矛盾だらけの報道番組・・・・・850

~ 今 日 の 雑 感 ~



矛盾だらけの報道番組



    
    各テレビ局の早朝からのニュース報道番組は、日々元気と活気に満ちている。

    若くはつらつとしたキャスターたちが、大きな声で「おはようございます!」と、第一声から、これでもかというほどの明るい笑顔満開で、視聴者にその日一日のビタミン剤オーラを届けるのである。

    しかし、そんな彼らのさわやかいっぱいの姿を、視聴者全員が大歓迎で受け止めている訳ではない。

    この間、近所の高齢女性がこのようなことを言っていた。矛盾だらけの報道番組・・・・・850

    「どのテレビ局だか忘れちゃったけれど、朝っぱらから綺麗な服を着た若い女の人ばかりがゾロゾロと並んで、いっせいに『おはようございます!!』って挨拶をする番組があるんだよね。あれって、観ているとホントに腹が立つ。この不況で就職難の時代に、『わたしたちは、局に採用された勝ち組みよ。あなたたちは、仕事も見付からなくて可哀そうね』って言っている風にしか見えない。こっちが見下されているみたいで、すごく嫌な気分がするよね」

    わたしは、それがどんな番組なのか知らないが、おそらく、ニュースキャスターやタレントなどの女性たちが必要以上の高揚感をもって、さも楽しげにニュースやファッションなど巷にあふれる諸々の話題を提供するような番組なのだろうと想像する。

    ただ、そんな都会的でおしゃれな女性たちがテレビの画面を賑わせているのを、苦々しく思いながら眺めている人も世の中にはいるということを、テレビ局は知らない。

    高齢女性は言う。

    「うちの孫なんか、未だに職が決まらずにいつも泣いている。テレビ局のアナウンサーなんかにも憧れた時もあったようだけれど、顔やスタイルが悪いからそれだけで諦めたみたい。それに、ああいう職業って、ほとんどがコネでしょ。有名俳優の子供だなんて言えば、簡単に採用してもらえるんだから、世の中、間違っているよね」

    それは、確かにそうだろうと思う。

    特に、女性にとっては、いつの時代も氏素性、容姿、コネの三つは、就活の必須アイテムである。漢字など読めなくても、歴史に疎くても、そんなことはほぼ関係なく採用が決まるのが、テレビ業界というものらしい。

    かつて、ある有名な女性アナウンサーは、詩人の中原中也について「なかはら なかやさんは、詩が上手なんですね」と、平然と言っていたし、また、ある女性アナウンサーは、「旧中山道」を、「いちにちじゅうやまみち」と読み、さらに濁音鼻濁音さえもできず、「三角大福(三木、田中、大平、福田)」を、「三角の大福餅なんて、変わっていますね」と、笑っていたそうである。

    言い方は悪いが、その程度の女性たちが大手のテレビ局に採用され、意気揚々と内容など判らぬままにニュースを読み、「就職難が過去最悪となりました。就職氷河期と呼ばれた時代以上の低い内定率です」などというのを聞けば、

    「あんたは、いいよね。そんないい職業につけているんだから。あんたに、そんなニュースを読む資格なんかないわよ」

    と、嫌みの一つも言いたくなる気持ちは、判らなくもない。

    世の中の現実をもっとも正直に発信するべき報道番組が、そこからはまったくかい離している職業のキャスターにそのニュースを読ませるという矛盾が、視聴者の怒りの炎に油をそそいでいるのである。

    この高齢女性は、もう、民放の朝の報道番組は観たくないという。

    「NHKなら、もともと、わたしたちとは身分が違う元華族さまのご子息たちなんかがアナウンサーをしているそうだから、諦めもつくわよね」

    女性の思いは、既に諦観の域に達しているようである。

   
    

    
    

    

<今日のおまけ>

    このブログのメインタイトルでもあります医療小説の「地域医療最前線~七人の外科医~」の連載が長野市民新聞で始まりました。 

    そのため、当ブログ掲載の同小説は、現在、非公開状態とさせていただいております。

    読者の皆さまには、長野市民新聞での引き続きのご愛読を、何卒よろしくお願い申し上げます。<(_ _)>

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この記事へのコメント
こんばんは。

確かに、今の女子アナは、知識が欠けているなぁ、と思う事が度々見受けられますね。

容姿だけが、優先されているようにも思いますが、かりにも、アナウンサーなんですから、もっと、しっかりして欲しいものです。

まあ、テレビですから、綺麗な女性の方が、良いとは思いますが、観る人によっては、面白くないと思う人もいると思います。
人は、いろいろですから。

今は、女子アナも、タレント的なことまでやらなければいけないようですし、大変だろうとは思います。

アナウンサー、本来の仕事を、確実にこなして欲しいと思います。
Posted by こみさん at 2010年12月05日 20:59
こみさまへ>

 こんばんは。

 こみさんも、そう思われますか。
 わたしも同感です。
 女子アナは、もはやタレント同然ですから、容姿ばかりが注目されて、中身がまったく伴わない人が多いように思います。
 大勢の視聴者を相手のアナウンサーですから、もちろん、容姿もお茶の間に不快感を与えるようでは困りますが、器量は十人並みでも、お笑い的なパフォーマンスをしなければならないとしても、言葉のプロとしての自覚はきっちりと持っていて欲しいものです。
 単に綺麗なだけで採用された女子アナを観て、不愉快に思っている人も世の中にはいるのだということを、テレビ局も知った上で、アナウンサーを採用して頂きたいと思います。
 わたしも、たまにニュース番組で女子アナがイントネーションなどを間違えていたりすると、イラッと来ることがあります。
 ついこの間も、「奇しくも」を、「きしくも」と読んだ女子アナがいましたが、テレビに向かって、「アホか!」と、舌打ちしてしまいました。(苦笑)
Posted by ちよみちよみ at 2010年12月05日 22:07
こんばんは。

私のブログでもときどきやり玉に挙げているように、SBCラジオの女性アナウンサーはホントにひどいです。もう少々の言い間違いでは驚かなくなってしまいました。

今日は静岡の「三保」の松原を、相手の地元の方が平板なイントネーション(「麻」と同じ)で言っているのに、何度も「み」を高く(「朝」と同じ)言っていて、こちらが恥ずかしくなってしまいました。

ところで、「いちにちじゅうやまみち」の話、元原稿は「旧中山道」だったと思いますよ。「旧」を「1日」と読むところがすごい!
Posted by どーもオリゴ糖どーもオリゴ糖 at 2010年12月06日 22:33
どーもオリゴ糖さまへ>

 そうですね。わたしも記事を書いて、何かおかしいな?と、思っていたのですが、「旧」でしたね。最近は、体調不良が続いていることもあり、記事の書き方もかなり雑になっています。ご指摘、ありがとうございました。記事の方、直しておきますね。
 また、変なところがありましたら、教えて下さいね。
 
 アナウンサーのイントネーションは、気になりますよね。それにしても、地元の人の言い方を聞きながらも、自分のしゃべりを貫くというのは、よほど度胸がいいのか、鈍感なのか・・・。確かに、聞いているこちらの方が恥ずかしくなりますね。
 人もうらやむ職業に就いているのですから、いい加減な仕事はして欲しくないものです。
 
 
Posted by ちよみちよみ at 2010年12月06日 23:42
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