夏の日の思い出・・・・・730

~ 今 日 の 雑 感 ~


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    中学生の頃、わたしは泳ぎが得意だった。

    しかし、水泳の時間はあまり好きではなかった。

    何故なら、わたしの子供の時分の夏は今のように猛烈に暑いという訳ではなかったので、気温が21度以上だと水泳の授業が決行されてしまったからである。

    とにかく、寒い。

    生徒たちは、唇を紫色にしながら屋外プールへ入っていた。

    そして、もっと悲惨なのが水泳のクラスマッチ大会の時だ。夏の日の思い出・・・・・730

    この水泳クラスマッチは、夏休み明けの八月も終わりの頃にやって来る。北信濃の八月下旬は既に秋風が吹いている。

    その気温の低い中、水の中へ入らねばならないのだ。六月から水泳をしていた水泳部の連中の気がしれないと、いつも思っていたくらいなのに、自分もその冷たい風の中水泳をしなければならないのだ。

    中学一年の夏は、出来れば選手に選ばれたくないと思い、最後まで競技エントリーに手をあげなかった。

    すると、最後に残ったのが自由形のリレーと、背泳(バックストローク)の50メートル短水路。

    「ちよみさんがまだ決まっていません!」

    お節介な奴が気付いて叫んだために、飛び込みが苦手だったわたしは、仕方なく背泳を選んだ。

    中学校の当時のプールは50メートルの水泳連盟公認プールだ。さっさと終わらせてしまいたいがために、クラスマッチ当日は、とにかくがむしゃらに泳いだ。フォームなどバラバラもいいところである。

    ところが、ゴールしてみるとこれがなんと『新記録(もちろん校内)』だという。

    それがあってから、翌年も翌々年も水泳のクラスマッチには選手に選ばれて、背泳はもちろん、苦手な自由形でも泳ぐ破目になってしまった。

    三年生の時は、泳いでいる最中にお腹が痛くなり、ゴールした途端トイレに直行したくらいだ。

    それでも、何人かは追い抜いたそうである。

    クラスのみんなは大喜びだったが、わたしは、もう二度と競泳はするものかと心に決めた。

    だから、高校もプールのない学校を選んだ。

    それきり、一度も水着を着ていない。

    まあ、今じゃもう着ることも出来ないけれどね。(爆)

    

<今日のおまけ>

    わたしの友人に大恋愛の末に結婚した女性がいる。

    ところが、その女性、あれから二十数年経って子供も大きくなったら、ご主人のことよりも飼い猫に熱をあげるようになってしまった。

    わたしの記憶の中には、まだ鮮明に彼女が恋人だった今のご主人のことで悩んだり心配したりしていた姿が残っているというのに・・・・。

    人の気持ちなんて判らないもんだよね。

    そんなに簡単に恋心って言うやつは冷めてしまうものなんだ。

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