観光立県を目指すなら・・・・・719

~ 今 日 の 雑 感 ~


観光立県を目指すなら




    観光業にかかわる人たちは、県に期待するとか市町村の努力が大事だと言いますが、そんな生易しい大局的な他人事では観光客は集まらないと思うのです。

    ホテルや旅館の関係者たちは、自分たちはそれなりに頑張っていると言いますが、やっていることはすべて「自分だけが良ければいい」の典型です。

    〇〇温泉が潤えば、他の近隣がどうなろうと知ったことではない。観光立県を目指すなら・・・・・719

    もっと言えば、自分の旅館が良ければ、隣のホテルが傾いても関係ない。

    そんな気持ちの人ばかりの集まりでは、観光地に未来などありません。

    観光関係者の人たちは、しょっちゅう自分の旅館やホテルへ泊るお得意さま回りのためなどに上京したり他県へ行ったりするそうですが、個人のお得意さま回りだけではなく、出来ればその足で多くの未だ開拓していない企業や団体などを積極的に回り、長野県や自治体をアピールして頂きたいのです。

    それも一時限りではなく、定期的に。

    アピールも、自分の旅館やホテルなどや〇〇温泉などという狭い範囲に限定せず、自治体全体についての宣伝活動をやって頂きたいのです。

    そして、東京駅や大阪、名古屋駅、時には海外へも出かけて、歌を歌い踊りでも踊って観光地を印象付けて下さい。

    旅館やホテルの女将さんたちは、もちろん全員が日舞の名取りの免許ぐらいは持っているのでしょうから。

    まじめに活性化を考えているなら、そのぐらい出来ますよね。

    口先だけの決意ではないところを見せて下さい。

    これは、三、四十年前の話ですが、かつては自治体の首長自らが団体客を呼び込むために企業や団体と交渉しましたし、観光業者たちも何処のホテルとか旅館とか関係なく、バスをしたてて東京や名古屋へ直に客を勧誘に行きました。

    そして、帰りには間違いなく何百人という観光客を連れて戻ってきたものです。

    ピーアールの仕方が下手とか言っている場合ではないのです。

    人間は、自分の目で見て耳で聞いたことには興味を駆り立てられるものなのです。わたしのような素人の人間からすると、観光業者の方たちは結局バカになりきれていないのだと思うのです。

    老舗観光地のプライドが邪魔をして、格好つけてばかりいるからリピーターに頼るような商売しか出来ないのです。そうしたリピーター客の平均年齢が何歳か知っていますか?

    60歳以上ですよ。

    あと十年来てくれるでしょうか?

    宮崎県の東国原知事を見れば判りますが、率先して自らテレビ出演し、全国に宮崎県を売りまくりました。

    今回の口蹄疫問題が勃発するまでは、繰り返し繰り返し安全、安心を視聴者に徹底して印象付けたのです。

    長野県の商売は、この繰り返しが足りないのではないでしょうか?

    観光業に携わる人たちにお願いします。口先ばかりのディスティネーションなど唱える暇があったら、大都市圏へ出向いて実際に観光客を連れて来て下さい。

    もう、自分たちだけが良ければいいという時代ではないのですから!!

<今日のおまけ>

    阿部新知事は、「長野県の素晴らしさを県民が判っていない」のだと言います。

    県民が普段見慣れているものも、観光客にはとても新鮮で素晴らしく感じられるものなのだそうです。

    地域を活性化させるものは「よそ者」「若者」「バカ者」だと言います。

    地元の人たちは、「よそ者」「若者」にはなれませんが「バカ者」にはなれますよね。

    頑張って、思いっきりの「バカ者」になって下さい。

ただし、他人への敬意を忘れない「バカ者」になって下さいね。 icon22

    

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この記事へのコメント
老舗旅館へ嫁に来て、10年経ちますが・・・今だ言われるのが、敷居が高くて行かれない・・・

特に町内(実家)の方によ~~~く言われます。

私が嫁に行ってるのだから、こらっしゃい・・・っと毎回言うのですが、まだまだ無理のようです。
知名度はあってもこれじゃ~・・・>_<
知名度・・・と言えば、はじめての・・・でだいぶ他県のお客様には渋温泉を知って頂いたので、ちょっと一安心です・・・
うちにお泊り頂かなくても、同じ温泉街(町内)でも来て頂いただけで良かったです。

知って頂かないと、始まらないので、営業は欠かせない仕事の一つだと思います!!!

私も伊達に東京へ行き、遊んでくる訳ではなく、行く所名刺を渡しPRしています。

私一人の力でも役に立てれば良いと思いながら・・・

キャンペーンも相当頑張らないと集客=リピーターまでも繋がらないのでは・・・
このキャンペーンで長野の明日が決まるはず・・・

ちょっと大袈裟だったでしょうか・・・???~~
この位の勢いで取り組んで下さい!!!
新☆知事殿!!!

そんな感じです。
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年08月11日 10:48
自称 美人女将さまへ>

 「敷居が高くて行かれない」
 そう言われて、本当に「困ったことだ」と思っている旅館関係者はどれほどいるのでしょうか?内心は、それを褒め言葉だと感じて「そりゃそうだろ。あなたたちが簡単に来れるような旅館じゃないさ」と、思っているのでは?

 それに女将さんがお嫁に来る時も、湯本旅館さん側では大騒動だったのでは?老舗旅館とはそういうものです。
 ですから、女将さんが湯本旅館へ嫁がれてからの女将修行は大変だったと思います。お茶、お花、日舞、書道など、徹底してお稽古されたことでしょう。
 わたしの知り合いの女将たちが皆そうですから。

 女将さんがよく東京へ出かけられていることはブログでも再三書かれていますが、そうした営業活動をイベント会場回りや会社訪問などでお行儀よくしているだけでは、集客などには結びつかないことは、よくお判りだと思います。また、「渋温泉へお越しください」と、いう営業だけでは山ノ内町全体のためになどなりませんよね。今度営業をされる際は、「渋」ではなく「山ノ内町」をPRして下さい。そして、「信州」をPRして下さい。

 渋温泉の女将さんが、自分のところばかりではなく、長野県全体をアピールしているのだと県民が知れば、ディスティネーション・キャンペーンの知名度も高まるやもしれません。
 新知事に期待するのは、それからだと思います。女将さんたちの県に対する熱意が知事に届いてこそ、知事も動いて下さるのではないでしょうか。
Posted by ちよみちよみ at 2010年08月11日 11:14
私にどれだけの力があるか分かりませんが、精一杯PR(上を目指して・・・上とは町内ではなく信州まで・・・)して来たいと思います。


嫁に来て、お花、お茶のお稽古は始めましたが、長女が出来直ぐにお休みに入ってしまいました><
今考えると私もそれなりにやってたんだぁ~・・・
再開も近いです・・・
Posted by 自称 美人女将自称 美人女将 at 2010年08月11日 17:25
自称 美人女将さまへ>

 女将さんは、他の女将さんたちには体験できないことをたくさん体験し、乗り越えてこられた方ですから、その一言一言には他の女将さんたちには決して真似の出来ない重みがあると思うのです。
 今の女将さんの経験はとても大きな財産だと思います。ですから、その財産を渋温泉だけのために使うのではもったいないと思うのです。
 お休みされているお茶やお花などのお稽古ごとにも磨きをかけて、今後はますます女将道をまい進して下さい。
 たとえば東京駅で即席茶会などもいいじゃないですか。講演などの依頼もガンガン引き受けて、信州をPRして下さい。
Posted by ちよみちよみ at 2010年08月11日 18:28
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