外国人観光客に折り紙を・・・
2015年12月20日
外国人観光客に折り紙を・・・
ここ半年ばかり、まったくといっていいほど文章を書いていなかった。
てなわけで、トホホなくらいに書き方を忘れている・・・。

日本語を忘れている・・・。

街の中を歩く観光客の大半は、今や外国人となり、英語で話すのが日常化しつつある。
まあ、小学生レベルの簡単な英会話だが、何とか伝わるから不思議だ。
小さな子供連れの外国人観光客には、鶴や兜、手裏剣などの折り紙をプレゼントすると、とても喜んでくれる。

殊に、ハスの花の折り紙は好評だ。
手の込んだ作品よりも、簡単に折れる類のものの方が何故か人気があるから面白い。
外国人観光客の多くは、やはり、純和風に憧れがあるようで、わたしたちにとってはど~ってことのない木造日本建築や蛇の目傘、下駄などにも興味を覚えるらしい。
彼ら曰く----「日本はクール(格好いい)」なのだそうだ。

そういえば、深夜に放送しているアメリカのドラマでも、男性主人公(元CIA諜報員)に対して、侍ファンの少年が、
「おじさんは、浪人なんだね。浪人は、主君を持たない侍のことだよ。本当は(主君の命を受けて)切腹しなければならないんだけれど、陰の仕事をするために生かされているんだ」
と、如何にも通ぶるシーンがあって、ついニヤリとしてしまった。
そういえば、『ジョンイ』にも、親指を立てて日本風ギャグのような仕草を見せるシーンや、ヒロインが礼儀作法を覚える際に足のしびれを直すためのおまじないをするシーンがあるなど、まるで日本人視聴者に違和感なく観てもらえるようにとの配慮がなされているかのようで恐れ入った。
ところで、このヒロイン----ドラマが進むにつれて少しずつ体格が良くなって行くように思えたのだが・・・気のせいか?
撮影等によるストレスのせいか、はたまたその逆か・・・?
そんな疑問を口にしたところ、一緒にテレビを観ていた父が、
「若い娘は、丸っこいほど可愛い!」
と、一刀両断。
な~~る、ほど・・・。
そういう見解もありますなァ・・・。

『天国の樹』---って・・・
2015年12月20日
『天国の樹』----って・・・
昨日からの寒さときたら----やっぱり、12月ともなれば、こういう感じになるんだね・・・。

山は雪が降って、ようやくスキー場にも活気が出て来たようだけれど、こちらは急激な気温低下で、肩がこるほどに血圧が上がっている。
暖房器具の不始末が原因なのか、火事も頻発しているらしい。
テレビでは、「出張お宝鑑定・山ノ内町」が放送されていた。
そして、雪の季節になると思い出すのが山ノ内町の温泉街でロケが行なわれた韓国ドラマ『天国の樹』----。
これは、出演を機にスターの座を手にした俳優を多数輩出したことでも知られる『天国の階段』『美しき日々』に続く、俗に天国シリーズとも呼ばれる作品群の最終章とのこと。
しかし、その頃のわたしといえば既に身体はボロボロで、「ああ、何か近所でドラマのロケやっているんだね・・・」ぐらいの認識しかなく、正直、ドラマの放送も、所どころかいつまんで観ただけだった。
ただ、うっすら記憶に残っているのは、制服を着た若者たちが渋や角間の温泉街を元気いっぱい走って来る姿。
山ノ内中学校(劇中では高校の設定)の校庭に積もった深い雪の中で、男子生徒たちが大げんかを始め、それを女子生徒らが必死で止めに入る・・・。
真っ白な雪景色が沁み入るように美しい、とても切ないドラマだった・・・。

出演は、小さな温泉旅館の娘でヒロイン・広瀬ハナを演じたパク・シネ、ハナの母の再婚相手の連れ子で義理の兄となるハン・ユンソ(ユキ)役のイ・ワン、ホテルオーナーの息子でハナと同じ高校へ通う藤原リュウ役の内田朝陽、ハナの母・ミチコ役の愛華みれ、ユンソの父役のチョン・ドンファンなどなど・・・。
角間温泉の小さな温泉旅館の一人娘で高校生の広瀬ハナは、東京大学進学を目指す娘のマヤを溺愛する叔母・ヨウコの嫌みに日々悩みながらも、明るく生きていた。
そんな折、母・ミチコが韓国人男性と再婚し、男性の息子・ユンソ(ユキ)たちとの同居生活が始まる。
しかし、言葉も分からず生活習慣も異なる日本へ突然連れて来られてしまったユンソは、固く心を閉ざしたまま薄暗い物置部屋に引きこもるばかり。
それでも何とか日本語習得の助けにもなればと、ユンソはハナたちが通う高校の聴講生となるのだが・・・。
湯田中・渋温泉郷を舞台に繰り広げられる主人公たちの青春時代と、卒業後に起きる波乱万丈の上京編をドラマチックに描く哀愁に満ちた純愛ストーリーである。