ブログを書く理由・・・・・77

~ 今 日 の 雑 感 ~


ブログを書く理由


    この前、ある人との会話の中で、「何でブログなんか書いているんだ?」と、いう話題が出ました。

    「もちろん、人さまに読んで頂くためだ」と、わたしが答えますと、その人は、「でも、ブログは個人的日記なんだろ?なら、別に他人に読んでもらう必要はないんじゃないのかな?」と、言います。

    それなら、何もブログを書かずとも、日記帳を付ければ事足りる話です。しかし、誰の目にも触れない日記は、自分自身の備忘録にはなっても、意見を発表する場には、到底なりえません。ブログを書く理由・・・・・77


    「それでは、いったい、誰に向かって意見を発表しているのか」と、いうことになるのですが、つまり、世界中の人に向けてと、いうことになるのでしょうね。別に、その人たちの共感や同情心を得たい訳ではなく、もちろん、コメントが欲しい訳でもなく、とにかく、自分という人間がここにいて、こういうことを考えているんだぞ-----と、いうことを、世界中に発信したい訳なのです。でも、コメント頂くと、ギザ嬉しいですけどね。(しょこたん風)face02

    「いや、わたしは、そこまで大袈裟に考えてはいない」と、いう人がいたとしても、それは、その人の理屈であって、必然的にインターネットが世界とつながっている以上、そういうことになってしまうのですから、それが嫌なら、ブログなどやめるしかありません。ブログは、本来世界共通語の英語で書くものであるという考えのブロガーさんもいます。そして、日本のブロガーは、国内だけで盛り上がるという、極めて特殊な人種なのだともいわれるそうです。でも、英語記事を書くなど、わたしには、逆立ちしても無理ですけれどね。(^_^;)

    ブロガーの中には、ブログ内のつながりを、現実社会と結びつけて考えてしまう人たちもいますが、そういう人は、とかく、書き込まれていることを、自分に向けて書かれているに違いないなどと、思い込みがちですが、そんなことはないのです。

    だって、考えても見て下さい、ブログに書いてあることがすべて100パーセント真実であると、思っているブロガーさんが何人いますか?

    そして、そのブログも、本当に、そのブロガーさんが書いているものですか?たまには、別の人間が書いていることもあるということは、絶対ないと言えますか?また、ブロガーさんの性別や年齢だって、完璧、偽りがないといえるでしょうか?

    住所や名前が判っている場合は別でしょうが、いいえ、もし判っていたとしても、人間は、せめてブログの中ぐらいは、少しばかりの見栄や虚勢を張りたいものなのではないでしょうか?

    これを読まれているブロガーのあなただって、記事の中に、少しばかりの虚構を混ぜたことぐらいあるでしょう。いいや、わたしは、本当のことしか書いていない-----と、いうブロガーさんも、もちろんいるでしょうが-----。(因みに、わたしの場合は、半分真実、半分虚構というところでしょうか。何せ、小説ブログですから----。face03

    話が、少々それましたが、ですから、ブログの中に、書き手のブロガーさんにとって大変な出来事や、不幸なことが書き込まれていたとしても、また、幸せなことや、名誉なことが記されていたとしても、それにいちいち反応して、コメントを残さなくてはならないなどという、プレッシャーを感じることなどないと、思うのです。

    書きたかったら書けばいいし、書きたくなかったら、読み逃げすればいいのです。------と、わたしは思います。

    ブログの世界は、現実社会とは違います。いったん、パソコンの前に座って、ブロガーになったなら、現実社会のしがらみは、無視してもいいと思うのです。その区別がつかず、「挨拶もなく、非常識な人間だ」なんて、腹を立てる人に、正直ブロガーになる資格などないとさえ思います。知り合い同士が連絡を取りたかったら、電話でもメールでも、手段は山ほどあるのですから。

    もしも、たまたま、身内の不幸を書いたブロガーさんに、記事を読んだブロガーさん全員がお悔やみの言葉を書き込んだら、正に、ブログ炎上なんてことにもなりかねません。

    ですから、そういうお義理のコメントを残さなくてはならないなどという、おかしなプレッシャーを感じる必要はないのです。

    そんなことよりも、自分のブログは、何も「ナガブロ」の登録者だけが読んでいる訳ではないということも忘れて、仲の良いブロガーばかりが、ごく内輪の話で盛り上がり、サイト外の読者たちを興醒めさせることの方が、より問題は大きいのではないかと、考えます。




    

    ***  下の写真は、初夏の風情を撮影したフィルム写真です。ここの一角の風景を、わたしは気に入っていましたが、この家は、今は、もうありません。

ブログを書く理由・・・・・77


同じカテゴリー(ちょっと、一服・・・・・ Ⅲ )の記事
 リハビリは、目標を持って!・・・・79 (2009-06-30 11:57)
 もったいないは、悪いこと?・・・・・78 (2009-06-29 12:07)
 アナウンサーの無礼・・・・・76 (2009-06-27 00:11)
 デジカメ化の悲哀・・・・・75 (2009-06-26 12:11)
 濁音と鼻濁音・・・・・74 (2009-06-25 11:48)
 たまには、俳句でも・・・・・73 (2009-06-24 12:18)

この記事へのコメント
こんにちは。
この記事に拍手です。特に記事の最後に同感です。

話は変わりますがこのサイト何処からでも書き込み出来ますが足跡はどの様に表示されるのでしょうか?コメントいただけたら嬉しいです。

私が入会している「趣味人倶楽部」では会員しか閲覧、書込みが出来ません。
タイガー。
Posted by タイガー at 2009年06月28日 17:15
タイガーさまへ>

 ブログをお読み頂き、ありがとうございます。このブログサイト「ナガブロ」は、ブログを始める前からの知り合いが多いこともあるせいか、とかく、内輪話に花が咲き、その枠に入ることの出来ないブロガー及び読者が、疎外感を感じることがあるという話も聞くので、このような記事を書かせて頂きました。
 
 「足あと」ですが、ブログを書く時に表示される「管理画面」と、いうものがあるのですが、その画面の左の方に、「カテゴリー」とか「コメント」「書き込んだコメント」などの表示があります。その中に「足あと」の表示がありますので、それをクリックすると、自分のブログを読んで下さったブロガーさんたちのハンドルネームが出てきます。
 でも、ここに記載されているハンドルネームは、「ナガブロ」のブロガーに限り、また、同ブロガーでも、ログイン状態で読んでいるブロガーの名前に限って表示されるシステムになっています。

 「趣味人俱楽部」というブログサイトがあるんですね。初めて知りました。
 会員のみの閲覧、書き込みしか出来ないサイトもあるということ、知りませんでしたので、勉強になりました。
 本日は、コメント、ありがとうございました。
Posted by ちよみちよみ at 2009年06月28日 18:25
こんばんは。
御丁寧なコメントありがとうございます。「ナガブロ」の会員さんは世界に発信している事??ですかね。

趣味人倶楽部も怖いですよ。俗に言う業者も多いですから。
そうですよ。ブログに書いてあることがすべて100パーセント真実であると、
思っているブロガーさんが何人いることやら。「ナガブロさん」でも私は知っている人いますから。

私も半分は嘘ですから。(趣味人倶楽部)で(最初は真面目でした(笑))
でもマイフレンドさんには100%嘘はございませんでしたよ。
Posted by タイガー at 2009年06月28日 21:19
タイガーさまへ>

 世界に発信ということは、必然的にそうならざるを得ないのだということです。
 世界とまでは行きませんが、わたしのブログを読んで下さっている方の中には、わたしが知る限りにおいてですが、他都県の方も、おられます。
 ブログは、自分自身のことに関しては、やや真実とは異なることを書かれたとしても、(ナガブロガーさんたちに限定してしまうのですが)書かれている時事、芸能、生活雑記等々の記事には、皆さんかなりの勉強をされて、真実を追究しようという姿勢で臨まれているものと思います。
 何故なら、このナガブログサイトのコラムには、中高生たちが、レポートの宿題に使うため、読んでいるという記事や、マスコミが利用するものも多々あるようですから、あまりいい加減なことは書けないのでしょう。
 つまり、ナガブロに関して言えば、わたしが思うに、ブロガー同士の交流は単なる副産物にすぎず、主たる目的は、情報発信にあるものと、考えます。しかし、ブロガーの中には、その副産物に重きを置く者が稀にいるため、混乱が生ずるものと、推察します。
  
Posted by ちよみちよみ at 2009年06月28日 23:16
こんばんは。
ブログは所詮ツールなので、基本的に何に使おうと人それぞれの自由なのですが、「ブログ」って言葉は元々「Web Log」の略なので、本質的には「日誌」なのだろうと思います。日々の記録を付けるということなんだと思います。

手書きで手帳に日誌を付けることと、Web上で日誌を付けることの違いは(航海日誌ならぬ公開日誌?)、日々の記録を不特定多数の人々と共有出来るということではないでしょうか。
ごく個人的な事柄を見ず知らずの人たちと共有するのは無意味・・・というか危ないので、当然、ある程度パブリックな事柄になるのが自然なんだろうと思います。

でも、パブリックな事柄について不特定多数に向って発信するということは、記事についてそれなりに責任を背負わなければいけない訳で、あまり迂闊なことは書けませんよね。となると逆に、あまり不特定多数から関心を引かずに済む、ごく身近なネタを日々書き綴った方が無難かつ安全ってことなのかもしれません。
そうすると必然的に内輪なネタになってしまう・・・ってことでしょうかねぇ(笑)。

私はこういうコミュニティ・サイトみたいなところでブログ書いていても自分には意味が無いことが分かったので辞めましたけど(笑)。
ナガブロはちょっと不便だし(^^;
Posted by ま・こと at 2009年06月29日 01:52
ま・ことさまへ>

 コメント、ありがとうございます!!
 ブログ、読んでいて下さったんですね。嬉しいです。
 この記事では、以前、ま・ことさんが書かれたブログ記事を、少し引用させて頂きました。<(_ _)>多謝!
 ブログの語源は、Web Log なんですね。Log が、日誌だということは知っていましたが、航海日誌の意味だということは、初めて知りました。どうも、インターネットの世界は、ネットサーフィンという言葉もそうですが、陸よりも海に関係した言葉を使う傾向にあるようですね。Web にも、クモの巣の意味と共に、水かきの意味もありますしね。(今、辞書で調べました。(^o^) )
 本当に、まったくのコミュニケーションのみを目的としたサイトは別ですが、「ナガブロ」のようなサイトは、載せる記事も、かなり微妙な種類のものになりますね。それに、ま・ことさんが、以前もおっしゃっていたように、ブログには、返事をもらうまでに時間差が出来てしまうので、早く答えをもらいたい時などは、不便といえば不便です。
 ま・ことさんの記事は、ブロガーへのメッセージというよりも、社会への提言という姿勢が大きかったので、こういう小さなコミュニティー・サイトでは、窮屈だったのでしょうね。
 今も、また別のサイトで書かれているんですか?もし、よろしかったら、教えて下さい。ぜひ、読ませて頂きたいと思います。
Posted by ちよみちよみ at 2009年06月29日 11:52
あ~、私も興醒めする方の一人だろうな。
内輪で盛り上がってくると、一歩も二歩も引いちゃうもの・・・
盛り上がるのが悪いとは思いませんし、非難する気もありませんがね。
ただ、自分はその場に相応しくないなって思っちゃいますね(笑)
まあ試行錯誤、色々やってみますが、ちよみさんにお叱りを受けることもあるかな(爆)
Posted by master at 2009年06月29日 12:37
masterさまへ>

 自分は、その場に相応しくないな---の気持ち、よく判ります。わたしも、どちらかというと、世間に疎い方なので、皆さんの話についていけないことが多々ありまして、必然的に引いちゃいますね。本当は、何々、それ?なんて、気軽に話題に入っていければいいのでしょうが、それには、あまりにベースになる知識が乏しくて、うまく乗っかれないのです。(笑)
 masterさんのように、お仕事上、人情よりもの義理が大切だと、いうこともおありでしょうから、不本意ながら、仲間に加わらざるを得ない場合もあろうかと思います。
 本来、ブログは自分自身を自由に表現出来る場でなくてはならないはずですから、ブログの世界まで、現実のしがらみに縛られるなんて、あってはならないことなんですけれどね。
 
Posted by ちよみちよみ at 2009年06月29日 16:01
ども こんにちは

ここのところのちよみさんの雑感には考えさせられることが多くて、
コメントするも二の足踏みっぱなしなんでつがw(笑)

実際自分は人に読んでもらうこと前提で書いてます。
それも卑怯なことに自分の正体を明かさず・・・

いつでも逃げる用意をしてると言うことなんですな・・・
なさけな~い
Posted by kobaykobay at 2009年06月29日 18:16
kobayさまへ>

 こんばんは。
 いつもお読み頂き、ありがとうございます。
 これでも、毎日小ネタ探しに四苦八苦しながら、何とか書き続けています。(笑)
 kobayさんの先日の紀行文も、楽しく拝見させて頂きました。そうですね。kobayさんの記事は、正に読者向けのものですね。写真も、文章も、ちゃんと読み手のことを意識して、解説も詳細に書いて下さっているので、とても読みやすく、ためになります。
 わたしは、ナガブロガーの方たちの正体をほとんど知りませんから、(あっ、現在、お二人は存じています。でも、実際にお会いしたことも、お話ししたことも、一度もありませんが・・・)ブロガーは、本来、正体が知れないことが、普通なのだと思っていました。
 ですから、別にkobayさんが卑怯だとは思いません。その方が、のびのびと記事も書けますし、ブロガーさんの本音も聞くことができて、自分が記事を書く上での、励みにもなりますから。(*^_^*)
 
Posted by ちよみちよみ at 2009年06月29日 20:37
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。