観光に携わるなら・・・

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    山ノ内町内を観光客に道案内する時に、説明の目印となるのが橋である。

    町内の主要河川として流れるのが渋・安代温泉の横湯川、この横湯川と角間川が合流してなる夜間瀬川だ。

    これらの川には、八つもの橋がかかっており、下流から夜間瀬橋、天神橋、穂波大橋、栄橋、星川橋、黒川橋、渋湯橋、和合橋----となる。

    黒川橋に関しては、かつて安代橋と呼んでいた地元住民もいるが、現在の安代橋は、安代温泉本通り(堤防沿いではない)にかかる小さな橋のことをいうそうだ。

    これらの橋の名前を覚えているだけでも、観光案内はかなりし易くなるはずだ。

    だが、町内の観光業に携わる若い人たちの間には、こうした橋の名前や川の名前がうろ覚えとか、ほとんど知らないという人が多い。

    志賀高原までの道順を観光客に訊ねられても、橋の名前を知らないのでは伝えようがないのである。

    また、渋温泉までの川をすべて夜間瀬川だと思い込んでいる者もいる。

    横湯川と角間川が何処で合流するのか判らなければ、橋の説明さえ出来ない。

    「おもてなしが大事」と、口を酸っぱくして唱えるにしても、自分たちが住んでいる場所の地図さえ判らないのでは、そんなものは素人の知ったかぶりに過ぎない。

    観光客にはおいしい料理を提供して、面白おかしく過ごしてもらいたいというばかりでは、観光のプロの仕事とは言えない。

    地域には、地域の伝説にまつわる歴史や独特な文化、地名がある。

    殊に、ホテルや旅館業にかかわる人たちには、そうしたことを徹底的に勉強してもらいたいものだ。

    因みに、渋温泉の横の川は、横湯川という名前である。

    渋温泉の横湯川には、下流から渋湯橋、和合橋とあり、和合橋を渡ると沓野方面へと上り坂が続く。

観光に携わるなら・・・

    

<今日のおまけ>

    簡単朝食の作り方を考えた。

    フライパンにサラダ油をひき卵2個を落として目玉焼きを作るのだが、その際玉ねぎのスライスやキャベツをざく切りしたものも一緒に目玉焼きの隣へブチ込んでしまうのだ。

    フライパンに蓋をして3分ほど加熱し、塩コショウなどで味付けすれば、一度に朝食のおかずが完成してしまう。

    スパゲティーを作る時も、フライパンの中ほどまで水を入れて沸騰を待たずに半分に折り短くしたパスタやざく切りキャベツを投入。

    蓋をしてゆで上がったところへガーリック、マーガリン、醤油で味付けすれば、他のナベを汚すことなく食べられる。

    実に、フライパンは万能選手である。icon22

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この記事へのコメント
映画「私をスキーに連れてって」で大晦日の夜、三上博史君が万座から奥志賀まで原田知世さんに逢いに行くシーンで、穂波温泉の橋を渡るシーンがありますね。
スキーバブルの頃に、国道が渋滞していてその橋を使い、堤防を行き料金所下にバイパスして熊の湯なんぞに行きました。
Posted by DT33DT33 at 2012年07月05日 00:52
DT33さまへ>  

 こんにちは。  

 そうでしたか。 
 穂波温泉の橋というのは、栄橋のことだと思うのですが・・・。(穂波大橋は、17年ぐらい前に出来た橋なので) 
 実際はここを渡って奥志賀へ行くというのはかなり不自然なので、おそらく物語の効果を上げるために使われたのでしょうね。  

 そうですか。 
 それは、オリンピック道路が渋滞したということなんですね。
 DT33さんは、たぶん夜間瀬橋を渡って堤防沿いに奥志賀まで行かれたのだと思います。
 オリンピック道路が出来るまでは、その堤防が国道でしたから、スキー客は、皆、堤防を通って黒川橋を渡り、上林温泉の料金所を経て志賀高原へと行っていましたね。 

 長野五輪当時にあのオリンピック道路は出来たのですが、地元の多くの人たちは反対したそうです。 因みに、あの道路は、オリンピックの際に選手や役員たちを志賀高原の競技場まで運ぶための道路ということだったそうです。最初はヘリコプター搬送を考えたそうですが、何故か道路になってしまいました。 
Posted by ちよみちよみ at 2012年07月05日 11:55
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