腐ってます詐欺にご用心

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    商売をしていると、時に迷惑な苦情電話がかかってくることがある。

    「三日前にお宅の品物を買ったんだけれど、知人へお土産にあげたら、その人から『袋を開けて食べようと思ったら腐っていた』と、連絡があったんだけれど・・・」

    だから、どうして欲しいのか----と、いうことまでははっきりとは言おうとしない。

    「そうですか。では、その商品を差し上げた知人の方に、『腐っていた品物を、送り返してくれ』と、お伝え下さい。こちらから改めて新しい物を送りますので」

    そう伝えるが、電話の相手は、

    「その人は、もらったもの食べちゃったと言っている。だから、もう現物はないんですよ」

    というので、こちらも、

    「袋を開いた時点で腐っているのが判っていたのに、食べてしまったんですか?現物を送り返して頂かないと、本当に当店でお買い上げ頂いたものか、本当に腐っていたのかも確かめようがありません。残っている部分があるのでしたら、それを送り返して下さい」

    と、言う。しかし、相手は、現物はない----の一点張りだ。

    さらに、「普通、上げた人に悪いと思って、もらった方は品物が腐っていることをこちらへ伝えることが出来ないでしょう。だから、捨てちゃったと言っているので、現物を送り返すことは出来ない」と、説明する。

    「それって、変じゃないですか?じゃァ、どうして、あなたは品物を差し上げた人が、腐ったものを食べたことを知っているんでしょうか?それに、今しがた、あなたは、知人が腐っている物を食べたといったんですよ。なのに今度は、捨てた・・・ですか?あなた、結局、何が言いたいんですか?」

    こちらは、相手の言葉の矛盾を突いて行く。と、相手は、いらだった様子で、

    「とにかく、製造元へ『腐っている物を売るな』と、言って下さい。そして、お詫びの電話を欲しいと伝えて下さい」

    と、話す。なので、こちらも、

    「それは出来ません。現物がない限り、製造元だってあなたの言うことが真実か否か判りませんから。お詫びの電話を入れるにしても、あなたへではなく、知人の方の方へ直にご連絡することになると思いますので、知人の方からご連絡頂きたいとお伝え下さい。現物を確認しないままに、改めて送ったとして、その新たに送ったものまで、腐っているといわれたら困りますから」

    と、強く出ると、

    「それって、詐欺ですよね?」

    と、自ら発言。

    どうやら、自分のしていることが詐欺まがいな手口だと自覚している節が見て取れる。おそらくは、『商品が腐っていた』という嘘をでっちあげて、あわよくば支払った現金をそっくり返してもらおうという魂胆なのだろう。

    そして、もしもそれがダメならば、代わりに製造元を脅そうという意図が見え見えだ。

    「とにかく、腐っている現物を送り返して下さい。そして、知人の方の住所と電話番号、お名前を教えて下さい。すべては、それからです」

    こちらがきっぱりと言い切ると、これは自分の手に負える相手ではないと察したのか、

    「そういう態度に出る気なのね。しかるべき所へ言いますから!」

    と、捨て台詞を残して電話を切った。

    この手の類の言いがかり電話をかけてくる者は、これまでにも度々いたが、今回も声の調子からすると、60代から70代前半の女性と思われる。

    どうやら、こうした『言いがかり詐欺』のようなことを、常習的に行なっている女性のようであった。

    各地の観光地を巡り、色々な店で数千円の買い物をしては、後日苦情の電話を入れ、品物は返さずに店舗側から代金を返金させる手口のようである。

    たぶん、今回この女性からの『言いがかり詐欺』電話を受けたのは、うちだけではないだろう。

    こうした電話を受けた時は、相手もかなり強気なので、とにかくひるまず理詰めで口調強く応戦するのがミソである。

    それにしても、向こうからかかってきた電話なので、かなりの電話料になったはずだ。

腐ってます詐欺にご用心



       

<今日のおまけ>



    近頃、家の外でよく見かける体長5センチほどの白っぽい色をした蛾----マイマイガという種類の蛾らしい。

    先日も卵を産んでいるところを見付けたので、急いで卵ごと箒で掃き落とした。

    今日のワイドショーでは、このマイマイガが今年は福井県、岐阜県、長野県で大量発生していると報じていた。

    一度に800もの卵を産みつけるので、孵化すると電信柱を覆い尽くすほどの数になることもあるという。

    しかも、このマイマイガのリンプンには毒があるので、素手で触ると発疹が出来たり激しいかゆみを生じるとか・・・。

    幼虫にも同じ毒があるそうだ。

    西日本の高温と、東日本の豪雨のはざまに位置する長野県が、マイマイガにとっては生息しやすい環境となってしまったようである。

    実に、気持ちが悪い。





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この記事へのコメント
こんばんは、ちよみさん。

あの白っぽい蛾はマイマイガっていうのですね。
この前の朝、飯山にあるコンビニに寄ったところ、
駐車場にものすごい量の蛾の死骸がありまして、
なんだこりゃーと思っていたのですが、
あの白っぽいのは確かにマイマイガでした。
長野県で大量発生していたんですね。
しかも毒があるとか…なかなかタチが悪いですね。
Posted by いぬおいぬお at 2013年08月10日 00:31
いぬおさまへ>

 こんにちは。
 飛ぶ姿が舞を舞っているように見えるので、そう呼ばれているそうですね。
 でも、実態は、そんな優雅な蛾ではないようです。飯山でもそんなに大量発生しているんですね。我が家でも、ほぼ毎朝見付けては駆除しています。植木鉢の陰とか、外壁の際などに卵を産みつけるので、見落とさないようにするのが大変です。
Posted by ちよみちよみ at 2013年08月10日 14:11
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