湯けむりドクター7

yama湯けむりドクター7




    昨日、山ノ内町が舞台のサスペンスドラマ『湯けむりドクター華岡万里子の温泉事件簿7』が放送された。

    今回の事件は、ご存知、信州奥信濃村の奥信濃峡谷で、東京の有名フードプロデューサー・霞沢精二(川野太郎)の遺体が発見されるところから始まった。

    霞沢は、果物の高級ブランド化を企画するという仕事も手掛けていることから、奥信濃村の有機栽培リンゴ農園を営む野中武次郎(平泉成)に白羽の矢を立て、リンゴのブランド化を持ちかけていた。

    霞沢の遺体を検死した奥信濃村の診療所長で外科医の華岡万里子は、死因を峡谷に充満する硫化水素ではなく、窒息による他殺と判断。

    医学知識を武器に、事件の解明に動き出す----というストーリー。

    いつものように診療所の看護師・青田富士子役を三林京子、県警刑事の犬丸剛役には、渡辺哲と、レギュラー陣も健在。

    野中武次郎のライバル農家のお嫁さん・金村美里役に、かつてのアイドル女優・鳥居かほりが扮していたのが、印象的だった。

    ロケは昨年の秋に行なわれていたようで、真っ赤に色づいたリンゴが鈴なりのリンゴ農園の美しさは格別だった。

    このドラマのいいところは、北信濃の美しい里山の風景が画面いっぱいに堪能できるということ。

    わたしたちが毎日見ている高社山が、自然豊かな村の情景に神々しいインパクトを与えていて、何処か現実から逃避したような趣を醸している。

    殺人事件がベースの推理物ではあるが、こんな人情温かな村が本当にあったらいいなァ・・・と、思わせる楽しい作品だ。

    これからも、どんどんシリーズを重ねてもらいたいものである。

湯けむりドクター7



    

<今日のおまけ>


    今朝はかなり冷え込んだが、日中は子供の日らしい陽気になった。

    散歩をしていても、ジャケットを着ていると暑いくらいで、ようやくゴールデンウイークらしい感じだ。

    ただ、風が強かったせいか、道路の真ん中にハンガーにかかったままの洗濯物が強風に飛ばされたように落ちていたので、辺りを見回すと、すぐ近くの家の二階の軒下にたくさん洗濯物が干されているのを発見。

    洗濯物を拾って、その家を訊ねると、

    「うちの干し物です!ありがとうございました」

    と、奥さん。自動車に轢かれなくて良かったと、安堵していた。

    ところで、近頃のテレビニュースを観ていると、アナウンサーが平然と、

    「春らしいさわやかな陽気になりました」

    なんて、言っている。「さわやか」という言葉は、秋に使うべきものだと教わったことがあるのだが、今のアナウンサー教育はどうなっているのだろうか?

    春は、「穏やかな」とか「のどかな」「うららかな」と言うのが普通だと思うのだが・・・。

    それから、春なのに「今日はとても涼しかったですね」なんて言っているアナウンサーもいる。

    「涼しい」も夏や秋口に使う季語で、春に使うなら、「花冷え」とか「寒の戻り」という言い方が一般的だと思う。

    アナウンサーの売り物は言葉なのだから、もう少し日本語に気を付けて欲しいものである。


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