彼女が教師をやめた訳・・・・・512

~ 今 日 の 雑 感 ~


彼女が教師をやめた訳



    知り合いの女性に最近、教員をやめた人がいる。

    その女性に理由を訊ねると、一言で言って、最近新しく教員になった同僚たちとあまりに話が合わなくなったからだというのだ。

    彼女が教師をやめた訳・・・・・512世代の違いということではない。要は、同僚たちの知識や教養レベルがあまりに低く、それに合わせなければならない自分が疲れてしまうということであった。

    まず、言葉が判らない。漢字が読めない。教師としての学問的知識だけではない、人間としてのプラスアルファーがまったく備わっていないというのである。

    そのため上司や年長者に対する敬語がまるで話せないし、あわよくば仕事をしないで済まそうという姿勢ばかりが目につき、ストレスの溜まり通しだったというのである。

    その彼女が言うには、最近の若者は言葉も貧弱で、人間性の深みが感じられないということである。また、独身の彼女は、「どうして結婚しないのか?」と、よく訊かれるそうなのだが、「尊敬できる人がいない」と、いうのが答えだそうだ。

    確かに、近頃は、尊敬できる人間などほとんど存在しない。彼女の理想の夫婦像は、互いにライバルのように切磋琢磨出来るものだが、そんなことを今の男性たちには望むべくもないと言う。

    自分自身が成長できなくて何の結婚か?と、考えているのだ。

    わたしも、こういう考え方は判らないでもない。世の中に独身の女性が増えている一番の理由は、ここにあるように思える。夫の付属品に甘んずることを潔しとしないのである。

    また、夫側にも女性を付属品とするほどの知性も経済力もない。

    話の内容がお互いに同等のレベルではなく、「ここまでは話せるけれど、ここからはやめておこう。どうせしゃべっても判らないだろうから・・・・」などと、気持ちにブレーキをかけながら会話をするのは、苦痛でしかない。

    彼女は懸念する。「教育レベルは、今後何処まで落ち続けるのだろうか?」と-----。

    これからは教員免許を大学院修了者にしか交付しないとする民主党案の意味も、ここにあるのではないかと思うのである。

<今日のおまけ>

    近頃、たった10円、20円の差が元で、店側とお客との間でトラブルになるケースが増えているという。

    客側は、たとえ10円でも安く買い物をしようとするし、店側は、どうしてそんな細かいことにいちいち気を回すのかと、反論するのである。

    わたしも、安売り広告を見てきたという客が、100円のクリームパンが80円で買えなかったことに腹を立て、店主と喧嘩をしている場面に遭遇したこともある。

    どうしてこんな世知辛い世の中になってしまったのだろうか?しかし、こんなつましい庶民の暮らしを横目に、これまで政府は何百、何千億円という気の遠くなるような金を、湯水のごとく浪費して来た訳である。

    スーパーで見かけたある男性客は、「何だか、日本という国に住むことがバカらしくなった」と、呟いていた。

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この記事へのコメント
せちがない世の中になりましたね。

10円、20円のことで本気で喧嘩になるとは。
たぶん、金額のことではなく、何かに不満があって、それをぶつけているんじゃないかと思います。
今、皆がストレスを抱えていますからね。

昔は貧しかったけれど、心は豊かだった気がします。
お互いの気持ち察しあう、ゆとりがありましたね。
悲しいことです。

結婚しない女性が増えているのも、困った問題ですね。
尊敬できる人は、今の時代にはそうはいませんから。
どうしてこうなってしまったのでしょうか。
Posted by コミ at 2010年04月29日 10:19
コミさまへ>

 この不景気で、人々の気持ちはますますささくれ立ってきているようにも思えます。
 生活に余裕がなくなると、他人に対する気配りも限界に達するようですね。おっしゃるように、ささいなことをきっかけに、思わず不満が爆発してしまうのだと思います。
 人々がおしなべて貧しかった時代は、それなりに助け合いもありましたが、今のように、ある人は母親から一月1500万円もの仕送りをもらい、ある人は天下りの退職金を2000万円ももらう。しかし、ある人は、年収が200万円しかないなどという時代では、どう考えても世の中が丸く収まる訳がありません。
 人間は、自分も周りと変わらないと思う気持ちがあればこそ、安心も得られるのですが、それはほとんど無理でしょうね。このことも、結婚しない女性が増えている現状と絡んでくる問題だと思います。
 奇しくも麻生前総理が言っていました。
 「金がない奴は結婚するな」と---。
 確かに、今は頑張ればお金が手に入るという時代ではありませんから、働きたくても働く場所すらない訳で、お金も技術も持たない若者たちが世の中にあふれかえっているのです。ましてや、家庭など持てませんよね。子供が生まれても、食べさせるすべがありませんから・・・。
 今から10年後がどうなっているのかと思うと、恐ろしくさえあります。
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月29日 11:53
昨夜何気に長女が私に・・・
うちって・・・貧乏・・・???
と聞いてきたのです・・・。

えぇ~???

この質問に私・・・
お金持ちだよ~・・・とまともに答えるのも変だと思い(実際金持ちではないのですから・・・) 普通より貧乏かなぁ~???

そしたら長女・・・貧乏な訳ないでしょう~こんな大きい家なんだから・・・と。
(家じゃないし・・・旅館だよ・・・><)

子供ってたま~に鋭い突っ込みをします。

先程も社長と少し口論となったのを次女が聞いていて、何~???喧嘩してんの~???犬も喰わないよ~!!!
って言われました・・・
えぇ~???
何処で覚えてくるんじゃい・・・~~

誰の子じゃ~???
今の世の中の子供って私達の時とは全くと言って違っているような気がします・・・
(多分・・・)
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年04月29日 15:55
こんにちは。

>その彼女が言うには、最近の若者は言>葉も貧弱で、人間性の深みが感じられな>いということである。また、独身の彼女
>は、「どうして結婚しないのか?」と、よく>訊かれるそうなのだが、「尊敬できる人>がいない」と、いうのが答えだそうだ。

今の受験システムの影響が大きいでしょうね。あとは活字離れ、ケータイとメールの普及ですかね...。

なんと言っても、大学受験が変わらなければ根本的な解決には至らないと思います。
今は精々、縁があったわずかな子どもたちを、そんな大人にならないよう導いてやることしかできません。歯痒いです...。
Posted by どーもオリゴ糖どーもオリゴ糖 at 2010年04月29日 16:44
自称 美人女将さまへ>

 ゴールデンウィークのお客さまの入りは如何ですか?
 この前のブログでは、湯本旅館さんは、ほぼ満館だということですが・・・。
 しかし、全般的にいえば、今年は御柱祭の年ということもあり、客足もほとんど諏訪の方へ流れて、昨年は善光寺御開帳で、二年続けてのダブルパンチだということですね。
 おそらく、お嬢さんたちもそんな大人たちの会話に敏感になっているのだと思います。学校や保育園でも、子供たちの間に自然とお金の話題などが出るのでしょう。
 子供は素直ですから、家が大きいイコールお金持ちと、思うのでしょうが、それが必ずしも当てはまらないということを理解してもらうのは、まだ難しいかもしれませんね。

 子供は、大人の会話を真似したがりますから、さまざまな言葉を口に出します。しかし、その言葉が実際はどういう意味を持っているのかを本当に知っている子供はあまりいません。わたしの甥も、二歳で「死者蘇生」と、言っていましたが、死者がなんで蘇生がどういうことかは、心から理解していた訳ではありませんでした。

 でも、「うちって貧乏?」と、訊ねたのが長女さんであることを考えると、子供心にこの不況を心配している証拠だと思います。いい機会ですから、「今はまだ貧乏じゃないけれど、これからどうなるか判らない。お水やご飯を無駄にするのはやめようね」と、お話してみたら如何でしょうか?
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月29日 16:53
どーもオリゴ糖さまへ>

 そうですか。
 言葉が貧弱で人間性に深みがない理由としては、受験システムが大きく影響しているという事実があるんですね。活字離れは、確かに深刻ですよね。インターネットの普及に伴い、本が売れなくなったのも、活字離れを加速させている要因なのでしょうね。
 ケータイやメールの乱用が、文章を短文化する原因を作ったという話も聞いたことがあります。特に、絵文字などで簡単に自分の気持ちを表せるので、いちいち長々と文章を使って説明する手間も必要ありませんから、ますます言葉が貧弱になってしまうのでしょうね。
 特に若いうちは、出来れば自分自身の手で、文字を一文字ずつ書きながら文章を組み立てて行くことが大事なのではないかと、最近思うようになりました。

 それにしても、これからの子供たちは、こういうケータイ育ちや受験の知識一辺倒の教師に教えてもらう訳ですから、よほど自分自身がしっかりと危機感を持って感性の充実に努めなければ、幅の狭い大人だけが世の中に排出されてしまうのではないかと、懸念するばかりです。
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月29日 17:24
何に対しても感謝の気持ちで接して行かせたいと思っています!!!

ブログにも書きましたが、感謝のない人は
人間として最低だ!!!
と言われてしまいましたから・・・~~
例の方に・・・。


お陰様で明日から4日迄満室です^-^
キャンセルになっても又直ぐにネットで入って来ます。
借金が減らないので頑張って成績を上げないと、銀行側も貸してくれませんから・・・><
連休終了時には2キロ程痩せていたいものです~~
無理言うな!!!
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年04月30日 09:17
自称 美人女将さまへ>

 そうですか。
 それはよかったです。
 こういう時、ネットは便利ですね。
 天気も良くて、正に観光日和ですから、お客様には温泉街巡りのみならず、ぜひ町内の散策を楽しんで頂きたいものです。

 感謝をして毎日を過ごすことは素晴らしいことですね。そうありたいものです。
 でも、感謝を強要するのは如何なものなのでしょうか?何か、お角違いな考え方のように思えます。近頃は、見返りを求めて他人に親切の押し売りをする人が増えているようにも思えます。
 何か、変ですよね。(@_@;)
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月30日 09:53
変です・・・
この方は・・・。(@-@)
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年04月30日 18:19
自称 美人女将さまへ>

 何歳になっても精神的に自立できていない人はいるものですが、自らの非をすべて他人のせいだと思う性格は、特に始末が悪いですね。
 女将さんのうんざりする気持ち、判ります。でも、意外にエリートに、こういう性格は多いそうですよ。
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月30日 18:31
確かに・・・
でもエリートと呼べるかは分かり兼ねます・・・。

銀行員だからと言ってエリートと言えるかど~か・・・???
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年04月30日 20:37
自称 美人女将さまへ>

 そうですね・・・。
 本当のエリートなら、もう少し自制心があるのかもしれません。
 ただ、自分の方を優位に立てたいという気持ちは、人一倍強いようですね。困ったものです・・・。(溜息)
Posted by ちよみちよみ at 2010年04月30日 21:43
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