10キロの水袋

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    「去年よりも、瞼の二重がくっきりしているね」

    今日、病院で、知り合いの看護師さんに声をかけられた。

    その看護師さんは、わたしが副甲状腺機能亢進症の手術で入院していた時の病棟担当だった。

    だから、わたしが当時、どれほど浮腫みがひどかったかということも、よく知っている。

    その浮腫みで、ほとんど人相まで変わっていたはずだ。

    しかし、今はその身体中の水分が徐々に抜けて来ていることで、ピーク時よりも10キロほど体重は軽くなった。

    水分で身体が10キロも浮腫んでいると、日常生活は大変な重労働となる。

    歩くだけでも息が上がってしまうくらいなのだ。

    しかも、水分で身体がパンパンなので、血管が押されて自然と血圧も上がる。

    つい先日、わたしは10キロのお米を買いに行ったのだが、その米袋を入れる別の袋を持って行かなかったので、仕方なくその米袋を横抱きにして自動車が止めてあるところまで運んできた。

    その重さたるや、まるで腕がちぎれそうなほどであった。

    去年までは、これだけの重さを身体に巻きつけながら歩いていたんだなァ・・・と、考えると、たかが浮腫みと侮れないものだと、改めて実感した次第である。

    正に、10キロの水袋を背負っていたのである。

    だが、まだすっかり浮腫みが解消したわけではない。

    これまで通り、焦らず気長に元に戻して行ければ----と、考えている。

10キロの水袋





    






<今日のおまけ>


    「おれって、頭悪いから・・・」

    そんな風にいう学生は多いが、それって、頭が悪いんじゃなくて勉強しようとする努力が足りないだけのことだと思う。

    頭の良し悪しというのは、結局、理解するスピードが速いか遅いかだけの話で、人間の脳みそなんて知識や情報が入るスペースは誰しもそう変わるものではない筈なのだ。

    つまり、家の間口が広いか狭いかの問題なので、屋敷内の広さの違いとは関係ないような気がする。

    もしも、中学や高校が10年生だったとして、毎年同じ教科を同じ分量だけしか教えなかったとすれば、1年で覚えた生徒は、毎年同様の勉強を10年間繰り返すだけであり、覚えが遅い生徒は10年経ってようやくその勉強をすべて覚え終えるわけだ。

    そして、最後には同じ分だけの知識を得て卒業する。

    学校時代にそのぐらいの時間的余裕があれば、日本の頭が悪い生徒なんて、きっと皆無になるんだろうけれど----ね。


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