おまえ、いいかげんにしろよ・・・・・484
2010年04月13日
~ 今 日 の 雑 感 ~
おまえ、いいかげんにしろよ
この前、新聞を読んでいたら、女性言葉の男性化という記事が目に付いた。
「おまえ、いいかげんにしろよ」
旺文社の調査によると、この言葉を見て、これを男性言葉だと考える小中高生は8割いたそうだが、では、「あなたは、こういう言葉づかいをしますか?」の問いには、「はい」と、答えた女子が28パーセントもいたそうである。

男子は、この問いについて64パーセントが「はい」であったが、「いいえ」も26パーセントいたそうである。
「カレーライスは、うまいね」を使う女子は30パーセントを占め、男子の20パーセントは使わないとの統計もあるそうで、女子の言葉の男性化が如実に進行していることが判る。
また、逆に、男子の言葉の女性化もしっかりと進んでいるようである。
かつては、「~~だわ」「~~よね」「~~かしら」などの女性言葉は、日常会話でも頻繁に女性が使っていた。特に、テレビドラマや小説などの中では、女性はこういう言葉を話すものだとばかりに、当たり前のように使われていたものである。
殊に、男性作家が書いている小説の中の女性言葉などは、「いったい、いつの時代の言葉なの?」と、思われるほどに、隷属的な言い回しを好んで使っているものもあり、わたしなどに言わせると、「バッカじゃねェの?」と、思ってしまうことも多い。
「堪忍して下さい」「わたくしには、判りませんの」「おやめになって!」
読んでいると、お尻のあたりがむずがゆくなるような言葉の羅列である。
最近では、ドラマの脚本家たちも、こういう女性特有のデフォルメされた言葉は、出来るだけ使用を控える傾向にあるという。
要するに、だんだん現実会話に合わなくなって来ているからであり、リアリティーが失われてしまうからだという。
昔、「君の名は」という映画のリメイク版がNHKの朝の連続ドラマ枠で放送されたことがある。
そこで、ヒロインの氏家真知子役の女優が話す言葉が、あまりに上品すぎて今の時代に合わないということで、途中から現代風に変更されたことがあった。
わたしも観ていて、これはいくらなんでもやり過ぎだなと思ったほど、確かに、真知子の言葉は如何にも少女趣味であった。
話し言葉は、時代によってどんどん変化して行くものである。
平安時代などは、「はひふへほ」を、「ふぁふぃふふぇふぉ」と、発音していたそうであるし、わたしの父の世代などは、「か」を「くゎ」と発音していたものである。たとえば、ヤカンを「やくゎん」というように。
だから、未だにパソコンの五十音の中には、普段なら使うことのない「ゎ」という小文字が登録されているのである。
女性の社会進出に伴って、これからは、ますます男性言葉、女性言葉の区別がなくなり、まずそこから真の男女平等は始まって行くのではないかと思われる。
*** 写真は、映画版の「君の名は」-----岸恵子(真
知子)と佐田啓二(春樹)
因みに、佐田啓二氏は、俳優・中井貴一さんの
父
<今日のおまけ>
今日の気温、いったい何処が25度にもなったというのだ?
我が家の方は、まるで冬だった。
志賀高原には雪も降ったそうである。
まったく、今年は気象予報士に騙されてばかりだ。
天気予報とかけて、茹でた刺身ととく。そのこころは----?
ほどんど、あたるためしがない。
お粗末!
今日の気温、いったい何処が25度にもなったというのだ?
我が家の方は、まるで冬だった。
志賀高原には雪も降ったそうである。
まったく、今年は気象予報士に騙されてばかりだ。
天気予報とかけて、茹でた刺身ととく。そのこころは----?
ほどんど、あたるためしがない。
お粗末!

バラの夢、桜の夢・・・・・498
本当は、あなた嫌われているんですよ・・・・・497
噂が怪物を創る・・・・・496
誘導される記憶・・・・・495
山ノ内町のゆるキャラって?・・・・・494
新しい靴を買いました・・・・・493
本当は、あなた嫌われているんですよ・・・・・497
噂が怪物を創る・・・・・496
誘導される記憶・・・・・495
山ノ内町のゆるキャラって?・・・・・494
新しい靴を買いました・・・・・493
Posted by ちよみ at 21:02│Comments(2)
│ちょっと、一服・・・・・ 24
この記事へのコメント
もはや、女性言葉なんてものは無いに等しいのではないですか。
おまえいいかげんにしろよ
なんてのは良く聞きます。
まあ、小説やテレビドラマの中ではまだ
女性言葉らしきものはいきているようですが、現実では殆んど無いと思います。
これで良いのか悪いのかは人によって
意見は分かれると思いますが、確かに
男女平等になってきたと感じます。
おまえいいかげんにしろよ
なんてのは良く聞きます。
まあ、小説やテレビドラマの中ではまだ
女性言葉らしきものはいきているようですが、現実では殆んど無いと思います。
これで良いのか悪いのかは人によって
意見は分かれると思いますが、確かに
男女平等になってきたと感じます。
Posted by コミ at 2010年04月13日 22:35
コミさまへ>
そうですね。
最近は、「おまえ、いいかげんいしろよ」などと言う女性は、そう珍しくないと思います。特に、信州の女性たちは、昔から言葉が乱暴なところがありますから、「~~だわ」「~~ですの」なんていうことは、あまり使いませんでしたよね。
ところが、わたしが学生時代は、校風が校風でしたから、この手の言葉が当たり前に使われていたのです。
まず、先生と会えば「ごきげんよう」が挨拶です。友人には、「嫌よね」「そうなのよ」「困るわ」などが日常会話でポンポン出てくる人もいて、面食らったこともありました。
でも、おっしゃるように、これからは、良きにつけ悪しきにつけ、こうした女性専用言葉は消滅する運命なのかもしれません。世の中が女性にとって受身だけではやっていけなくなって来た証拠なのでしょうね。
そうですね。
最近は、「おまえ、いいかげんいしろよ」などと言う女性は、そう珍しくないと思います。特に、信州の女性たちは、昔から言葉が乱暴なところがありますから、「~~だわ」「~~ですの」なんていうことは、あまり使いませんでしたよね。
ところが、わたしが学生時代は、校風が校風でしたから、この手の言葉が当たり前に使われていたのです。
まず、先生と会えば「ごきげんよう」が挨拶です。友人には、「嫌よね」「そうなのよ」「困るわ」などが日常会話でポンポン出てくる人もいて、面食らったこともありました。
でも、おっしゃるように、これからは、良きにつけ悪しきにつけ、こうした女性専用言葉は消滅する運命なのかもしれません。世の中が女性にとって受身だけではやっていけなくなって来た証拠なのでしょうね。
Posted by ちよみ
at 2010年04月13日 22:56

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。