ここだけの話・・・・・513

~ 今 日 の 雑 感 ~


ここだけの話・・・



    「ここだけの話なんだけどさ・・・・」

    こう言われると、ちょっと、そそられますよね。face02

    「なになに、おせてくんな!」

    なんて、わたしなら身を乗り出してしまいます。

    でも、「ここだけの話なんだけれど・・・・」が口癖の人は、案外、自己顕示欲が強く目立ちたがり屋が多いようです。

    つまり、「ここだけの話なんだから、ありがたがって聞けよ」と、いう気持ちが裏にある訳で、情報の価値を高めて、自分への注目度を上げようとしている訳です。

    ですから、こういうことを頻繁に言う人の情報ほど、大して目新しいものはないというのが通り相場のようで、

    「そんなこと、もう、みんな知っているよ」

    などと、呆れかえられることが落ちです。

    しかし、これとは全く別の気持ちで、「ここだけの話なんだけれど・・・・」を、連発する人がいます。

    こういう人は、一口に言って「小心者」の人です。

    「ここだけの話なんだから、誰にも言わないでね」

    と、いう意味を暗にほのめかしている訳で、「自分がしゃべったことであとで問題が起きたら困る。ここだけの話にしておいて欲しい」と、いう気持ちがこの言葉を使わせているのです。

    ですから、もしも自分がこのことを話して、あとあと面倒が起きても、自分のせいではないと、聞いた相手に責任転嫁をしながら話すのですから、小心者で責任逃れの典型的人格といえるのだと思います。

    それにしても、この「ここだけの話」は、頻繁に口から出したのでは、周りには「またかよ」と、呆れられてしまいます。

    ですから、この言葉を使う時は、本当に「ここだけ」にふさわしいような内容であるかどうかを考えてから口に出した方がよさそうですね。 

ここだけの話・・・・・513


<今日のおまけ>

    テレビドラマの「チーム・バチスタ 2」で、水中毒症という病気があるということを知った。

    水中毒症は、文字通り水をものすごくたくさん飲むことで身体中のナトリウム値がさがり、脳浮腫を起こして人格までも変えたり、最悪死亡することさえあるという怖いものだそうだ。

    そういえば、わたしも病気が最悪の状態の時は血中カルシウム値が異常に高くなり、喉が渇くため、ものすごい量の水分をとっていた。担当医の先生は、この水分量をやたらに気にされていたが、もしかしたら、こういう理由があったのかもしれない。

    ただ、わたしの場合は、脳浮腫ではなく、足浮腫だったのだが・・・・。

    人間の身体とは、本当に不思議なものである。

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この記事へのコメント
ありがとうございます。

一年が駆け足で過ぎ去っていくようでが、ブログを通して、考えさせられたり、反省致しております。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
Posted by 春雅(しゅんが)春雅(しゅんが) at 2010年04月30日 08:02
春雅(しゅんが)さまへ>

 お返事、ありがとうございます。
 本当に、月日の経つのは早いものです。
 わたしも春雅さんのブログで、たくさん学ばせて頂いております。
 
 こちらこそ、よろしくお願いいたします。
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月30日 09:40
「ここだけの話」

たまに使いますね。
どちらかというと、小心者の使い方ですかね。

本当は、言ってはいけない話を話すときに
自分に責任がこないように、という想いがあって使いますかね。

でも、皆さんけっこう使っているのではないですかね。
まあ、良く考えてもると、そんなにたいした
話ではない場合が多いです。

小心な人はそういう、まえふりをしたほうが
話やすいということもあるのだと思います
(笑)
Posted by コミ at 2010年04月30日 20:39
コミさまへ>

 そうですね。
 皆さん、結構使っておられますよね。
 考えてみれば、わたしもよく使います。こういう前ふりがあると、案外、気持ちに余裕が生まれ話しやすくなるものなんですよね。
 世の中が今のように言動に制約を作り窮屈になってきたことで、ますます、自身の言葉に責任を持たなくてはならなくなったがために、逆に責任回避のバリアを予め張ってしまう人が増えたのかもしれません。
 確かに、リスクを恐れる「小心者」が多くなったとも言えるでしょうね。かつてのように少しぐらいの間違いや誤解は、大らかに許してしまうことが出来ない社会構造が、このような言葉を多用させているのかもしれません。
 「~とか」や「~みたいな感じ」などという言葉も、いわゆる責任回避から生まれたものなのだと思いますし、また、語尾上がりの話し方も、相手に「~でしょう?」と、同意を促すことで、自分にかかる負担を軽減している訳です。
 まあ、そう考えると、現代社会は、これまでにない言葉の無責任時代に突入したとも言えるのではないかと思うのです。
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月30日 22:05
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