カンニング事件に思う・・・・・960

~ 今 日 の 雑 感 ~


カンニング事件に思う




    大学入試カンニング事件を引き起こした予備校生、「どうしても合格したかった」と、言っているそうだけれど、もともと、かなり頭の良い優秀な生徒だったそうですね。

    本人は、単独で実行したと言っていますが、果たしてどうなんでしょうか?

    カンニングはしたものの、早稲田大と同志社大は、合格していたとのこと・・・。

    センター試験があまり出来が良くなかったので、焦ったという話ですよね。

    一応、合格者として扱ったのちに、処分を考えるとの大学側の意向らしいけれど、何だか虚しい感じがします。

    どうして、もうワンランク偏差値が下の大学を受験しようと思わなかったのでしょうか。

    大学のブランドだけに固執した結果が、偽計業務妨害の罪で逮捕です。

    いったい、何を勉強しに大学へ入りたかったのでしょうね。カンニング事件に思う・・・・・960

    将来は弁護士になりたかったようですけれど・・・。

    それにしても、今の子供たちは、生まれた時から携帯電話が身近にあって、これが時計であり、カメラであり、辞書であり、スケジュール帳であり、コミュニケーション・ツールでありと、もはや、身体の一部と化しているようですね。

    判らないことは、携帯電話で調べればいいと、いうのが常識だから、コピペなどは当たり前、知らないことは「ヤフー知恵袋」へ訊けば解決してくれるということまで、彼らにとってはごく普通の日常的手段だったのでしょうね。

    そして、ついに受験問題も判らなければ「ヤフー知恵袋」へ訊いてしまえばいいのだと、考えが飛躍してしまったのかもしれません。

    案外、これがカンニングだという認識さえなかったのかも・・・・。

    周りが騒ぎ出したことで、初めて「エライことをしてしまった」と、気が付いたのかもしれません。

    世の中が便利になればなるほど、人間のモラルが壊れて行きます。これまで、やってはいけなかったことが、やって良いことになるのです。

    わたしが学生だった頃は、好き嫌いのある子供は、いけない子供でした。

    たとえ、どんな理由があっても、給食は残さず食べなければ叱られました。

    でも、今は、子供の食物アレルギー体質が公認され、シックハウス症候群が認められ、親の要望があれば授業中にガムをかむことも教師は注意出来ないそうですよね。

    試験会場に携帯を持ち込むことが禁止できないとしたら、携帯を駆使しても解けないほどの超難問を試験官は考えて出題するしかありません。

    つまり、会場へ入ったのちは、一時間や二時間では答えが出せない個別論文形式のような試験を行なうか、携帯電話が一切使用できない口頭試問形式にするという方法しかないのではないかと思います。




        

<今日のおまけ>

    わたしが通っている病院の売店は、野菜や果物がとても安くてお得です。

    いつも、多めに買って来てしまいます。

    以前、欲張って買いだめし、大きな袋をぶら下げているところを、担当医の先生に見られてしまい、先生は、やや呆れ顔で笑っていました。

    先日は、ホウレンソウがお買い得で、家へ帰ってさっそくお浸しにして食べました。

    柔らかくて、すっごく美味しかったです。icon22

    

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この記事へのコメント
ちよみさま。

なんともへんてこな事件?(事件なのか、ただのカンニングの様だけど・・・)

要するに、世の中便利になり過ぎて、「考える」必要がなくなってきた為に

こうしたら、こうなる。

という「想像力」も乏しくなったのが根源かもしれないですね。


優秀な人だったようですが、もう少し「想像力」を働かせれば、こんな事にはならなかったと思います。残念です。
Posted by りえるりえる at 2011年03月04日 15:58
りえるさまへ>

 なんとも、不思議な事件(?)ですよね。
 実行した予備校生自身も、「なんで、逮捕?」と、驚いたことでしょう。
 大学側にしてみれば、入試業務を妨害されたということでの被害届を出したのでしょうけれど、要は、子供と大人のモラル認識のギャップが生んだ一件だったように思います。
 
 おっしゃるように、確かに今の子供たちは、想像力が異常に欠けていると思います。目の前のことしか理解できないために、一分後の未来さえ読めないのでしょうね。自分のことを考えるだけで精一杯という若者が増える理由も、やはり、携帯電話やインターネットが普及したことにあるのかもしれません。
 おそらく、この予備校生も、警察に逮捕されたことで、地球上には自分の知っているネット社会以外のもう一つの現実という名の世の中があることを、ようやく身をもって実感したのではないかと思います。
 本当に、残念ですね。
Posted by ちよみちよみ at 2011年03月04日 16:33
こんばんは。

たかが、カンニングに世論がこんなに大騒ぎする事が不思議な感じがしています。
まあ、今までになかったやり方ですから、
大学側も盲点をつかれたという事なんでしょうね。

それと、携帯を試験会場に持ち込めること事態がおかしい気がします。
試験の時くらい携帯がなくても、どうってことはないと思いますが。
緊急の時はそれなりの措置がとれそうな気がします。
昔は、携帯などなかったわけですから。

この予備校生にしても、もっと違ったところに頭を使ったほうが良かった気がします。
カンニングして入ったところで、気持ちは良くないと思います。


病院の売店には、案外、面白い物がありますね。
僕も、病院に行った時には必ず売店をのぞいてみます。
Posted by こみさん at 2011年03月04日 19:17
こみさまへ>

 こんばんは。

 カンニングをしたことがバレれば、単に不合格ということで終わりになるのでは?---と、思いますが、そう簡単には済まなかったわけですね。
 しかも、今回は、試験監督の目が届かなかったことも問題だと、大学側も非難されているようですね。
 なにか、この問題は、大学、予備校生、予備校生の親、「ヤフー知恵袋」運営者、それに回答を寄せる投稿者と、あらゆる関係者たちが、それぞれに危機意識を持てなかったための産物だったのではないかという気がします。

 それに、わたしも、こみさんと同じように、携帯電話を試験会場へ持ち込めること自体がおかしいと思います。
 緊急時のためといっても、人里離れた山の中で試験を受けているわけではないのですから、正直、甘えているだけだと思います。携帯が手放せないというのは、赤ん坊がおしゃぶりをやめられないということと、同じことだという人もいます。
 もしも、カンニングをして合格しても、後ろめたさは一生続くでしょうし、その後もまた困ったことがあると、不正をすることが当然という人生を送ることになるのだと思うのです。
 来年からは、携帯電話は一切持ち込ませない、何かあった時は自己責任との方針でいいのではないかと思います。

 病院の売店には、普通のスーパーなどでは買えない物も色々ありますよね。
 ここの売店は、お弁当も美味しいんです。(^.^)
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年03月04日 20:33
こんにちは

昔ザ カンニングなんて映画があって子供ながらにおもしろ可笑しく見たような記憶があります~
ストーリーはまるで覚えていませんけど。
現実問題となるとカンニングの応援なんて出来ないけど~

携帯の電源を切る指示をしても確認まではむずかしいですかね。TOEICの試験は電源を切った画面も確認したぞ~と旦那が言ってました。
試験官増やさなきゃ無理かな~

持ち込み禁止が一番手っ取り早いですね。小型カメラ内蔵のメガネなどイロイロな探偵グッズのようなものが世の中にはあるのだとテレビで紹介してるのをみちゃえば
やっぱり電波防止がいいのかな~
Posted by り・まんぼー at 2011年03月05日 10:35
り・まんぼーさまへ>

 そうですね。
 「ザ・カンニング」という映画、ありましたね。フランスのバカロレアでしたっけ・・・。
 韓国では、受験生の乗った車を警察のパトカーが先導するそうですから、何処でも、受験生たちは命がけですね。

 昔は、カンニングといえば、自分の手のひらに答えを書いておいたり、隣の受験生の答案用紙を盗み見したりと、可愛いものでしたね。(^_^;)
 
 携帯の電源を切ったか否かも、最終的には受験生の良識だのみというところがありますよね。携帯を取り上げても、一人一台とは限らないし、試験官とはいえ、赤の他人にプライベート情報を預けるのは怖いし、持ち込み禁止が一番手っ取り早いのでしょうが、本当に持ち込んでいないか確認するには、国際空港並みの身体検査や持ち物検査も必要かもしれません。
 
 り・まんぼーさんのおっしゃるように、試験会場周辺だけを電波受信圏外にしてしまうのが最も良いのではないかと思います。でも、そういうことって可能なんでしょうか・・・ね?
 また、公衆電話が復活するかもしれませんね。
Posted by ちよみちよみ at 2011年03月05日 12:12
こんにちは。

新聞で養老孟司さんもコメントしていましたが、入試のあり方を考え直す一石とすべきだと思います。ちよみさんの言われる「一時間や二時間では答えが出せない個別論文形式のような試験」は、私が以前から理想とするところです。一部の大学のAO入試で、過去にそれに近いものがあったと記憶していますが、今はどうなったか...。AO入試と聞くと目の敵にする人が多いですが、中身次第だと思います。

ところで、今回の件でネットに投稿されたとして紹介された問題、数学はえらく簡単な問題がありました。塾の高校生も、「あんなの簡単」と言ってましたよ。余弦定理を使えばすぐ解ける問題。あれを訊いているようでは京大は無理かと...。
Posted by どーもオリゴ糖どーもオリゴ糖 at 2011年03月06日 12:22
どーもオリゴ糖さまへ>

 AO入試は、受験生の知識や性格までも把握できることで、なかなか画期的な入試方法だと思いましたが、今は、あまり聞きませんね。
 大学側の情が絡む可能性があるということで、不評なのでしょうか。
 でも、高校入試ではないのですから、論文形式でいいのではないかと思います。その方が今回のようなカンニングの防止にもなりますし、受験生も単に詰め込みの知識だけでなく、自分の持っている力のすべてがぶつけられて、合格不合格にかかわらず、納得のいく結果を得られるように思うのですがね・・・。
 おっしゃるように、問題の中身次第だと思います。それこそ、大学側自体の力量が試されるのではないでしょうか。

 余弦定理・・・。
 高校の頃に習った記憶はあるのですが、すっかりお返ししてしまいました。(泣)
 大学でも、数学は一切選択しなかったものですから、数学に関してはほぼ記憶喪失状態です。(~_~;)

 高校生にも簡単だと思えるような問題だったんですか。だから、すぐに「ヤフー知恵袋」へ回答を寄せてくれる人もいたわけですね。
 どうして、もっと志望校のランクを落とさなかったんでしょうね。母親の期待を裏切れなかったそうですが、大学へ入るのは母親ではないのに・・・、本当に残念です。

 
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年03月06日 16:50
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