですが、判りました。前に、「リフレ」へ投稿されていたことがありましたよね。そこで、見かけたことを思い出しました。
お話のお爺さんも、おそらく、投稿者の「守護霊」的な存在だったのでしょうね。人間は、誰しも、自分の身を守ってくれる「守護霊」を持っていると聞いたことがあります。しかし、その「守護霊」も万能ではないため、より力の強い「守護霊」を持っている人間からは、完璧に守りきれない場合もあるのだそうですね。そういう時は、それでもどうにか警告だけはしようと、「守護霊」も、あの手この手で危険や災難を知らせるために頑張るのだとか。
それが、夢枕に立つとか、靴のひもが切れるとか、朝起きたら急に腹痛がして、いつもの電車に乗れなかったために事故に巻き込まれずに済んだとか、そんな手段を講じて、身内を守ろうとするのでしょうね。
ところで、リンゼイさん事件も痛ましいですが、同じアパートの住人に殺害された女性も、警察が犯人の男の部屋へ事情聴取に訪れた時、彼女はまだクローゼットの中で生きていたというのですから、ひどい話です。どうして、警察は、もっと強硬な捜査をしなかったのかと、悔やまれます。
最近は、世の中が沈鬱ムードのためか、人の不幸を面白がる傾向が蔓延しているようにすら感じられます。ブログ内にも、イジメが横行しているようですし、人々の気持ちがささくれ立っているように思えてなりません。
Posted by ちよみ
at 2009年11月23日 16:12

ちよみさん今晩は、市橋容疑者の記事で思いだしましたが、古くはオウムの上佑、最近では女性を監禁して監禁王子と呼ばれたヤツもファンがついていたみたいですね。
自分の周辺に犯罪者がいれば嫌なものだと思いますが、カメラ越しに見るとドラマの主人公に見えるのかも知れませんね、
現実感の欠落というか画面越しに見るものがフィクションになってしまいそうでちよみさんの記事を読んで怖い世の中になりつつあると思いました。
自分の周辺に犯罪者がいれば嫌なものだと思いますが、カメラ越しに見るとドラマの主人公に見えるのかも知れませんね、
現実感の欠落というか画面越しに見るものがフィクションになってしまいそうでちよみさんの記事を読んで怖い世の中になりつつあると思いました。
Posted by プラネマン at 2009年11月23日 23:22
ブラネマンさまへ>
そうですね。上祐史浩の場合も、監禁王子と呼ばれた男にも、同じようなことがありましたね。
おっしゃるように、自分の身の周りにそんな犯人がいれば絶対に嫌だと思うものでしょうが、テレビ画面を通して観ると、ドラマの主人公と大差ないように感じてしまうのでしょうね。
時には、刑務所まで面会に行き、受刑者と結婚の約束までしてしまうという女性すらいると聞きます。また、今回ののりピー騒動でも、台湾からやってきたファンの男性が、彼女の面倒は自分がみると、騒いだそうですね。
犯罪者に憧れを抱くという気持ちは、昔からあったのかもしれませんが、それでも、近頃は、凶悪犯に特化する傾向が強いように思えます。やはり、世の中が少しずついびつになってきている証しなのでしょうか?実に、薄気味悪い現象と言わざるを得ませんね。
そうですね。上祐史浩の場合も、監禁王子と呼ばれた男にも、同じようなことがありましたね。
おっしゃるように、自分の身の周りにそんな犯人がいれば絶対に嫌だと思うものでしょうが、テレビ画面を通して観ると、ドラマの主人公と大差ないように感じてしまうのでしょうね。
時には、刑務所まで面会に行き、受刑者と結婚の約束までしてしまうという女性すらいると聞きます。また、今回ののりピー騒動でも、台湾からやってきたファンの男性が、彼女の面倒は自分がみると、騒いだそうですね。
犯罪者に憧れを抱くという気持ちは、昔からあったのかもしれませんが、それでも、近頃は、凶悪犯に特化する傾向が強いように思えます。やはり、世の中が少しずついびつになってきている証しなのでしょうか?実に、薄気味悪い現象と言わざるを得ませんね。
Posted by ちよみ
at 2009年11月23日 23:47

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