カーテンをつけました・・・・・732

~ 今 日 の 雑 感 ~


カーテンをつけました




    今やわたしの書斎となってしまったかつての寝室の窓には、昔から障子がはまっていたのだが、この障子紙がすぐにぼろぼろになってしまい、毎年張り替えねばならないという面倒くさいものだった。

    おそらく、西日がもろにあたる窓辺だけに、障子紙の耐久性も低かったのだろうと思う。

    今年もまた、春先辺りから開け閉めをするたびにボロボロとはげ、そのたびに別の紙で補強するものの、結局、すべて張り替えなくてはならなくなってしまったのである。

    しかし、もう、その気力にも限界が来た。カーテンをつけました・・・・・732

    こんな障子窓は全部取っ払い、カーテンをつければいいんだと、思い至ったのである。

    そうと決まればさっそく障子窓を取りのぞき、カーテンレールとカーテンを生活用品量販店へ買い出しに行った。

    昔と違って、今は、素人にも簡単につけることが出来るカーテンレールが幾種類も売られている。

    伸び縮みだって自由自在だ。素材もステンレスから樹脂製から色々揃っていて、思わず目移りしてしまう。

    そんな中でももっとも格安な最大2メートルまで伸ばすことができる二本付きのレールを買った。

    次は、カーテンである。

    メインの遮光カーテンはまた今度見ることにして、先にレースのカーテンを探すのだが、これがあまりに美しいものばかりで、ため息が出てしまうほどであった。

    無難なところは白いレースのカーテンだが、わたしは、あまり汚れが目立たないようなブルーのレースが気に入った。

    パーティードレスでも作れるようなおしゃれなレースである。

    家へ帰ってから、風邪の治りかけの身体で汗だくになりながらも窓に取り付けてみると、実にすばらしい。早く、カーテンに替えればよかったと後悔するくらいだ。

    ブルーのレースカーテンが風に揺れる様子は、まるで何処かの瀟洒な洋館の窓辺とも見まごうばかりである。

    風邪っぴきをおして、頑張って買いに行っただけのことはあった。

    世の中、まったくというほど楽しいこともないが、しばしの間、この美しいレースから吹き込むブルーの風に癒されようと思う。

    

<今日のおまけ>

    電気代が払えず、電気会社に電気をストップされていた70代の男性が室内で熱中症で亡くなった。

    男性の息子は無職で、男性の年金だけが頼りだったという。

    その日、気温は35度を超えていたので、息子は男性の身体を気遣って氷を舐めさせたのだが、それからしばらくして物音がしなくなったので見に行くと、男性は既に死亡していたという。

    生活保護を受けていればよかったと、世間はいうが、真夏と真冬の電気代ぐらい自治体が面倒見てくれないものだろうか。人の命に直結する電気、水道、ガスの光熱費ぐらいは、最低限肩代わりしてくれてもよさそうなものである。

    大阪で育児放棄の母親のせいで亡くなった幼い姉弟だって、水道が止められていなければ、もしかしたら死なずに済んだかもしれないのだ。

    フランスでは、老人に限ってエアコンが格安で買えるというではないか。数年前の猛暑で老人が大勢亡くなった教訓を生かした措置である。

    どうして、日本は、こういう教訓を生かす政治が出来ないのだろうか?

    片や、別荘で優雅な避暑暮らし、片や、電気の止められた部屋で死亡。これが、日本の夏の現実である。

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この記事へのコメント
こんばんは。

電気代が払えず、電気を止められて、
熱中症で亡くなった、男性はほんとに
気の毒だと思います。

この、ニュースをみた時は、正直、驚きました。
この日本に未だに、そういう人もいるんだなあ、という感じでした。

まあ、だからこそ、ニュースでも取り上げたのでしょうけど。

それにしても、日本の行政というのは、いつもながら、目配りが足らないと思います。

この暑さを考えれば、電気を止められれば
どういう事態になるかくらいは、判断できそうなものですが。

残念な事件でした。


涼しげなカーテンに替えて、良かったですね。
ちょっとしたことで、気分がかなり違ってきますね。

風邪、お大事にして下さい。
Posted by こみさん at 2010年08月17日 22:15
こみさまへ>

 お気遣い頂きまして、ありがとうございます。今年の夏風邪は恐ろしくしつこいです。でも、お陰さまで、今日あたりからはさほどティッシュのお世話にならなくても済むようになりました。

 熱中症で亡くなったこの70代男性は、本当にお気の毒でした。こみさんのおっしゃるように、この暑さで電気が止められれば、どういうことになるのか判らないというのがどうかしていますよね。
 男性の年金で息子さんと生活していたということは、男性は、若い頃はちゃんと年金をかけていたのです。真面目に働いていたという証拠です。その最後がこんな仕打ちでは、本当に行政は何をしているのかと思います。生活保護の申請さえされていれば---と、いいますが、されていなければなおのこと、万が一の事態を想定するべきだったのではないでしょうか。

 レースのカーテンは、見ているだけで涼しげです。思い切って取りつけてよかったです。♫
Posted by ちよみちよみ at 2010年08月17日 22:34
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