今日は通院日・・・・・515

~ 今 日 の 雑 感 ~


今日は通院日



    大して話題もないのですが、今日はまた例の如く通院日でした。

    いつも病院内は、さながら患者さんの海といった状態で、人人人・・・・。駐車場などは自動車を止める場所を見つけるだけでも時間がかかってしまいます。

    今日は通院日・・・・・515殊に連休の間の平日とあって、この日に診察して頂かなければ休日中に何かあったらまずいと思う患者さんたちがぞくぞくと集まり、院内は、正にてんやわんや。

    外来では、奇声を発する車椅子の認知症老人を懸命に黙らせようと四苦八苦している男性がいたり、泣きわめく幼い子供や、自分がこれから何処へ何をしに行ったらいいのか判らなくなってしまった高齢の女性など、それは大変な騒ぎでした。

    採血待ちの廊下では、外科部長の先生が廊下を何度も何度も行き来して、そうかと思うと、わたしが入院中よく顔を合わせていた外科の先生が、「こんちわ!」と、頭を下げて大慌てで通り過ぎて行きます。

    CT(コンピューター断層撮影)待ちの長椅子には、何処まで続くのかと思うほどの長蛇の列。

    医師も看護師も患者も、皆、早足で廊下を歩きまわります。

    そして、きっかり午前11時。わたしの名前が呼ばれました。

    診察室には、いつもの青年外科医の先生が、これまたいつものマスク姿で診察椅子に腰かけています。

    先生がパソコンの画面でわたしの診療データを検討した結果、また、薬が少し減りました。

    「今度は、また三ヶ月後の診察ですが、それまでにおかしいな?と、思うことがありましたら、いつでもおっしゃって下さいね」

    気さくに話して下さる先生には、本当に感謝しています。

    「診察のあとで、採血して行ってくださいね」

    そいう言われていたので、診察が終わると廊下で処方箋などの書類が渡されるのを待っていたところ、若い女性の看護師さんがそれらを持ってやって来て、

    「では、今日はこれで終わりですから会計へ寄ってお帰り下さい」

    「え?-----採血しないでいいんですか?」

    わたしが訊ねると、看護師さんは、先生、そうおっしゃっていたんですか!?と、仰天。いったん診察室の方へ入って行き、また慌てて飛び出してくると、

    「すみません!採血、入っていました。では、採血室へ行って来て下さい」

    と、言います。どうやら、最近勤め始めた看護師さんのようで、まだ慣れていないのだと思うのですが、わたしは、一瞬、大丈夫かなァ・・・・?と、心配しました。

    看護師さんの力量が----ではありません。

    わたしの担当医の先生は、そういうスタッフのミスにはとても厳しいのです。特に、11時過ぎともなるとお腹も空いてきます。ただでさえ忙しいのですから、ささいなことが切っ掛けで苛立ちが頂点に達してしまうことも無きにしも非ずです。

    そんな懸念が的中したのか、採血室へ向かうわたしの背後で、室内から飛び出して来るなり次の患者さんを呼ぶ先生の声が響きました。

    「〇〇さん!早く診察室へ入って!!」

    これもまた、いつもの院内風景の一こまです。

    

<今日のおまけ>

    病院の売店には、普通のスーパーやコンビニではあまり買えないちょっと目新しい物や美味しい物がたくさん売られている。
    
    だから、通院日には、たくさん買い込んで来てしまい、結局、食べ過ぎてしまうのだ。

    また、今日もお昼ご飯を食べ過ぎてしまった。

    でも、こんな楽しみでもないことには、通院なんて気苦労なだけだ。face06


    それにしても、通院日はいつも寝過してはならないとドキドキものでいるので、わたしは珍しく早起きになる。

    だから、一日中眠いのだ~~~~。

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この記事へのコメント
お疲れさまでした。
病院スタッフもですが、患者側も精神的にも肉体的にも通院は大変ですよね。

私の務めていた病院は、様々なボランティアがあって、車椅子での移動だとかボランティアの方がされていると思います。勉強会もあるようです。
ボランティアの方がおられることで、医療スタッフは助けられていると思います。

今頃はシーツ交換も看護師の仕事ではなくなっているとのことです。
シーツの汚れ具合やベッド周りの清掃から、お身体の様子だとか患者さんの家族模様だとかを推測していました。ナイチンゲールの著書などからも、清潔やよい環境を保つことも立派な看護の役割と思う古い私には、何とも言えない感じがします。 でも、臨床にいて毎日が大変な状況だったら、私もそんな悠長なことは言っていないと思います。大きな病院は時間との戦いも大きいです。

それにしましても
「早く入って!」と言われた患者さんもお気の毒です。ずっと待たれていたのに。
Posted by あんだんて at 2010年05月01日 12:45
Andanteさまへ>

 病院へ行って来ると、どうしてこんなに疲れるのかと思うほど、どっと困憊してしまいます。たぶん、病院の中の広さや雰囲気に気疲れしてしまうのだと思います。

 わたしの担当医の先生も、いつも一生懸命なのですが、お年寄りはどうしても耳が遠かったり、中には気の遠い人もいて機敏な反応が出来ないので、時間にせかされている先生にしてみれば、ついイラッと、してしまうのでしょうね。
 また、おしゃべりに夢中になっていて名前を呼ばれたことに気が付かない主婦などもいますから、医師も大変です。

 わたしが通院している病院にもボランティアの方はいるのですが、何せ、患者さんの数が尋常ではないので、手が回らないのが現状のようです。しかも、ほとんどが身体の不自由な高齢者です。
 特に、わたしの住む地域は看護師不足や医師不足が深刻で、病院によっては新規の患者は受け付けないというところまで出てきています。医師や看護師の過労退職を防ぐためにはやむを得ない処置だと言います。
 ですから、やはりベッドシーツの交換も、業者のスタッフが担当しています。

 病院経営は、地域の一大企業も同じですから、やはりある程度はビジネスとして機能させなければならないのでしょうね。学校で学ぶ看護の精神も、現場では発揮できない環境があるようです。
Posted by ちよみちよみ at 2010年05月01日 15:28
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