杖、使いませんか?
2012年07月12日
杖、使いませんか?

我が家の前を、毎日二往復する高齢の女性がいる。
一度目はご主人を外湯へ入浴させるために、女性が付き添って来るのだ。
そして、二度目は、女性自身が入浴するために、独りで共同浴場までやって来る。
その女性の家から共同浴場までは片道五、六百メートルはあるだろう。
高齢者にとってみれば、往復はかなりきつい距離である。
ご主人はこのところめっきり足が弱くなってしまったので、一人でこの距離を歩いて来るのは大変だということで、毎日奥さんも同行するわけである。
もちろん、洗面器などの入浴道具は奥さんが持ち運ぶ。
ご主人は、手ぶらでやっと歩いている状態である。しかしながら、そのご主人が杖をついたりしている姿を見たことはない。
杖をつけば、一人でも共同浴場まで歩くことは出来るのではないかと思うのだが、そうはしない。
どうも、杖をつくということがご主人にとってはこの上もなく恥ずかしいことのようなのだ。もう、年も年なのだから、杖をついても、シルバーカーを押しても、何も不思議なことではないと思うのだが、それがどうしても出来ないらしい。
高齢女性の中には長距離を移動する時、シルバーカーを使う人は多い。
しかし、どういう訳か、足の弱い男性高齢者でこれを使用する人はほとんどいないのである。
杖をつくことにも、女性以上に男性には抵抗があるようだ。
そこで、意地でもそういうものに頼ることなく歩こうとするのだが、やはり限界があり、必然的に奥さんに負担をかけることになる。
見栄を張らずに補助用具のお世話になれば、もっと自由に外へ出て行くことも可能なのだろうが、男の沽券がそれを許さないのだろう。
わたしも脚がよく動かなかった時は、しばらくの間杖を使っていた。
杖は、本当に便利だし、これを使うことで家に閉じこもってばかりの生活が少し変わり、歩行訓練が出来るようになって行動範囲も広がった。
杖を使うことは決して恥ずかしいことではない。
格好など気にしている場合ではないと思うのだが・・・。
*** 写真は記事と何ら関係ありません。
<今日のおまけ>
昨夜、家の外がやけに騒がしく、隣の家の屋根や、我が家の軒の上を誰かが歩いているような音がしていたので、窓を開けて外を見ていたら、窓の下を通った近所の人がこちらを見上げて、
「サルがいるんだよ。それも4、5匹も集団で----。あっちこっちの屋根に飛び移ったりしているから、窓は閉めておいた方がいいよ」
と、教えてくれました。
また、地獄谷野猿公苑から下りて来たのでしょう。本当に困ったものです。
早く山へ帰ってもらわないと、洗濯物も干せません。
このサルたちの様子は、またのちほど----。
で、共同浴場の湯船のお湯の中に、今度は尿漏れパッドが落ちていたそうです。
使用していることを忘れて肌に付けたまま入浴してしまったのでしょうが、入浴する他の人の迷惑にもなりますから、気を付けて欲しいですね。
昨夜、家の外がやけに騒がしく、隣の家の屋根や、我が家の軒の上を誰かが歩いているような音がしていたので、窓を開けて外を見ていたら、窓の下を通った近所の人がこちらを見上げて、
「サルがいるんだよ。それも4、5匹も集団で----。あっちこっちの屋根に飛び移ったりしているから、窓は閉めておいた方がいいよ」
と、教えてくれました。
また、地獄谷野猿公苑から下りて来たのでしょう。本当に困ったものです。
早く山へ帰ってもらわないと、洗濯物も干せません。
このサルたちの様子は、またのちほど----。
で、共同浴場の湯船のお湯の中に、今度は尿漏れパッドが落ちていたそうです。
使用していることを忘れて肌に付けたまま入浴してしまったのでしょうが、入浴する他の人の迷惑にもなりますから、気を付けて欲しいですね。
Posted by ちよみ at 11:15│Comments(0)
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