軍歌を歌ったことありますか?・・・・・145

~ 今 日 の 雑 感 ~



軍歌を歌ったことありますか?



    皆さんは、「軍歌」を歌ったことありますか?

    軍歌を歌ったことありますか?・・・・・145どんな「軍歌」を、ご存じですか?

    今では、戦争回帰とか、古臭いとかなどの理由で、あまり歌われなくなった「軍歌」ですが、そういう政治的背景をまったく抜きにして聴いてみますと、どうして、これが、なかなかの名曲が目白押しなのです。

    歌詞も、曲も、今の若手が作る曲先の歌とは根本的に違い、軍歌の歌詞は、日本語の美しさを最大限に引き出している、実に的確な言葉遣いを用いているものが多いのです。

    しかし、現在は、軍歌を歌いたいなどといえば、右翼か何かと勘違いされるというので、カラオケでも敬遠されがちだと言います。そんな訳で、肩身の狭いジャンルではありますが、もしも、これらの軍歌の歌詞を書き換えたら、もっと気軽に歌えるようになるのではないだろうかと、考えます。

    それほどに、曲のいい歌がたくさんあるのです。

    特に、わたしが好きなのは、「空の神兵(そらのしんぺい)」「燃ゆる大空」「雪の進軍」などです。

    「空の神兵」は、落下傘部隊の勇姿を描いた歌ですが、歌詞といい、曲といい、今聴いても、決して不自然さのない「軍歌」だと思いますし、特に、メロディーの美しさは、たくさんの軍歌の中でも群を抜いていると思います。

    また、「燃ゆる大空」は、その軽快なメロディーを、一度聴けば必ず覚えてしまうほど、明るく、さわやかな軍歌です。

    そして、皆さんもよくご存じの「雪の進軍」。これは、映画「八甲田山」の中で、雪中行軍をする兵隊たちが何度も口ずさむ有名な軍歌です。

    でも、せっかくのこの名曲も、軍歌というだけで敬遠されるというのは、如何にももったいないと思うのです。何とか、歌詞を現代の人たちが気軽に歌えるようなものに変更して、後世まで歌い継ぐことは出来ないものでしょうか。

    年配の従軍経験者たちだけが、過去を偲(しの)んで歌うというだけでは、きっと、あと数十年で、こうした歌は日本の歌謡史から姿を消してしまうのではないかと思うのです。

    戦争とは全く切り離して、純粋に歌謡としての「軍歌」を評価してみるのも、必要な時期が来たともいえるのではないでしょうか?
   

<今日のおまけ>

    先日、また、叔父のお見舞いに病院まで行って来た。

    が、エライことになってしまった。叔母が、どうしても、わたしを帰そうとしないのだ。

    取り留めのない話を、延々とするので、わたしは、それとなく叔父に「また来るね」と、言いながら、病室を出た。

    しかし、叔母は、廊下までわたしを追い掛けて来て、今度は自分の話を始めてしまった。わたしたちの傍らを、午後の回診の医師たちが頻繁に行き来するため、見知っている先生たちの中には、わたしに会釈をして下さる方もいて、わたしが、話の最中に会釈を返すと、叔母は、どういう訳かひどく不機嫌になり、ますます、嫌がらせのように話をやめようとしない。

    ついに、わたしは、「それじゃァ、帰るね」と、言ったが、叔母は、まだ話し足りないとばかりに、廊下の隅までわたしを引っ張って行き、舅が夢枕に立った話までし始める始末だった。

    とにかく、人と話をしていないと、不安でならないといった様子で、ほとんど病的でさえある。

    しかし、わたしもその後用事があったので、もう限界だと思い、「ちょっと、行くところがあるから」と、強引に話を打ち切って、そこから逃げ出した。

    叔母の本心は判っている。わたしに、自動車で自分を家まで送らせたかったのだ。しかし、送ったら最後、今度は家から帰さないつもりであることは明々白々。

    正直なところ、もう、しばらくは、見舞いは遠慮したいと思った。face07icon10


    ところで、今夜は、大好きなドラマ「Dr.HOUSE 」が、お休みです。かなり凹んでいます。face07
    
    「24時間テレビ」なんぞという、正直、よく意味が判らないテレビ局恒例の企画のためです。こんな企画、いつまで続けるつもりなんでしょうか?icon13


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この記事へのコメント
こんばんは
今日実家で偶然にも「軍歌」の話になって・・・(なんでだろう)
聴けばきっとわかるんでしょうけど
ほとんど知りません。
「同期の桜」というのならそれでもすこし・・・
散って靖国であおう・・・だなんて。驚く歌詞ですね。
父も子供だったので沢山は知りませんが、懐かしい曲はあるといって口ずさんでいましたよ。。。

お見舞い大変ですね。心労はよくありません。ちよみさん自身お大事にね。
Posted by り・まんぼーり・まんぼー at 2009年08月29日 20:19
り・まんぼーさまへ>

 ご実家で、軍歌の話ですか。偶然でしたね。「同期の桜」は、西条八十(さいじょうやそ)の作詞ですから、ちょっと、ペスミスティックで、感傷的な作品ですよね。
 「貴様とおれとは 同期の桜 離れ離れに散ろうとも 花の都の 靖国神社 春の梢に咲いて会おう」
 とにかく、死んだ後は、必ず靖国神社で会おうが、軍人たちの合言葉だった訳ですから、総理が靖国へ参拝するのは当然だと、遺族の方たちも考えているんですよね。
 こういう曲も世相を表していて、皆さんよく好んで歌われますが、わたしは、もっと明るくて大らかな曲が好きですね。上記の曲は、どれもそんな辛さを吹き飛ばしてしまうような、軽快な旋律です。

 このお見舞いには、参ってしまうことが多くて、大変です。叔父の話よりも叔母の話の方が長くて、疲れます。
 り・まんぼーさんには、いつもご心配頂き、本当にありがとうございます。<(_ _)>
Posted by ちよみちよみ at 2009年08月29日 20:50
ちよみさん こんばんは~
私の父の時代は2度の戦争があり、戦地へ
赴きました♫父の青春時代は 戦地だったのかもしれません。歌は 戦友達と祖国を思い 自分達を勇気つけるために歌ったらしいですので 思い出もひとしおだったことでしょう。歌によって慰められたり 日本にいる家族を思って 涙した事だと思います。私は 戦争についての父の話を 右から左に流しておりました。今考えると もっと真剣に聞けば
よかったと後悔しております。戦争とは2度とあってはならないことです。その犠牲は経験した人でなければわからないほど 悲惨なものだそうです。
<同期の桜>は 今は亡き親友とよく歌ったものだそうで 父が少し酔うと歌った事を 思い出します。父は 【今の時代は 平和で有難いよ 戦争で 家族や兄弟 友達を失うことは 悲しい事だよ】
と言った言葉は 忘れられない言葉です
Posted by 福寿荘 女将福寿荘 女将 at 2009年08月29日 22:37
福寿荘 女将さまへ>

 福寿荘さんのお父さまは、復員兵でいらしたのですか。日中戦争と太平洋戦争に従軍されたのですね。よくご無事で帰還されましたね。戦地で歌った「軍歌」は、必死で生きようとするお父さまの心の叫びだったのでしょう。
 お父さまのように、戦後、戦友たちと「同期の桜」を、歌うことを唯一青春の思い出とされている元軍人の方も多いと思いますが、今の時代は、軍歌など歌うと、色々と言われますから、遠慮されている方もいるそうです。テレビでも、ほとんど「軍歌」は、放送しませんよね。
 でも、その歌詞を読むと、その頃の時代がどういうものであったのかを、曲がりなりにも想像することはできます。
 ただ平和を漫然と享受するだけではなく、こうした歌を歌うことしか許されなかった時代が、たった64年前にあったのだということを、もう一度考えてみたいものですね。
Posted by ちよみちよみ at 2009年08月29日 23:37
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