人を不快にする言葉・・・・・630

~ 今 日 の 雑 感 ~


人を不快にする言葉



    近頃の年配女性たちは、平気で他人を不快にする言葉を吐く。

    相手がそれを聞いてどんな風に感じるのかという想像力が全く欠如しているのだ。

    近所の七十代後半の女性が口説いていた。

    この前、六十代後半の飲食店経営の女性と話をしていた時のこと、話の流れで御柱の話題が出た。

    六十代後半の女性は、七十代後半の女性に訊ねたという。人を不快にする言葉・・・・・630

    「この前の地元の御柱祭、見に行った?」

    「ううん、毎日やることが多すぎて、見に行く暇がなかったから行かなかったよ。御柱ももう何回も見たし、子供の頃は綱も曳いたしね」

    七十代女性が答えると、相手の女性は、こともあろうにこんなことを口走ったのである。

    「そんなこと言っていていいの?次はまた七年後だよ。その頃、もう、生きていないかもしれないじゃない」

    高齢者に寿命の話は、最もタブーである。六十代後半の女性は、まだ、自分がいつかは死ぬなどということは実感として判らないから、そんな配慮に欠けることを言ったのだろうが、七十代後半の女性にしてみれば、切実な数字である。

    「そうだね。それまで元気でいたいものだね」

    とは受け流したものの、彼女はその後ひどく落ち込んでしまったのだそうである。どう頑張ったところで、もう三十年は生きられない。高齢者になればなるほど、十年なんてあっという間に過ぎてしまうものだ。

    「長生きしてね」と、人は平気で言うが、長生きって何年のこと?と、考える。

    そんな不安の中にある女性に向かって、「もう、生きていないかもしれないじゃない」は、ないだろうと、ひどく悔しい思いをしたそうである。

    今の時代、八十代の人に「もう、年なんだから・・・・」は、禁句であるという。彼らは、自分たちを決して年よりなどとは思っていないのだ。否応なく身体は言うことをきかなくなり、記憶力も乏しくなってきてはいるが、それを認めたくはないのだ。

    周りの八十代は老人だが、自分は違うと思いたい。

    この七十代後半の女性も、「もう、生きていないかもしれないじゃない」と、言われるまでは、自分が老人だなんて考えもしなかったそうである。

    人の気持ちを平気で逆なでするような言い方をする人間たちにこそ、明日の命など判らないぞと、言ってやりたいものである。

<今日のおまけ>

    ウォーキングの途中で、街で時々顔を合わせる六十代の主婦にあった。

    「ちょっと、ちょっと-----」と、呼び止めるので、そちらへ行くと、「骨が弱くなったんだって?」と、訊く。

    「あたしもこの間骨折してね。何処で診てもらったの?」

    と、言うので、わたしが病院名を答えると、「そんなこと知っているよ。そうじゃなくて何処で診たの?」と、また訊くので、「そこの病院の検査室ですけれど」と、言うと、また女性は、イライラした様子で、「だから、何処で診たのかってい聞いているんだよ!」と、同じことを訊く。

    それで、ようやく彼女の言いたいことが判った。「身体の何処の個所で骨密度を測ったのか?」と、言いたかったのである。まったく、日本語も満足に使えないのかと、わたしはムカっとした。

    自分だけが判るような言い方は、実に失礼だと思う。face09

    「身体のどの部分の骨密度を測ったの?」

    そう訊けばいい話だ。こっちは、わざわざ足を止めて話を聞いていやっているんだぞ。icon09

    

同じカテゴリー(ちょっと、一服・・・・・ 31)の記事
 朝は納豆だ!・・・・・638 (2010-07-01 09:59)
 悪いようにはしないから・・・・・637 (2010-06-30 19:53)
 人の心は移ろいやすく・・・・・636 (2010-06-30 09:11)
 ど~なる名古屋場所?・・・・・635 (2010-06-29 19:51)
 気持ちは伝わらない・・・・・634 (2010-06-29 10:56)
 顎の骨が腐る!?・・・・・632 (2010-06-28 10:39)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。