まるで催涙ガス
2013年07月09日

このところの忙しさで歩きすぎもあってか、夜になって両脚の膝から下が恐ろしいほどに攣った。
痛みで、椅子に坐り込んだきり立つことはおろか、動くことも出来ない。
必死で腕を伸ばして塗るタイプの鎮痛消炎薬をつかむと、一気に痛みのひどい場所に思い切り塗りたくった。
わたしの場合、脚が攣った時は、これが最も効く。
10分ほど耐え続けているうちに次第に痛みもおさまり、恐る恐るでも脚を動かせるようになった。
ところが、本当に大変なのはこれからだった。
痛みがひいたことで、気を良くして部屋のドアを閉め、まったりとテレビを観ていたのだが、やがてくしゃみが止まらなくなった。
鼻水が出て、涙や咳も・・・。
ティッシュペーパーが何枚あっても足りないくらいの激しいくしゃみが連続し始めた。
いったい何が起きたのか?
風邪をひいたにしては、悪寒や熱はない。
これが脚に塗りたくった鎮痛消炎薬のせいだということに気付くまでに、かなりの時間を要してしまった。
慌てて部屋のドアを開け、そこから廊下へ飛び出した。
脚に塗った薬を水道水で洗い流し、元いた部屋の換気をすると、ようやく激しいくしゃみや鼻水、咳がおさまって来た。
正に催涙ガスが充満する部屋の中にいたも同じ状態だったらしい。
恐るべし!消炎鎮痛剤。
ところが、それだけでは終わらなかった。
翌日の夜、外湯へ行くと、薬を塗った患部がお湯の熱さに反応して焼けつくように痛んだ。
とても入浴どころではなく、身体にかけ湯をしただけで上がるしかなかった。
たかが消炎鎮痛薬と侮るなかれ。
使用の際には換気にも気をつけることをお忘れなく。

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