八十歳だって歩けるようになる!・・・・・615

~ 今 日 の 雑 感 ~


八十歳だって歩けるようになる!



    散歩の途中で、近所に住む八十代前半の主婦に出会った。

    「今、お医者さんへ行って来た帰りなのよ」

    八十歳だって歩けるようになる!・・・・・615と、言う。その主婦の歩く姿を見て驚いた。主婦は、この冬、凍結した道路で転び、大腿骨骨折をして救急車で運ばれたのである。

    あまりに重傷であったために、近くの総合病院では受け入れてもらえず、長野市の大きな病院へ救急車で向かい、手術を受けたのだそうだ。

    しかし、一緒に住む娘さんも病弱なため、遠くの病院までは面会に行くことが出来ないというので、ある程度傷が回復したのちは、近くの病院へ転院し、そこで毎日リハビリに励んだのだという。

    自分が寝たきりにでもなったら、病身の娘に負担をかけることになる。そんなことは、死んでも出来ないと、既に八十代にもかかわらず、主婦は必死で辛いリハビリを耐え抜いたのだそうである。

    そして、三ヵ月の入院を経て退院したのちも、杖を頼りに雪の日も雨の日も懸命に歩き続けたのだという。

    あれから、五ヵ月。

    もう、杖なしでスタスタと歩けるようになった。

    「毎日欠かさずウォーキングして下さい。一日でも欠かすと、その一日を取り戻すのに、三日かかりますからね」

    医師の言葉に忠実に従い、寝たきりになるところを回避した。

    今もそのウォーキングは欠かさずに続けている。杖は、未だに折りたたんで用心のためバッグの中に入れてはいるが、それを使わなくてはならないことは、ほぼないという。

    どれほど高齢になっても、本人の覚悟と努力があれば回復するのである。また、元のように歩けるようになるのだ。

    これで、証明された。

    身体の何処にも病気はなく、単に筋肉が落ちているだけで足が痛いといっている人は、結局、自身の努力が足りないからなのだと----。

    歩けるのに歩かない。それで、足が弱くなってしまい、ますます子供の世話にならざるを得なくなったという高齢者がどれほど多いことか。

    年のせいだからしょうがないなどという理屈は、もはや通らない。

    そんな気分にすらなってしまうほどの、八十代主婦の頑張りであった。

<今日のおまけ>

    人間の骨や筋肉は、百歳になっても鍛えられると実感したのは、例の百歳の双子姉妹・きんさん、ぎんさんの話題を放送するテレビ番組を見た時だった。

    マスコミに取り上げられるまでは、足腰も弱く、記憶力さえ危うげになっていたきんさん、ぎんさんが、有名になった途端、歩いたり人と会う機会が増え、どんどん若返る事実を知ったのだった。

    足に重りを付けての筋トレに、歩行補助車を押しての散歩。二人は、表情も豊かになり、どんどん綺麗になって行った。

    健康でさえあれば、人は幾つになっても心身ともに努力次第で若返ることが出来るのである。

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