声なき声は賛成とみなされる

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    信濃毎日新聞の「山ろく清談」に、前中国大使の丹羽宇一郎さんの談話が掲載されていた。

    「(中国大使を務めて)2年半ぶりに日本へ帰って来たら、知的空気が非常に悪い。本当の自分の意見を言うと、疎外感を感じてしまうという意味です。政権側に反対する意見を言うと弾かれるというような。例えば、政権内にいろんな会議、協議会が立ち上がっていますが、ほとんどが賛成者の集まりになっています。これでは、本当の意味の改革になかなかならない。右傾化していると海外でも言われていますよ。----

    尖閣諸島購入計画について、私は英紙のインタビューで、『もし計画が実行されれば、日中関係に深刻な危機をもたらす』と発言し、日本国内からさまざまな批判を浴びました。おかしいんですよ。私は賛成も反対も言っていない。大変なことになりますよと言っただけ。(私の発言に)賛成だという人も結構いたんです。じゃあ、言ったらどうですかと、私が言っても、(公には)言わないんですね。声なき声は賛成になってしまいます。選挙の投票に行かないのも同じ。民主主義社会の中で全員が一致するというのは、気持ち悪いことです。異常な社会ですよ。

    第二次大戦前の日本とそれほど大きな差がないんじゃないですか。危ないですねえ。軍部に反対すると嫌がらせを受けるとか、殺されるとか、そういうのが怖いからみんな黙っている。そういう空気で対戦に入って行ったのではないですか。-----」


    政権内に生まれつつある疑問や矛盾を直に見て来た人物による、何とも実感がこもった談話だと思う。

    消費増税についての有識者会議も、一応賛成派、反対派の双方を招いているそうだが、これは、国民の中にアベノミクス効果が未だ浸透しきれていないため、政府としても来年度からの引き上げを強引に推し進めようとしている訳ではないとのパフォーマンスだという説もある。

    テレビ番組の街頭インタビューでは、もちろん消費増税に反対する声が大きかったが、中には、

    「将来の国民に大きな負担を背負わせるのは困るので、増税には賛成」

    と、言う女性店員もいた。が、その女性でさえ、増税で客が減るのは痛いと付け加える。

    おそらく、本音は反対なのだろう。

    マイクの前では本音が言えないような雰囲気が、既にじわじわと広まりつつあるのではないかとの不気味ささえ覚えた。

    TPP交渉の詳細も、国民には一切知らされていない。

    噂では、結局日本はかなり大幅な譲歩をせざるを得ない状況になりつつあるのではないかと、いうことである。

    ある消費増税反対派の政治評論家が皮肉をこめて話していた。

    「来年から、1%ずつ上げることになるかもしれません。最初は国民もそれなりに抵抗するでしょうけれど、そのうちに慣れてしまいますからね」

    でも、確実に生活保護受給者は増加するだろうな。

声なき声は賛成とみなされる




<今日のおまけ>


    今日は、日差しは強いものの空気がカラッとしていて、涼しい一日だった。

    それにしても、やたらに日暮れが早くなったものだ。

    まだ、八月だというのに、この日没の早さは何だろう。

    連日の異常高温といい、何か地球の軸がおかしくなっているような感じさえする。

    

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