自分を褒める人の心理とは?

自分を褒める人の心理とは?




    「初めて自分で自分を褒めたい」とは、アトランタ五輪で銅メダルになった元女子マラソン選手の有森裕子さんの言葉だったかな?

    こうした自分を褒めるという行為は、あまり普段、他人からの褒め言葉をもらったことがない人がすることなのだそうだ。

    有森さんは、おそらく「頑張って!」とか「おめでとう!」という言葉は大勢の人からかけてもらうことがあっただろうが、「頑張ったね」「偉かったよ」「立派だったね」という褒め言葉をもらうことは、あまりなかったのではないかと推察する。

    そこで、色々な意味で五輪出場までの辛い道程を振り返り、つい口から出たのがこの言葉だったのだと思われる。

    つまり、つい自分を自分で褒めてしまう人は、それまでの人生の中で、あまり他人から褒め言葉をかけてもらったことがない人が多いそうだ。

    「あたしって、いい女だからさ~。あんまりいつまでも放っておくと、誰かと結婚しちゃうよ」

    こんな冗談を言う女性もいるが、おそらくこういう女性は、これまで男性から、

    「きみって、美人だよね~」「料理もうまいし、気配りもあるし、良いお嫁さんになるんだろうな」

    なんてお世辞を言われることも、ほとんどなかったのではないかと思われる。

    「もう、何人からもプロポーズされて、ホント困っているの」

    こんな自慢話をついしてしまう女性も、結局は想像上のプロポーズで自分を鼓舞することで、誰も相手にしてくれない寂しさを紛らわせているのだそうである。

    しかし、こういう自分褒めをするのが癖になっているような女性は、本音の部分で自分はいい女だと思っているもので、あながち自虐的な気分でいるわけではない。

    「どうして、周りの男性は、こんないい女に気付かないのかしら?」

    と、いつも心の中に思い通りにならない不満を抱えているものなのだそうだ。

    そして、そんな自分の周りの現実を何とか変えようとして、自分褒めを繰り返すのである。

自分を褒める人の心理とは?


<今日のおまけ>

    日本テレビが5月4日夜に放送したバラエティー番組「芸能★BANG+」の特別版で、お笑いコンビ、オセロの中島知子さん(40)と同居していた占い師の女性が出演するかのようなテロップを表示しながら結局登場せず、視聴者から多くの批判を受けたとして、同局が公式サイト内で謝罪していたことが29日、分かった。

     番組では「オセロ中島騒動 占い師 スタジオ登場」などとテロップを表示。しかし、実際に登場したのは中島さんと同居していた占い師ではなく、占い師の知人である別の占い師だった。(YAHOO!ニュース)



    これ、わたしも観ましたね~。face03

    中島さんと同居していた占い師本人が出演するという触れ込みにしか、受け取れませんでした。

    実際は、中島さんと同居していた占い師と同居していた占い師だったんですけれどね。(~_~;)

    まあ、わたしとしては、番組内容が意外に面白かったので、最後まで観てしまったんですが・・・。本物が出演すると思い込んでいた視聴者は、「騙された!」と、思うでしょうね。

    「表示をどう受け取るかは視聴者の勝手だ。こちらは嘘を書いている訳じゃない」

    と、いう局側の言い分なんでしょうけれど、極めて紛らわしい書き方であるということは間違いありませんね。誤解を生んでも仕方がないと思います。

    いや、局としては、おそらく誤解させるため意図的に流したテロップなのでしょう。視聴率を上げるためなら、何でもやるということだとしたら、あまりにえげつないとしか言えません。

    以前も書いたのですが、近頃は、次週の予告編を、まるでこの後すぐにでも放送するかのように紹介する番組も増えました。

    「次は----」というナレーションまでも入れて、視聴者を強引にCM後まで引き付けようとします。

    「次は----」と言われれば、視聴者は、CM後にその続きを放送するものと思ってチャンネルを替えません。

    これを、「次週は----」と、言わないところがテレビ局の巧妙かつ卑怯なやり口なのです。そんなわけで、近頃は、こちらも学習して、だいたい番組が終了する時間になるとテレビのスイッチを切ることにしています。icon09
    

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この記事へのコメント
おそくにこんばんは。

確かに、テレビ番組の告知は、紛らわしいものが
多いですね。

実際に観てみたら、何だこんなものかと、思う内容のものがありますね。

やはり視聴率稼ぎなんでしょうね。

しかし、それまでして観させようとする、そんな事で良いのでしょうか。
視聴者を騙すというのか、馬鹿にしているとしか思えません。

そんな事しなくても、最後まで観たいと思える、番組つくりをして欲しいものです。


有森さんの「自分で自分を褒めたい」 は、あの当時聞いた時は、名言だと思っていましたが、そういう意味合いもあったのですね。

考えてみれば、自分で自分を褒めたいなんて考えた事などないですね。
良くやったなぁ、と思う事はあっても、褒めたいなどとは思わないでしょうね。

しかし、あれ以来、自分で自分を褒めたい人が増えた気がしますが。
Posted by こみさんこみさん at 2012年06月01日 23:51
こみさまへ>

 こんにちは。
 テレビの番組告知には、騙されますね~。判っているはずなのに、ついCM終了まで観てしまう自分も情けなくなりますが・・・。時間を見れば、続きが放送できるはずないんですよね。

 でも、そんな視聴者の気持ちを利用する局側の意図は、本当に何なんでしょうか?「要は、視聴率稼ぎと同時に、CMを観るように仕向けるための工作でもあるのだ」という人もいます。スポンサーへの配慮ということなのかもしれませんね。
 スポンサーなしでは、番組は作れませんから、「うちの番組は、こんなに視聴率がいんですよ~」と、スポンサー側にアピールするためのデータが欲しいんでしょうね。

 結局、視聴者目線ではないということなので、最近の番組はタレントたちだけが視聴者を置き去りにして、勝手に盛り上がるような内容が増えているのではないかと思います。
 まあ、自分たちは視聴者からお金をもらっている訳ではないから、どんな番組を作っても良いだろう---と、考えているのかもしれませんが、一応電波は公共のものなので、こういう考え方もどうかと思います。

 もう一度、テレビ黎明当時の国民に対する真摯な気持ちを取り戻して、視聴者第一の番組制作に立ち返って欲しいものです。

 そうですね。
 有森さんの言葉もあの時は、新鮮に感じたものですね。あれから、自分を自分で褒める人が実に多くなりました。
 それだけ、皆、人から褒めてもらいたいという願望が強いのでしょうね。
 この間、何かの番組で、「褒めることが人間形成に最も大事」という趣旨のことを話していましたが、自分で自分を褒めるしかないというのも、何か一種の切なさを感じます。
Posted by ちよみちよみ at 2012年06月02日 12:08
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