色々おしゃべり 36
2013年04月17日


やっと、咲いた----。

今日は、初夏の暖かさだったので、この辺の桜も一気に開花した。
ところで、知恵袋に30代後半の彼女を持つ40代男性からの切実投稿があった。
この男性の彼女はとにかく保守的で、新しいことにチャレンジしようという気持ちが皆無なのだとか。
男性が食事に誘っても、いつもの行きつけの店しか入ろうとしないし、どうしても・・・と、強引に別のおいしいと評判の店を紹介しても、
「行きたければ、あなた一人で行って」
の一点張りなのだそうだ。ファッションも昭和の匂いがぷんぷんで、決して冒険はしない。
携帯電話を買い替える時も、スマホではなく、いわゆるガラケー(ガラパゴス携帯)と呼ばれる今まで使用して来た携帯電話と同機種のものを三台も買い、
「これで、あと十年は大丈夫」
と、安心しているのだとか。ただ、そういう頑固なところを除けば、本当に気立ても良い女性なのだという。
投稿男性としては、もっと新しい店へも食事に行きたいし、今風の場所でデートもしたい。
これまでずっと、彼女の趣味に合わせて来たのだから、少しは自分の意向も汲んで欲しいと考えているのだが、どうしたら彼女に殻を破ってもらえるか教えて欲しいという相談だった。
回答では、
「それって、保守的というよりは、病気じゃないの?」
「ガラケー、十年後も使えるとは限らないけれどね」
というような意見もあったが、
「彼女の気持ち、良く判る。そういう人にとっては、冒険ほどストレスが溜まることないんだよね」
「無理に新しいお店へ行っても、きっと緊張してしまって、食事も喉を通らないんじゃないかな?」
「別れるつもりはないのなら、あなたが彼女に合わせ続けるしかないね」
というような意見も多かった。
わたしなんかに言わせれば、彼女さん、ガラケーだろうが何だろうが、携帯電話を持っているだけ大したものだと思う。
確かに、勝手の判らない新しいお店へ入ってドキドキしながら食事したいとは思わないものだ。
おそらく、その女性は、自分が失敗したり、無様な姿を男性に見せることに相当な抵抗心を持っているのだろう。
きっと、行きつけの飲食店へ入ったとしても、注文する料理までいつも同じメニューばかりなのではないだろうか?
プライドが高く、潔癖症で、優等生タイプの女性にありがちな行動パターンである。
とはいえ、彼女は、冒険が大嫌いなわけではなく、誰も見ていないところならば、それなりのチャレンジ精神を発揮できるようにも思われる。
一緒に行こう----だから、嫌なので、一人で行動するのならば、意外に新規開拓もあっさりやってのけるのではないだろうか。
では、こういう手はどうだろう?
「実は、ちょっと行きたい店があるんだけれど、きみが下見して来てくれないかな?」
とか、
「どうしても、行かなければならない店があるんだけれど、他に用事があって行けないんだ。悪いけれど、きみ、代わりに行って来てくれないかな?」
なんて感じで、先に彼女一人に新しい店を体験させてしまうというのも、案外アリではないかと思われる。
優等生タイプの女性は、義務感にかられると、かなり大変なこともやりのけてしまうという頑張り屋でもあるのだ。
そうするうちに、次第に新しものへの抵抗感も薄れて来るのではないかと思うのだが・・・如何だろう?
<今日のおまけ>
梅と桜が一緒に咲いた----と、いうようなポカポカ陽気の一日だった。
冬中、家の中にこもっていた人たちも、この暖かさに誘われて散歩に出てきた。
本当に久しぶりに会った高齢女性は、
「医者へ通う以外に、今年初めて外へ出た」
と、言う。
一冬越すごとに、高齢者の寝たきりが多くなるという理由も頷ける。
約半年間もの長い冬の時間を、高齢者たちの生きる意欲を奪うことなく、どう乗り切ってもらえるかが、これからの雪国信州の課題でもあろう。
梅と桜が一緒に咲いた----と、いうようなポカポカ陽気の一日だった。
冬中、家の中にこもっていた人たちも、この暖かさに誘われて散歩に出てきた。
本当に久しぶりに会った高齢女性は、
「医者へ通う以外に、今年初めて外へ出た」
と、言う。
一冬越すごとに、高齢者の寝たきりが多くなるという理由も頷ける。
約半年間もの長い冬の時間を、高齢者たちの生きる意欲を奪うことなく、どう乗り切ってもらえるかが、これからの雪国信州の課題でもあろう。
Posted by ちよみ at 18:34│Comments(0)
│ちょっと、一息 44
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