劣等感を持つ人の特徴とは・・・

劣等感を持つ人の特徴とは・・・volunteer




   あの「愚か者!」って叫んでから、足蹴りを食わせる女教師のドラマ、チャンネルを合わせると、何故か毎回決まって最後のあの部分だけを観ることになるので、それまでの内容がほとんど分からないんだけれど、でもなんかスカッとする。

   ただ、あの「愚か者!」の台詞、もう少しどすの利いた迫力があれば、もっと良かったように思うんだけれど・・・。

   でも、何で、蹴りなんだろうか?




    学歴や能力、職業、容姿など、人間がコンプレックスを持ちやすいものというのは様々あるが、これらを克服せずにごまかしたり、隠そうとすることで、所謂「劣等コンプレックス」が生まれるのだという。

    そして、この劣等コンプレックスの強い人は、これを何とか補修するために見せかけだけの優越感を演出することが知られている。

    そういう人は、自分の欠点を隠すために、自己顕示的で、尊大な態度をしたり、自慢をしたり、必要以上に明るくふるまったり、そうかと思うと人が変わったのではないかと思うほど、ガミガミ怒鳴ったり、叫んだりする。

    自分だけは他人とは違うということをあえて誇示するために、奇抜な服装をしたり、普通の人がやりそうもないヌード写真を撮るなど、周囲を唖然とさせるような行動に出る時もあるという。劣等感を持つ人の特徴とは・・・

    自分よりも力の弱い人や、立場の弱い人をさらに下目に見たり、横柄で失礼な態度をとり、笑い物にしたりもする。

    自分の失敗や過ちは棚に上げて、他人が自分よりも優れていることを憎んだりけなしたりがいつものことで、決して自分以外の人を褒めようとはしない。

    周囲が褒めそやす人に対して、激しい嫉妬心を持つ一方、ワンランク上の有名人に対しては、嫌らしいほどにこびへつらう。

    有名人を自分の勲章のように思い、こういう人とも知り合いなのだということを得意げに回りに言いふらす。

    必要以上に大声で笑い、相手を無視するように視線を外したり、相手の話を聞かなかったりもするという特徴があるということだった。

    自分がチヤホヤされることだけが生き甲斐であり、他人のために何かをしようなどという気持ちはさらさら持ち合わせてはいないために、人から何かを頼まれても、気が乗らない場合は、話題にさえも上げようとしないなど、その自己中心的気質は筋金入りなのだそうである。

    どうだろうか?

    こういう態度をとる人は、案外女性に多いような気がする。

    劣等コンプレックスは、誰しも持つものであるから、そのことを自覚し、他人の助言を真摯に受け止めることが出来れば、そうしたものも、むしろプラスに作用するのだろうが、人の忠告に耳を貸さない人間は、いつまで経ってもその苦しい呪縛から解放されることはないのである。


       

<今日のおまけ>

    海外では、日本の「こけし」を主人公にしたアニメが可愛いと大流行りだそうだが、彼らは、「こけし」がどのような理由で生まれた民芸品であるかを知っているのだろうか?

    東北地方の代表的民芸品の「こけし」を漢字で書くと、「子消し」である。

    つまり、かつての貧しい東北地方では、口減らしのために生まれたばかりの子供の首を絞めたり、和紙を水に浸したものを顔にくっつけて窒息死させたのである。

    そんな間引きのために、自らが手をかけた子供の霊を供養するために作られたのが「こけし」だった。

    「こけし」に手足がないのは、おそらくおくるみに包まれた赤ん坊をデフォルメしているのだろう。

    そんな背景を知れば、単に可愛いといってアニメを観てはいられないくなるかも・・・。


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この記事へのコメント
内田百閒氏はこけしが大嫌いだったのですが、由来を知っていたのかもしれませんね。
東北・奥羽阿房列車だったかで「こけし」を糾弾していました。
Posted by DT33DT33 at 2012年09月20日 20:57
DT33さまへ>

 こんばんは。

 そうですか。
 きっと、「こけし」の由来を知っていたのでしょうね。そんな悲劇の子供をモデルに作った人形を、民芸品として売ることに、怒りを感じていたのかもしれません。
 最近は、笑顔のこけしも出て来ましたが、昔のものは、だいたい無表情だったそうです。由来を知っていれば、作家も笑顔など描けなかったのでしょうね。
Posted by ちよみちよみ at 2012年09月20日 22:06
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