あなたの見ている赤は、本当に赤ですか?

あなたの見ている赤は、
本当に赤ですか?




    色の不思議は、まだまだあります。

    色は、住んでいる地域や国によっても微妙に変わるということをご存知ですか?

    わたしも、このことは初めて知りました。

    海外旅行の失敗で、良くある話ですが、旅行先で見付けた素敵な色のシャツが、日本へ帰って来てからワクワク気分で荷物から取り出して、

    「あれ?こんな色だったっけ?」あなたの見ている赤は、本当に赤ですか?

    と、がっかりすることがあるのです。

    実は、わたしにも同じような経験がありました。昔、アメリカ旅行で買った帽子の色が、帰国後に見たら何となく現地で見た時のイメージと違ったのです。

    どうして、こんなことが起きるのかというと、色というものは、その現地の日光の強さ空気の乾燥度合い、空気中の塵の多さなどによって、かなり異なって見えるのだそうです。

    日差しが比較的穏やかで湿度の高い日本で見るのと、空気が乾燥している中央アジアや地中海で見るのとでは同じ青色や赤色でも、鮮やかさに違いが生じるわけです。

    また、東京と北海道の食べ物を比べた場合、空気が澄んでいる北海道の食べ物の方が色も鮮やかに見えて、より美味しそうに感じるものです。

    これも、わたしが体験したことですが、東京の夕日と信州の夕日では見え方がまったく違い、東京の夕日はまったく眩しくなく、どんよりとして見えたのに対して、信州の夕日はギラギラとして眼が開けられないほどのもので、あまりの違いに戸惑いを感じたほどでした。

    しかし、逆に東京でしか感じられない素敵な色という物もあります。

    シックな大人の色----と、俗に呼ばれる物がそれです。

    くすんだ----とか、渋い----とか言われる色がそれにあたります。

    この色を今度は東南アジアや地中海で見ると、ぱっとしない野暮ったい色に見えてしまうようで、反対に、地中海や東南アジアなどで買った服を東京で着ると、異常に派手に思えてしまうのだそうです。

    また、太陽光の下と蛍光灯の下では、色の見え方も全然変わりますよね。

    蛍光灯の下ではダサく見えてしまう緑系統の色も、さんさんと降り注ぐ太陽光の下では、元気いっぱいの活発な色に見えるのです。

    つまり、スポーツのユニフォームの色を決める時も、そのスポーツが屋外で行なうものなのか、屋内で行なうものなのかでは、自然と選ぶ色も変わって来るというものです。

    色は、その場所で着たり見たりするからこそ映えるので、場所を移動しても美しいかどうかは、一概には断定できないという面白さを持っているようですね。

<今日のおまけ>

    今日もかなり頑張って歩いた。

    歩いていると、どうしても背骨が縮んで来てしまうので、時々背筋を伸ばす。すると、ものすごく大きな音で、バキバキという。

    この背骨の縮みがなくなると、もう少し楽に生活できるのだろうな----と、思う。

    でも、今日は暑いくらいで体調的にはまずまずだった。

    

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この記事へのコメント
赤と言えば「ランちゃん」では無く、京浜急行の色で くるりの曲にも「赤い電車」が有ります。
京急自体も 赤い電車 と宣伝しますが、本当は赤ではなくて横文字で書くとバーミリオン。お日様の状態や駅内照明で赤の時も有ります。
模型メーカーによっては「赤」にしてしまう会社も有りますが。
京急はカーブが多いのですが、東海道線に対抗するためにカーブを限界まで飛ばす所が京急ファンには堪りません。運転台の後ろで見ていると、まるでジェットコースターです。
Posted by DT33DT33 at 2011年06月05日 13:18
DT33さまへ>

 京浜急行の色は、正式な名称はバーミリオンですか。
 では、少し朱に近い色なんですね。
 きっと、遠くからでも見やすく映える色なのでしょう。日光や駅内照明のことも、配慮の上で決められた色なのでしょうね。
 ジェットコースターのような感覚が味わえるというのも、鉄道ファンには嬉しいんですね。
Posted by ちよみちよみ at 2011年06月05日 17:43
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