重ね着の「?」はてな・・・・・887

~ 今 日 の 雑 感 ~


重ね着の「?」はてな




    今風のファッションは、重ね着が主流だそうですね。

    真冬なのにノースリーブのカットソーを着た上にフェイクファーのボレロをはおり、ストールを巻く。ミニスカ-トの下にはレギンスを履き、足元はブーツ。

    だったら、タートルネックのセーターにカーディガン、そしてジーパンを履いた方が、効率よく温かさを保てるのでは?----と、思ってしまいますが、それは、ダサいのだそうです。

    もしも、ズボンを履くなら、ひざ丈くらいの短めの物を履いて、わざとブーツを見せるようにするのだとか・・・。

    意味が判りません。ズボンも長めの物を履いた方が、ブーツと二重になって温かさが増すと思うのですが、今のファッションは、常に20度以上の室内にいることを想定して作られているように思えるのです。

    それだけ、贅沢な生活が当たり前になってしまった人たちが考え出しているものなのでしょうね。

    コートの前をわざと開けて歩くのも、格好がいいのだとか・・・。つまり、身体に縦長のラインを取ることで、細身効果があるのだそうです。

    しかし、信州の真冬にいくら格好が良いからと言って、コートの前を開けて歩けばどんな状態になるのか判りそうなものです。

    こういう着方をする人を、昔の人は方言で「りこうもん」と、言いました。

    ヒールの高いブーツを履いて、凍った道を歩いてみて下さい。わたしは、どんなに頼まれても、ご免こうむります。

    あなたが持っているクローゼット・ワードローブ(アクセサリーや小物類までも含めた身に着けるためのアイテム)を考えてみても、実際のところは季節によって分けられているのが普通ではないでしょうか。

    つまり、頭が固い柔らかいの話しではないのです。もっと言えば、信州に暮らしている以上、ファッションは命とも直結している大切な問題なのです。

    しかも、これらは少なくとも中肉中背から痩せ型の人に合わせたコーディネートです。太めの人に重ね着は拷問に等しいものがあります。

    ファッション関係の仕事をしている人は、一時の流行ばかりを追うのではなく、その地域地域の気候や習慣に即したファッション性を重視し、研究して欲しいものだと思うのです。

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<今日のおまけ>

    「信州がこんなに寒いとは思わなかった。早く脱出しなければ凍え死ぬわ!」

    観光客の女性が、こんなことを言っていた。夏はクーラー冬はヒーターと、エアコン生活が当然となっている現代人は、何処へ旅行しても、快適な温度が付いて回ると勘違いしているようで、季節を肌で感じることを拒否しているとしか思えない。

    「せっかく来たんですから、志賀高原でスキーでもしたら?」

    そう言っても、こんな寒さの中で滑るなんて冗談じゃないと、取り合おうともしない。

    自然はバーチャルではない。寒いし冷たいし、過酷なものだ。

    いや、過酷だからこそ美しいし、人間を癒やしてもくれるのだ。

    自分だけは、ぬくぬくとしたところにいながら、そんな美しさや癒しだけを求めようなんて、虫が良いにもほどがある。

    

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