おばさん協定
2012年10月22日
おばさん協定

このところ、共同浴場へ行くと、必ずと言っていいほど腹の立つことに出くわす。

その最たるものが、三、四人の70代のおばさんたちが結んでいる、ある暗黙協定だ。
(例の「嘘!」を連発する70代女性も、このおばさん協定の仲間である)
それは、簡単にいえば、「自分たちよりも若い女性たちには、意地悪に接しよう」という悪趣味なものなのだ。
どうやら、その中心にいるのが、この間も書いた職を失った女性Aのようだ。
おばさんたち一人一人と一対一で会えば、愛想も良く、気さくに話しかけて来るのだが、これがAが加わった集団になった途端に、まるで皆人が変わったかのように無愛想で毒舌になる。
ボス的存在のAに睨まれるのが怖いのか、Aのいる前では他の人たちに挨拶さえしなくなるのだ。浴室へのドアの閉め方まで乱暴になり、やれお湯が熱いの、お湯を使い過ぎるの、脱衣所の床が濡れているのと、文句の言いたい放題。
しかも、自分たちが機嫌を損なっているのは、すべて他の入浴者たちのせいだとばかりに、大声で嫌みを言い始める。
昨日など、先に浴室にいる60代の女性を脱衣所のガラス越しに睨みながら、
「誰、あの婆さん?----ああ、あのデカい背中は〇〇だね」
と、憎らしげな声で話していた。にもかかわらず、浴室へ入ると、その舌の根も乾かぬうちに、
「あ~~ら、今日は早いんだね~」
などと、猫なで声で親しげに挨拶をしている。
あまりの見え透いた豹変ぶりに、今聞いた暴言を、そのまま60代女性に教えてやりたいと思ったくらいだ。
時々、入浴時間が一緒になる40代の女性などは、「あいつらを人間だと思うから腹も立つのよ」と、そんなおばさんたちとは一切言葉を交わさず、視線さえ合わせようとはしない。
(おばさんたちは、この40代女性のことについても、「根性がねじ曲がっている」など、陰では言いたい放題の悪口を並べている)
わたしも、彼女たちを無視出来れば楽なのだが、近所なのであからさまに素っ気ない態度をとることも出来ず、本当に悩ましい。
まあ、あの悪辣さを回避するためには、彼女たちとの入浴時間をずらせばいいのだが、ずらしたと思っても、相手もまた偶然同じような時間に入りに来ることがしばしばだ。
しかし、本来、あのおばさんたちは共同浴場へは入れないはずの別地区に住んでいるのであって、入るなら他の外湯へ行く立場である。
だが、それでは彼女たちの家から外湯までかなりの遠距離になるので、我が地区が温情で入れてあげている訳なのだから、地区の住民たちに文句をつけるどころか、感謝して入浴してもらわねばならないのが筋なのだ。
筋を通すならば、そういうことなのである。
この地区の人たちが、本気で怒りださないうちに、自分たちの態度を改めてくれればいいのだが・・・。
そこまで気が回るような女性たちではないだろう。

<今日のおまけ>
知恵袋を読んでいて感じるのだが、悩みが自分のことなのか、他の人のことなのか理解に苦しむような表記がある。
投稿者自身、もちろん悩みの内容をすべて判っているので、記述を焦るあまり、家族の続き柄や何が起きたのかの具体例の詳細説明がおろそかになるためなのだと思う。
父が----と、書かれているので、投稿者の父親のことだと思って読み進めていると、途中から「夫」と書き方が変わる。
「え?----父って、これまでの文章は、娘さんの立場からの目線だったわけ?」
と、最初から読み直すことも・・・。
説明不足の文章は、読み手に誤解を与えることもしばしばだ。
読んでいるうちに、頭の中がこんがらかって来て、ページを閉じてしまうこともある。
自分の思いや出来事を、文章で正確に伝えることは、実に難しい。
知恵袋を読んでいて感じるのだが、悩みが自分のことなのか、他の人のことなのか理解に苦しむような表記がある。
投稿者自身、もちろん悩みの内容をすべて判っているので、記述を焦るあまり、家族の続き柄や何が起きたのかの具体例の詳細説明がおろそかになるためなのだと思う。
父が----と、書かれているので、投稿者の父親のことだと思って読み進めていると、途中から「夫」と書き方が変わる。
「え?----父って、これまでの文章は、娘さんの立場からの目線だったわけ?」
と、最初から読み直すことも・・・。
説明不足の文章は、読み手に誤解を与えることもしばしばだ。
読んでいるうちに、頭の中がこんがらかって来て、ページを閉じてしまうこともある。
自分の思いや出来事を、文章で正確に伝えることは、実に難しい。
Posted by ちよみ at 11:34│Comments(0)
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