近頃のテレビ番組

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    近頃のテレビ番組を観ていて、気付いた。

    とにかく、食べ歩き番組が多いのだ。

    大盛りシリーズやら、激安グルメやら、ご当地B級グルメなどなど、タレントやアナウンサーがとにかく食べて食べて食べまくる。

    この不景気に、どうしてここまで食にこだわるのだろうか?近頃のテレビ番組

    大震災の被災地では、義援金の配分も滞り、お金がなくてとても外食などままならない人たちが多いと思うのだが、そういう人たちに、「これは美味しい」「一度食べて下さい」「この大盛りランチを何分で完食できるか」などという番組ばかりを観せることに、どんな意味があるのかと、常々疑問に思うのだ。

    そして、もう一つの疑問は、お笑い芸人や若手タレントたちを大勢スタジオのひな壇に並ばせて、面白おかしい話だけで盛り上げようとする番組である。

    おそらく、必要経費は出演者たちへのギャラのみで、しかも若手のタレントの出演料など大した額ではないために、かなり安価な番組に仕上がっていることだろう。

    このようなおざなりな番組が増えたのはどうしてなのか?

    実に、奇怪な現象である。

    テレビ局の怠慢なのか、冒険心がなくなったのか、それとももっと生臭い金銭的事情というものなのか?

    そして気になるのが、あのわざとらしい笑い声の挿入である。時には、別にそれほど感心することでもないところへ、まるで一世一代の謎が解けたような声で、「へ~~~!」と、納得してみせたりもする。

    耳障りとしか言いようがない。

    あんな効果音とも言えない声を仕事にして、ギャラを稼いでいる人たちもいるのかと思うと、それこそ「へ~~!!」である。

    それにしても、食べ歩き番組で誰一人として、「まずい!」という人がいないのも不可思議だ。(まあ、そんな感想を放送出来ないか・・・)

    皆、何を食べても「うまーい!!」としか言わないなんて、そっちの方が胡散臭く思える。

    もう少し、視聴者の身になるような番組は制作できないものなのだろうか?

    食べ歩きやお笑い芸人たちのひな壇トークは、正直もう食傷だ。

<今日のおまけ>

    今日、安曇野市の歴史をひもとくという番組を放送していた。

    安曇野市の土壌は、雨水を尽く地下に染み込ませてしまう性質をもっているので、元来稲作には適さず、かつては水争いが絶えなかったそうだ。

    そこで村人たちは拾ケ堰(じっかせぎ)を造り、今では評判の米どころとなった。

    そして、安曇野の大地をくぐりぬけて濾過された湧水が出る場所では、江戸時代からワサビの栽培が盛んで、満願寺の軟水は特に有名だそうだ。

    水に雑味がないので、コーヒーやお茶をいれる時に使うと、素の味が引き立つという。

    夏に見る水の風景は涼やかで気持ちが良い。

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この記事へのコメント
こんばんは。

最近のテレビは、確かに面白くないですね。

とにかく、芸人らしきタレントが出過ぎだと思います。

しかも、持っている「芸」をやるなら、まだしも
ただ、トークをするだけの番組が多すぎますね。
しかも、プライベートをあばいたり、ドッキリをしかけたりで、あまりにも幼稚過ぎます。

食べ歩きの番組も、もういい加減にしてほしいものですね。

最近は、テレビをあまり観なくなってきました。
観る時は、BSの番組を観ています。
BSは、けっこう観れる番組がありますから。

せっかく地デジのテレビを買ったのに、番組の内容がお粗末では、泣きたくなります。



安曇野のわさびは、地下水のお蔭で栽培が成り立っています。
しかし最近、その地下水も減少の傾向にあります。
地下水といえども無尽蔵ではないので、その使い方は将来を見据えたものがないといけないと思っています。
Posted by こみさん at 2011年08月15日 22:35
こみさまへ>

 こんにちは。

 本当に、おっしゃる通りです。
 漫才芸人なのに、漫才などほとんど見たことがないという芸人の多いこと。しかも、コンビが別々に行動しているので、誰が誰と組んでいるのか皆目判りません。
 お笑い芸人というのなら、自前トークなどではなく、本業のお笑い芸で楽しませて欲しいものですね。
 それとも、本業では視聴者を笑わせることが出来ないほど拙い芸なのでしょうか?
 著書もお笑いとは関係ない物ばかりで、芸人を名乗るより、著述家を名乗った方がいいのではないかとさえ思います。
 まあ、素人芸人が増えすぎたのかもしれませんね。

 食べ歩き番組の多さにも閉口しますね。
 しかも食を提供する側では少しでも宣伝効果が上がればということで、豪華料理を無料でタレントたちに食べさせることもあるそうですから、ロケもかなり安価で済むのでしょうね。
 食べ歩きはほどほどにして、もっと視聴者のタメになるような、見応えのある番組は出来ないものかと思います。

 それに比べて、この安曇野紹介の番組は、良かったです。画面の美しさについチャンネルを替える手を止めて見入ってしまいました。内容も含蓄があり、楽しめました。
 そうですか。あの澄んだ地下水が減少傾向にあるんですか・・・。信州の美しさの代名詞ともいうほどの名水を、何とかこれからも守って行かなくてはいけませんね。
Posted by ちよみちよみ at 2011年08月16日 11:36
70年代のかくし芸 辺りの方が、今の芸人よりも上手いですね。YouTubeでみる志村けん氏とキャンディーズのコントや漫才は本当に面白いんです、間 の取り方が本当にプロ。
今の芸人は楽屋落ち ネタで、視聴者には本当に面白くない内容です。

「へえー」も煩くて、あれはテレビ局が視聴者に上から目線で番組を作っている態度の表れでも有ると思います。
お前達こんな事も知らないんだろう 見たいな態度がアリアリ。

笑っていいとも のタモリさんは最近評判が悪いようですが、ブラタモリやタモリクラブは絶好調なんですが。鉄道ネタのとき等、本当にたのしんでいますし。
どうせならばユージックフェアの様な歌番組作ってもらえないかとも。
最近は聴く価値無い歌番組が多くて。ダンスがセクシーだから良い歌手 ダンスが激しいから口パク当然 と質の低い歌手が主流になった今を憂いました。

ところで、野田財務大臣はもっと全うな人と思っていましたが、理念の無い大連立・国民に負担の大きい増税ときて、多数の国民に苦しみを味合わせた太平洋戦争指導者は戦犯ではない とは、恐れ入りました。
Posted by DT33DT33 at 2011年08月16日 21:37
DT33さまへ>

 こんばんは。

 70年代のギャグやコントは、お腹を抱えて笑えましたね。こちらも感性が若かったからなのかもしれませんが、それでも、笑いの質が高かったように思います。
 おっしゃる通り、タレントも歌手もお笑い芸人さんたちも、皆さんプロ意識に徹していましたね。

 あの「へー」に感じる違和感は、番組製作側の上から目線だったんですね。視聴者を先導してやっているんだぐらいの気持ちなのでしょうか。だとしたら、かなりズレていると思います。正直、今は視聴者の方が物知りの場合が多いですから、「どうして、そんなところで感心するの?」と、言うこともありますよね。

 歌番組も色あせましたね。
 とにかく今の音楽はうるさいの一言です。要は、すべてにおいて「間」の取り方が悪いからだと思います。今の音楽は「余韻」を感じている暇もないので、聴いていて辛くなるんですよね。

 野田さんの大連立構想は、確かに安易な感じがします。太平洋戦争指導者は戦犯ではない---の発言は知りませんでしたが、それを言われては、国民の犠牲は何だったのか?ということですよね。
 とにかく、今は増税されては困りますね。未曽有の大震災の痛手から必死で立ちあがろうとしている国民の足をすくうような真似はしないで欲しいものです。
Posted by ちよみちよみ at 2011年08月16日 22:17
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