赤と緑の法則・・・・・736

~ 今 日 の 雑 感 ~



の法則




    安売りの際の値札を「赤札」と言いますが、日本人の感覚は、「赤」を見ると安さと直結して考える傾向があるのです。

    これは、「赤」すなわち赤ん坊などの生まれたばかりというイメージとも相まって、こういう感覚が習慣づけられているのではないかと思われます。

    また、この「赤」と同じような「安い」「若い」「新鮮」というイメージの色に「緑」があります。赤と緑の法則・・・・・736

    かつて、日本には「緑色」という概念はなかったそうで、「緑」は、山の木が芽吹くとか何かが誕生する、若いという意味を含む物として表現されていたのだそうです。

    赤ん坊のことを「嬰児(みどりご)」と呼んだり、「緑の黒髪」という言い方もあります。

    そのようなこともあり、スーパーなどのバーゲンセールには、「赤札」や「緑札」をつけて、客の購買意欲を刺激するのです。

    この「赤」「緑」を特別多く取り入れる時期が、クリスマス商戦の頃です。

    ちょうどうまい具合に、サンタクロースの衣服の「赤」と、柊の「緑」がこのイメージをバックアップしてくれるために、クリスマスの頃の商店街は活気があり華やかさも増すのです。

    ところが、この感覚は、日本独特の物でもあるようで、同じ「赤」でも中国人はおめでたい祝賀の色と取りますし、イタリア人などは、赤も「ワインレッド」のような色は、逆に高級感とイメージが結びつくそうです。

    もしも、あなたがフリーマーケットなどで品物を売りたいならば、値札の色を「赤」と「緑」にしてみたらいかがでしょうか。

    まあ、確約は出来ませんが、白い紙に黒で値段を書くよりは、はるかに目立つと思います。また、そのカードに書く文字は出来るだけ太く書いて下さい。より、客の「買いたい」という気持ちを刺激するそうです。

    因みに、日本の信号機は「緑」ではなく「青」なのかということも、先に書いた日本独特の言葉からきているそうです。

    つまり、もともと日本には「緑色」という言葉が存在しなかったため、信号機に使われた「緑(世界共通)」を、それに近い色である「青」と表現したのだそうです。

    

    

<今日のおまけ>

    上記で書き忘れましたが、値段の文字は明朝体のような礼儀正しい文字よりもポップな感じの文字の方が客受けは良いですし、また、その文字も斜体にした方が、より安さが強調されるそうです。

    同じ980円でも、980円980円では、感じ方が違うということですね。

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