色々おしゃべり 6

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    13日にアリゾナ州で行われた決起集会。松坂、岩隈、藤川、中島の日本人メジャー選手の来訪にも積極的に声をかける姿は見られなかった。4人は前回の優勝メンバーで米国での戦いも熟知している。だが、目的意識を持って質問をぶつけてこない。前日に日本から到着したばかりで時差ボケや疲労もあっただろうが、その熱の低さに4人は「元気がないな。アメリカに来ただけで満足してしまったのかな」と声をそろえたという。

    「共にアメリカへ!」を合言葉に2次ラウンドでは台湾戦に驚異の粘り腰で勝利。一気に1位突破を決めた。そこで、ホッとした空気が出たのは事実だった。しかも、アリゾナでの練習試合2試合は本番のサンフランシスコとは気候も湿度も大きく違う。「ここで合宿やっても意味がないよ」とある選手は言った。

    前回、前々回は世界一が至上命令だった。意識の違いは、1次ラウンドの戦いに表れた。過去2大会も同ラウンドの最終戦に敗れたが、その時はイチローの怒声が飛び交った。「ふざけんなよ!」「次見てろよ!」。そのイチローはいなかった。今回のキューバ戦。敗れてもナインからは笑みがこぼれ「次は頑張ります」と軽々しく言う選手もいた。主将の阿部を中心にチームはまとまっていたのも事実。ただ、イチローのように強烈なキャプテンシーで引っ張る選手もいなかった。

    サンフランシスコからが本当の戦いと考えた選手はどれだけいたか。かつて、松坂は言ったことがある。「いったん気持ちを緩めると、次に気持ちを入れようとした時に力みや重圧につながる」。逆に言えば、張り詰めたまま、3週間を戦い抜くだけの精神力は選手に備わっていなかった。(ネット・ニュース抜粋)




    松坂選手たちWBC優勝経験組にしてみれば、今回の侍ジャパンの選手たちからは、大会に懸ける熱さや気迫が感じられなかったということなのだろう。

    第一回大会で優勝監督となった王さんは、その後胃がんが見つかり手術、前回大会で活躍したイチロー選手は、大会後胃潰瘍を患い、大リーグ開幕は故障者リスト入りした。

    色々おしゃべり 6文字通り、命懸けの戦いをくぐり抜けてきたWBC先輩たちに比べて、今回の選手たちはあまりに冷めていたといえるだろう。

    予選を勝ち進んだだけで、仕事をし終えてしまったような空気を、松坂選手たちも感じたに違いない。しかし、その背景には、日ハム時代に日の丸を背負って戦ったダルビッシュ選手が昨年7月に呟いたツイッターでの一言が影響していたのではないかとも考えられる。

    「(アメリカへ来れば分かるだろうが)WBCの結果を知らない選手も多いし、米国、ドミニカ(共和国)、ベネズエラはベストメンバーが出てないから何とも思われていません。これが現実」

    つまり、あんなに死に物狂いで戦ったWBCが、大リーグ関係者には草野球程度の価値しか認めてもらっていないという気持ちのギャップが、彼にこのようなツイートをさせてしまったのだろうと思われるが、もしも侍ジャパンの選手たちの心理に、こうした一言が無意識のうちにも浸透していたとしたならば、準決勝、決勝はおまけ----程度の認識が出来上がっていたとしても不思議ではない。

    要するに、「何が何でも勝たねばならない!」という熱意が、侍ジャパンには端からなかったということに他ならないのである。

    それにつけても気になったのが、今回、日本チームのキャプテンに選ばれた阿部選手(巨人)の言葉である。

    「次はもう、代表になるつもりはない。若い選手たちに頑張ってもらいたい」

    阿部選手自身だって、まだ33歳である。十分、若いと言っていい年齢だ。

    大会が始まったばかりの頃から何度となく語っているこの年寄り臭い言い方は一体何なのだろうか?およそキャプテンとは思えない逃げ腰の言い分である。(このキャプテン阿部という決定に対して、イチロー選手が異を唱えたという説もあるそうだが・・・)

    何処か覇気のない表情を見るにつけても、「三連覇は難しいだろうな」と、思わずにはいられなかった。

    おそらく今回のWBCは、負けるべくして負けた----と、いっても過言ではない結果だったのであろう。

    次回の代表選手選考では、野球の実力よりもまず、選手個々のWBCへの意気込みを重視した方がいいように思える。



    

<今日のおまけ>


    マエケン、プエルトリコ戦で、一球投げたところで審判から「手首につけている数珠を外せ」と注意されたことが、ペースを乱し連続四球を出す結果に----って、その程度のことでペースを乱すなんて、本当にプロ?って言いたくなる。

    プロは、お金をもらっているんだから、どんな要求にも応えられてナンボの商売。そんなこと四球の言い訳にはならないはずだよね。face03



    今日は、暖かくて過ごしやすかった。

    家の中で、重いカーディガンを着なくてもいいと思うだけで気分が軽くなる。

    今年に入ってからというもの、連日、氷点下10度以下というのだから、この冬は確かに異常だったのだ。

    「あまりに寒いので、自分だけがおかしいのかと思っていたけれど、そうじゃなかったんだよね」

    近所の女性が言う。

    ここ二、三ヶ月姿を見かけなかった人も、ようやく家から外へ出てきた。

    あまりの寒さで身体が変になってしまい、何もやる気がなくなって、毎日寝てばかりいたそうである。

    こんな日が続いてくれると嬉しいんだけれど・・・。

    が、春といえば花粉症の時季。

    わたしの周りでも鼻水や目のかゆみに悩まされている人たちが増えてきた。

    テレビ番組では、「今年は花粉の飛散が早めに始まるので、ゴールデンウイークまでには症状も治まるでしょう」と、言っていたが、それは東京周辺のこと。

    信州の飛散状況は、どんな具合なんだろうか?

    

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