『初恋』ばなし・・・
2015年12月23日
『初恋』ばなし・・・
それにしても、街の中に外国人の姿が多い。
観光客の半数が外国人といった具合だ。
そんなわけで、近頃は外見だけでは日本人と外国人の区別がつかなくなってしまった。

「この間、電車に乗ったんだけれど、乗客のほとんどが外国人だったので、ここ何処の国?----って、思っちゃった」
と、笑う近所の主婦もいる。
ユニークな時代になったものである。

で、髪を切りに美容院へ----。
そこで聴いたラジオ番組で、一般リスナーから『初恋』にまつわるエピソードを募集する---という企画をやっていた。
すると、わたしの髪をカットしながら、女性美容師さんが、
「『初恋』---って、覚えています?」
と、訊く。
「恋のドキドキ感って、一種の緊張感だと思うのよね。相手に自分のことを悪く思われたくないとか・・・、相手が、自分のことをどう思っているのか・・・とか、そんなことばかり考えて、ご飯も喉を通らなくなる---みたいな・・・」

確かに『恋』ってやつは、緊張感が24時間絶え間なく続くようなものだろうから、ハンパなく血圧上げるだろうな・・・と、思う。
「そ~~ですねェ・・・。でも、わたしの場合、一人を好きになるんじゃくて、常にグループごと好きになってしまうクセがあるので・・・」
と、答えると、
「そういう人も、珍しい・・・」

思わず、笑われた。
要するに、何人かの男性たちが一丸となって協力している姿に感動するわけで・・・。
その中の一人が欠けても、興が冷めてしまう。
「それじゃァ、誰かに奪われちゃうんじゃないか---なんて、心配する必要がないから、気持ちも楽だね。あたしは、好きな人が出来たりすると、そればかり考えていたから・・・」
と、美容師さん。
たとえば、こんな感じ----。
大好きな人が、いつか自分のそばから去って行くのではないかと、いう不安に常にさいなまれる苦しさ・・・。
でも、それがまた甘くて切ない『恋愛』の醍醐味でもあるのだそうだ。
あなたは、ご自分の『初恋』---覚えていますか?

では、また----。