アイドルを考える

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    先日放送された『24時間テレビ35「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)にて、さわやかな司会ぶりが高評価を得ていた櫻井翔。しかし一部ファンの間で、櫻井を心配する声が上がっているという。今年7月に行われた、来年公開の主演映画『謎解きはディナーのあとで』の海外ロケにて、駆けつけた現地ファンを完全に無視する異様な行動をとっていたという。

    実は今年の春頃から、ファンの間で「様子がおかしい」とウワサされている櫻井。撮影現場などで、ほかのメンバーを盾にし、まるで出待ちファンから逃げるかのように、その場を離れる姿が目撃されている(既報)。

    (中略)

    「当日は、ロケ情報を聞きつけたファンが50人以上集まってきたのですが、櫻井だけはジャニーズ関係者に完全ガードされ、キャップを深くかぶったまま常に下を向いていたんです。共演の北川景子や竹中直人が笑顔で手を振ったり、ファンによる撮影にも快く応じていたにもかかわらず、櫻井1人だけがファンを完全に無視するという異様な光景だったとか」(芸能プロ関係者)

    櫻井のこの態度について、前出関係者はこう分析する。

    「集まったファンたちに、関係者が『撮影は絶対にしないでください』と再三繰り返していたのですが、日本とは感覚が違うのか、半数以上のファンが携帯を片手にシャッターを押し続けていたんです。中には小型のハンディカムで、終始動画撮影を行っていた人物までいて、その内容はすぐに削除されましたが、一時期は動画サイトにもアップされていましたよ」

    確かに禁止行為を平然とされてしまえば、櫻井でなくともムッとしてしまうところだ。ちなみにその動画を視聴したと見られる海外のニュースサイトには、「ファンサービスを徹底拒否する、日本の勘違いアイドル」という内容の記事まで掲載されてしまったという。

    (中略)

    かねてから出待ちにも対応しない櫻井に、業界からは「グループ内でも櫻井1人だけが浮いている」という声も出ているが、レギュラー番組に加え、映画撮影、五輪キャスター、さらには『24時間テレビ』と怒涛のスケジュールで仕事をこなしていた状況を考えれば、こういった姿も仕方がないことかもしれない。無事にそれらが終了した現在、櫻井の心に余裕が生まれていることを願いたい。(YAHOO!ニュース)




    櫻井翔くんといえば、アイドルグループ「嵐」のメンバーの中でも、殊にインテリ男子のイメージが強く、品行方正を絵にかいたような好青年という印象が一般的だろう。

    実際、わたしの周囲の若者たちに訊けば、メンバーの中では櫻井くんの好感度が一番高い。

    「ニュースキャスターも務めているし、映画やドラマの役柄も実直な医師や頭の切れる真面目な執事の役で、信頼感がある」

    と、いう感想だった。アイドルを考える

    しかし、わたしの彼を見た第一印象は、これとは少し違う。

    映画についての意気込みを訊ねられた時も、言葉が上滑りしているようで、与えられた答えをそつなく返していただけのように感じられた。

    「彼は、本当に自分が演じている役柄を好きなのだろうか?仕事だから仕方がないという気持ちだけで、上辺のキャラクターを無関心のままにこなしているだけなのではないか?」

    と、いうものであった。某医療系映画の主人公を務めた関係上、現実の医療現場を取材していた番組でも、医師の話を聞いている態度は、「番宣のため、仕方なく」という付け焼刃の感が拭えなかったからである。

    この人は、本当にこのインタビューがしたかったのだろうか?----と、いう疑問が付きまとい、取材されている患者や医師が、まるで時の人・櫻井翔の実直ぶりの引き立て役をさせられているようにさえ見えたのである。

    おそらく、今の彼は、自分がどれほど人々から期待されている人間かが、はっきりとは理解できていないのではないかと思う。

    シナリオに泣けと書いてあれば泣き、笑えと書いてあれば笑う。そんなほとんど心で考えることのない演技を、ベルトコンベアー式に淡々と行なっているだけなのではないだろうか?

    そのため、彼のコメントには常に何処か白々しさが透けて見える。

    「嵐」人気にあやかってドラマの主人公を決めるのも視聴率稼ぎのためには、制作側としても致し方ないのだろうが、出来ればドラマの主人公には、

    「この役は、何が何でも自分が演じてみたい魅力にあふれている」

    ぐらいの気迫を持っている役者に演じて欲しいのである。

    櫻井くんは、ドラマをその場限りの仕事と割り切っているがために、大事なファンサービスまでも気が回らないのだろう。

    彼は、本当は何がしたいのか?もしかしたら、櫻井翔自身も未だ暗中模索の世界を漂流し続けているのかもしれない。


<今日のおまけ>

    AKB48の前田敦子卒業コンサートの模様を、テレビ局が大々的にPRしていたけれど、何だかアイドルやるっていうのも大変なことだなァと、ため息が出た。

    20歳やそこらの年齢で、人生の集大成みたいな大騒ぎ。

    おいおい、この子は、まだこれからも生きるんだよね?----と、突っ込みたくなるほど滂沱の涙で見送られていた。

    それにしても、この大歌謡少女劇団の編成システムには、とてもついて行けない。

    彼女たちは、本当にこのような、勝者と敗者の差が如実に表われる営業形態に満足しているのだろうか?

    レギュラーメンバー16人に入れなければ、テレビ出演さえもままならないのだという。

    そこまでして、彼女たちがなりたいアイドルとは一体何なのだろうか?

    「AKB48は、わたしの青春のすべて!」と、前田敦子は言うが、そうではないだろう。

    彼女の青春は、むしろこれからなのだから。

        

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