それでも、夫について行く

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    プロ野球・巨人軍(どうして軍なのか未だに良く判らないが?)のコーチ人事などをめぐって渡辺恒雄球団会長(読売新聞グループ本社会長・主筆)を批判し、18日に解任された清武英利前球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)の話題を取り上げたワイドショーで、あるユニークな統計を発表していた。

    「もしも、あなたのご主人が清武前球団代表のように、会社のトップのやり方に不満をぶつけたいと言い出した場合、あなたはどうしますか?」

    と、巷の奥さまたちに緊急アンケートを実施したのだという。

    奥さまたちの反応は、

    「愚痴を言うぐらいなら聞いても良い」

    「子供もまだ小さいし家のローンもあるんだから、少しぐらいのことは我慢して欲しいと、説得する」

    というようなものが多かった。

    まあ、中には、

    「好きにしたらいい」

    という、やや投げやりな回答もあったようだが、どちらかといえば、夫の行動にブレーキをかける現実的意見が多数を占めていたようであった。

    ところが、それでも、夫について行く

    「もしも、夫が本気で思い詰め、クビになる覚悟で上司を糾弾すると決意した場合は?」

    との質問には、逆に、「それでも夫に軽率な行動はやめて欲しいとブレーキをかける」という、妻の答えは激減したのである。

    「夫が決めたことなのだから、妻として応援する」

    「本当は、反旗を翻すようなことはして欲しくないが、夫にも考えがあるのだと思うので、あえて止めない」

    「やめて欲しいと言っても、たぶん、夫はやめない」

    などという意見の中でも特に際立った回答は、

「わたしが選んだ夫が、間違っているはずがない!」

    と、いうものであった。

    つまり、奥さまたちは、心の底からご主人を信じているということが統計で示されたのである。

    世の夫たちにとってみれば、何とも心強い反応といえよう。

    おそらく、清武前球団代表の奥さまも、ここで球団内のねじれた役員構成を正さねば、ジャイアンツは元より、日本のプロ野球界に未来はないとの信念から、思い余って陰腹を切ったご主人を、心から信頼し尊敬しているのではないだろうか。

    そんな最強の応援団がいるからこそ、前代表もこれほどの決断が出来たのであろうと思われる。

    

<今日のおまけ>

    今日は一日中雨でしたね。

    我が家の雨漏りもすごいことになっています。

    ところで、皆さんには自分の言葉が実際に話したことなのか、夢の中で話したことなのか、判然としないことってありますか?

    わたしの場合のそれは、おそらく夢の中でしゃべったことだと思うのですが、イマイチはっきりとしなくて気持ちが悪いのです。

    別に、大した話でもないのですが、これも一種の脳の老化現象なのかもしれませんね。(>_<)マズイ・・・

    

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この記事へのコメント
こんばんは。

清武前代表の記者会見は、驚きでしたね。

なんといっても、読売ジャイアンツですからね。
しかし、良し悪しは別にしても、あのナベツネさん
の反旗を翻すとは驚きでした。

我慢の限界だったのでしょうね。

僕も、ナベツネさんは、もう引退した方が良いのではないか思うのですが、なかなかですね。

僕は、ドラゴンズファンで、ジャイアンツには特に
興味はありませんが、球団の内紛を、あのような形
にしてしまったのは、どうかなと思います。

清武さんも、家族の理解があったからこそ、あそこまで思い切った事ができたのでしょう。
夫の仕事に理解してくれる家族がいる、ということは、有難い事だと思ってしまいました。
Posted by こみさん at 2011年11月19日 19:38
清武君は大方の予想通りに解任されましたね、ナベツネは嫌いなのでクーデター面白かったのですが、選手からは清武君自体がミニナベツネと呼ばれていた様で、内実は複雑です。
軍 と付くのは、太平洋戦争時の敵性語禁止体制時代の体質を感じますね。
阪神は虎軍・中日は鯱軍(これは曖昧ですが)で職業野球をしていましたが、戦後60年何故かジャイアンツだけ名残を引きずったままですね。
そういえば、巨人の社訓らしきものに、選手たるもの紳士たれ と有るそうですが、これはイギリス海海軍の流れを汲む日本帝国海軍の
士官たるもの紳士たれ のコピーですし
Posted by DT33DT33 at 2011年11月19日 19:40
こみさまへ>

 こんばんは。
 
 本当に、この記者会見が放送された時は、一瞬、何が始まったのか判りませんでした。
 涙ぐむ清武さんを観て、よほど渡辺主筆の我がままで悩んでいるんだろうな・・・と、思うくらいでしたが、コーチ人事のことで「言った」「聞いていない」という程度のやり取りが元とは、正直驚きました。
 清武さんも、渡辺主筆の性格は嫌というほど判っているはずだと思うのですが、「また、勝手に覆された」との思いで、おっしゃるように、ついに堪忍袋の緒が切れたということなのでしょうね。
 明智光秀の本能寺にたとえる人もいるくらいですから・・・。
 そうはいっても、ナベツネさんも既に85歳(でしたよね?)。後進に道を譲る度量を持って欲しいものですね。

 それにしても、清武さんもきっと理解ある奥さまや家族の存在があってこそ、あれほどの強攻策に出られたのだと推察します。夫のことを最後まで信じて応援してくれる家族がいることの幸せを、今は噛みしめているのではないでしょうか。
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年11月19日 20:42
DT33さまへ>

 こんばんは。

 清武前球団代表も、選手たちにはあまり気に入られてはいないんですか?
 確かに、似た者同士だからこそ、ぶつかるのかもしれませんね。
 ただ、ナベツネさんのワンマンぶりは、野球界に詳しくない人たちでも、そこそこ聞き及んでいることですから、あまり印象はよくありませんね。「モバベーを球団名に入れるな」と、言った時は、それなりに「だろうな・・・」とは思いましたが・・・。(苦笑)

 なるほど。
 戦時中の名残りが「巨人軍」という名称にあるんですか。
 帝国海軍の「士官たるもの紳士たれ」のコピーをチームの理想に掲げているところからしても、ジャイアンツだけが未だに「軍」を名乗っているんですね。
 では、球団関係者も選手も、もっと潔いジェントルマンであってほしいものですね。上司の顔色ばかりを窺うようでは、何をかいわんやです。
 
Posted by ちよみちよみ at 2011年11月19日 21:05
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