" DOCTORS "~最強の名医~

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    昨夜、「" DOCTORS "~最強の名医~」を観た。

    外科医たちが朝の出勤時に、外車で一斉に病院の駐車場へ乗りつけるシーンには、ちょっと笑ってしまった。face02

    それにしても、世の中にこれほど高ピーな外科医たちがいるものかとビックリだが、ドラマのストーリーはこのくらい強烈な描き方をした方が視聴者の興味を引くんだろうなァ。

    高嶋政伸扮するエリート外科医の激しい自己中思考にも驚くが、同僚医師たちの徹底した我関せずぶりも凄いもんだなァと、呆れるのを通り越して感心してしまった。

    野際陽子演じる病院長は、そんな高慢外科医たちにほとんど頭が上がらないようで、何処か常に頼りない。

    そんな我欲主義にまみれた病院を改革しようと、さっそうと登場したのが沢村一樹扮する天才外科医・相良浩介なのだが、看護師たちにふりまく笑顔とは裏腹に、辛辣な言葉で堕落した医療体制にメスを入れる----と、いうのが大筋らしい。

    救命救急のドラマを手掛けた脚本家の書き下ろし作品だということもあり、外科という、また違った分野をテーマにしているので、診療体制の描き方に少々(?)な部分もあったが、手術シーンなどはかなりリアルに感じられた。

    そして、リアルといえば、術中死に至った男性患者の家族に経緯を説明しなくてはならなくなった、伊藤蘭演じる内科医の心境もきついものがある。face07

    高嶋扮する執刀医が患者の家族への説明を拒んだために、内科の担当医であった彼女におはちが回って来たという設定だが、おそらくは普通の病院ではこういうことはないと思う。(たぶん・・・)

    とはいえ、万が一、そういう立場に立たされた医師がいるとすれば、これはかなりの心理的かつ物理的ダメージになると思われる。(下手をすれば、すべての責任を背負う破目にもなりかねないわけで・・・)

    登場人物がことごとく責任転嫁体質に浸かりきっている病院を、この主人公はどう立て直して行こうというのか・・・。

    一見、医師の目線で描かれているようで、実は、「あなたが、もし、この病院の患者だったとしたら、どんな医師に治療をして欲しいですか?」という、患者の立場からの理想の医師像がコンセプトにあるのが、このドラマのようだ。

    ちょっと、何処かの小説に書かれていたような台詞やシチュエーション、名前めいた箇所も若干見受けられたが----。icon10

    次回も楽しみに観たいと思う。school

 DOCTORS ~最強の名医~

***  医師ドラマに付き物の黒白対決シーンですな。(~_~;)

    

<今日のおまけ>

    山ノ内町で発生した熊の被害だが、熊は猟友会会員に射殺される前に被害者の一人である男性によってつるはしで殴られ、既に動かなくなっていたそうである。

    マスコミがその詳細を積極的に報道しなかったのには、そういう事実を知った動物愛護団体などから圧力がかかることを懸念したためともいわれ、被害者よりも熊に同情的な一部の人たちの過剰反応を考慮した措置のようである。

    しかし、人が襲われ命の危機に直面しているにもかかわらず、熊の肩を持つような薄情な人がいるとは正直信じられないのだが・・・。

    それが事実とすれば、日本人の感性が何処か歪んでしまっているように思えるのは、わたしだけではないはずだ。

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この記事へのコメント
こんばんは。

あまり期待しないで観ましたが、案外面白かったです。

医療ドラマの定番の神の手を持つ外科医という
設定ですが、沢村一樹さんの飄々した感じが良かったと思います。

これから、いろいろ病院の改革に乗り出していくのではと思いますが、楽しみですね。

伊藤蘭さんも好演だったと思います。

僕も医療ドラマは好きで、これまでもいくつか観てきましたが、やはり一番好きだったのは「救命病棟24時」ですね。

田宮二郎さんがやった「白い巨塔」も考えさせられるドラマでした。


熊が射殺される前に殴られ、動かなくなっていた
事は、信毎にも少しだけ載っていました。
被害者の男性が家の中に押し込めてから、格闘した
ようですが、その冷静さと勇気には感心しました。

こういう死ぬか、生きるかという緊急の事態には、
いたし方ない事だと思います。

マスコミももっと報道しても良かったとは思います。
Posted by こみさん at 2011年10月28日 20:10
こみさまへ>

 こんばんは。

 " DOCTORS " なかなか面白そうなドラマですよね。
 高嶋政伸さんの激情的な演技も迫力がありましたが、それとは対照的な沢村一樹さんの飄々とした雰囲気も良かったと思います。
 沢村さんは、もともと浅見光彦シリーズでこうした低反発的な演技をしているので、演じやすいのかもしれません。
 おっしゃるように、伊藤蘭さんも、保身と良心の呵責の狭間で悩む医師の役を好演していたと思います。
 こみさんは、「救命病棟24時」がお好きだったんですね。わたしは、あまり観てはいなかったんですが、「ER」のような緊迫感があって、良いドラマだったそうですね。
 田宮二郎さん主演の「白い巨塔」は、おそらく日本の社会派医療ドラマの最高峰だと思います。その後何度かリメイクされましたが、やはり、配役、脚本のどれをとっても、これには敵わないと感じました。

 熊騒動ですが、信毎には経緯が少し掲載されていたんですね。テレビニュースでは、詳細はほとんどカットされていたようです。
 でも、81歳の被害者男性の上へのしかかっている熊を見れば、どのような手段をとっても撃退しようと思うのが当然だと思います。
 本当に、隣人の命を救った男性の冷静な判断と勇気に頭が下がりますね。

 
Posted by ちよみちよみ at 2011年10月28日 21:32
録画しただけで、夜勤続きの為に未だ見ていません。
ドラマ自体を真面目に見るのではなくて、蘭様を見るために見る 事になる可能性も有ります。
「風のガーデン」がそうでした。
Posted by DT33DT33 at 2011年10月29日 23:02
DT33さまへ>

 こんばんは。

 「風のガーデン」は、風景が美しいドラマでしたね。
 わたしも全編通しては観ませんでしたが、蘭さんは確か主人公との恋愛関係に悩む看護師さんの役でしたね。
 中井貴一さんが珍しくプレイボーイタイプの医師を演じていましたが、何処かちょっと無理があるようにも感じました。

 蘭さんは、美しいだけではなく、なかなか演技派の俳優さんですから、ストーリーを追うことでより素敵に見えるかもしれませんよ。
 お時間が出来たら、またゆっくりと鑑賞してみて下さい。
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年10月30日 17:42
DOCTORS  第一話を途中まで見ました。
高嶋氏の負のオーラ演技は素晴らしいです。
野際さんと沢村氏が顔を合わせた時に「光彦」と呼ばれるような錯覚を感じてしまいました、浅見光彦シリーズでの顔ぶれなので。
そしてラン様はやはり可愛いです。笑顔を見ていると溶けます。
Posted by DT33DT33 at 2011年11月06日 12:12
DT33さまへ>

 こんにちは。

 本当に、高嶋さんの迫真の演技には怖ささえありますね。
 でも、実際にあれをやられては患者はたまったものではありませんが・・・。(苦笑)
 
 そうですね。
 野際さんも沢村さんも、浅見光彦シリーズのレギュラーメンバーですね。
 白衣の蘭さんも可愛いです。

 まだ、第二話は観ていないのですが、しっかり録画はしました。
 "DOCTORS"については、またアップしたいと思います。
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年11月06日 16:14
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