オバマ大統領のお辞儀・・・・・250

~ 今 日 の 雑 感 ~


オバマ大統領のお辞儀



    【ワシントン=本間圭一】オバマ米大統領が14日に皇居・御所を訪問した際に天皇、皇后両陛下に対し行った「深々としたお辞儀」が米国内で波紋を呼んでいる。

    保守系メディアは米大統領の外交儀典上、不適切だと批判し、大統領の際立った低姿勢ぶりに疑問を投げかけている。

    FOXテレビは15日、オバマ大統領のお辞儀の場面と、2年前に当時のチェイニー副大統領が天皇陛下との面会で頭を下げずに握手する映像を比較。その上で、オバマ氏の今回の行動は「大統領として適切ではない」などと批判した。また、ロサンゼルス・タイムズ紙のウェブサイトは、今回の皇居訪問の際の写真と、オバマ大統領が4月にロンドンでの国際会議で会ったサウジアラビアのアブドラ国王に深く頭を下げたように見える写真を掲載して、「新しい米国大統領は、世界の王室にどこまで低姿勢で行くのか」と皮肉った。 最終更新:11月16日11時12分

    <YAHOO ! ニュース>


   
    「オバマ大統領が、天皇陛下にお辞儀したって何が悪いんだ!!お辞儀は日本の礼儀だぞ。それじゃァ、お前たちの挨拶の握手をこっちが断わったらどう思うんだよ。自分らのことばかり考えて物を言うんじゃァねェや。だから、アメリカ人はケツの穴が小せェって言われるんだ」

    理髪店で新聞を読みながら、お客の中年男性が叫んでいた。face08オバマ大統領のお辞儀・・・・・250

    何の話かと思えば、上記のようなことらしい。つまり、日本を訪問したオバマ大統領が、天皇陛下に深々と最敬礼をしたことが気に入らないと、アメリカの保守派の連中が文句を垂れているということであった。

    オバマ大統領は、中東を訪問した際も王族に対して、丁寧なお辞儀をしたというのであるが、それを、卑屈な行為だとなじっているというのである。

    つまり、アメリカや、ヨーロッパの白人たちの中には、口には出さないものの、やはり未だに東洋人や中東人を下目に見る気持ちがある訳で、自分たちのリーダーが、そういうレベルの低い人間たちに頭を下げるなどとうことは、プライドが許さないということなのであろう。

    そのために、黒人であるオバマ大統領をも侮蔑の対象にして、「だから、あんな奴はダメなんだ」と、皮肉っているのである。何という、愚か者の論理であろうか。「郷に入っては郷に従え」という諺が、全く理解できていないのだ。

    オバマ大統領が、天皇陛下に最敬礼で礼を尽くしたことが、日本とアメリカの友好の絆となるなら、そんなお辞儀のひとつ、安いものではないか。そういう外交の儀礼というものをまるで理解しようとしない、バカ者たちの言い草である。

    彼らは、未だに自分たちが世界を動かしているのだと勘違いをしているらしい。世界は、アメリカやヨーロッパに従えばいいのだと、大時代的な妄想を後生大事に抱えている輩なのだ。

    これまでの歴代アメリカ大統領が日本を訪問した時は、国会が演説の場で、その主催は、日本記者クラブなど日本側であったという。しかし、今回のオバマ大統領は、自らの演説をアメリカの主催で行ない、会場も民間の場所を使い、聴衆を招待するという異例のスタイルをとっていた。

    おそらく、こうした姿勢も、アメリカの保守派の人々には、日本に迎合している卑屈な外交姿勢だと、腹立たしく映ったのだろう。それでも、たった30分という大統領の演説ではあったが、招待された人たちは一応に、「今までの大統領にはなかった素晴らしい演説内容だった」と、感激していた。

    そんなオバマ演説の中で注目されたキーワードは、「パートナーシップ」と、いうものであったという。この短い演説の時間の中で、大統領は、この言葉を13回も使ったそうである。そして、「日本は、世界の理想である」という意味の話もしたということだ。加えて、「これまでのアメリカ大統領は、大西洋から世界を見ていたが、わたしは、太平洋から世界を見る」と、自分自身の政治的スタンスを明快に打ち出したのである。

    つまり、大国中国とアメリカが世界を二分するような外交政策をとることになれば、日本は埋没するのではなく、最も厄介な論客になりかねないというオバマ大統領の懸念がにじんだ言葉であったように、わたしには思えた。そのためには、日本の機嫌を損ねてはならない。-----これが今回、大統領が最も神経を使ったことだったのではないだろうか。

    オバマ大統領のお辞儀には、こういう理由があったということを、アメリカの国民も理解するべきなのではないかと、思った次第である。たかがお辞儀、されどお辞儀。

    身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。-----それが国際外交というものなのではないだろうか?icon23


    因みに、アメリカの政府報道官は、「オバマ大統領は、天皇皇后両陛下に対し、当然の礼儀を尽くしたのであるから、何も不自然なものではない」と、答えているという。

<今日のおまけ>

    女子フィギュア・スケートの安藤美姫のコーチである、ニコライ・モロゾフ氏が、日本スケート連盟と日本のマスコミに対して怒りを露わにしているらしい。

    「どうして、いつも浅田真央ばかりに注目し、取り上げるのだ!?実際の実力は、美姫の方が上だ」

    と、いうことなのだそうである。確かに、真央ちゃんもミキティーも、それぞれに可愛いし美しい。しかも、フィギュア・スケーターとしてまったく正反対の魅力を持っている二人だともいえよう。

    軽やかで可憐な真央ちゃんに対して、ミキティーは、エキゾティックな妖艶さと情熱を男性的に発揮できる、数少ない演技派だともいえる。こう言ってはなんだが、韓国のキム・ヨナの演技がすべて計算し尽くされた精密機械だとしたら。日本の二人の演技には、その場その場で臨機応変に変わることの出来る、如何にも人間的な魅力に裏打ちされた情感があふれているともいえるのである。

    モロゾフ・コーチのミキティーへの身びいきも、そんな所が発端なのではないだろうか?日本選手は、男女問わず、実によく感情を表に出す人間的な若者たちである。モロゾフ・コーチもまた、気持ちで選手を指導する熱血漢だ。

    わたしが、日本選手たちに魅力を感じるのも、そんな人間臭さにあるのかもしれない。icon06


    
    
   


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この記事へのコメント
 天皇とオバマ氏との対面の映像を見たとき、私は違和感を感じた。
 オバマ氏のお辞儀の仕方はまったく下手で不自然、必要以上に腰から上を折り曲げ、目は下を見ている。下僕のようだった。相手の顔を見れる程度に、胸から上を軽くまげて握手をすれば自然で、天皇と対等だったはず。同じ人間ではないか。両国ともに対等ではないか。
 きっと日本の習慣をよく調べて研究していなかったのだろう。それだけのことだと思う。
 日本人が西欧人と挨拶の握手をする場合、相手は目を見て直立でするのに、日本人はほとんどお辞儀をしながら握手をする。どうも対等でない。気持ちはお辞儀で、握手では気持が本当の意を全うしないのでしょう。習慣なのだ。最近外国人も、日本の習慣を心得て、お辞儀をしながら握手をする人が増えてきたようだ。
 慣れていない他国の習慣は、よーく研究しておいた方がいい。
Posted by away at 2009年11月20日 20:59
awayさまへ>

 コメント、ありがとうございます。
 確かに、オバマ大統領の天皇皇后両陛下に対するお辞儀は、お世辞にも上手なものとはいえませんでしたね。
 おっしゃるように、陛下の御顔を見ながら、軽く腰を曲げる程度で握手をすれば、対等な感じで、アメリカの保守派の機嫌を損ねることもなかったのかもしれません。
 でも、わたしもアメリカ人の方たちと話をしていて感じるのですが、彼らは、どんなに日本の習慣を勉強しても、やはり、日本人のような自然さを出すのは難しいそうなのです。それと同じく、日本人もまた、アメリカ人にしてみると、握手の仕方をどんなに説明しても、やはり本場の人たちのようには出来ていないということでした。
 つまり、手を握る力加減や力を入れるタイミングが、よく理解できていないということなのです。
 それでも、わたし自身は、今回のオバマ大統領の日本式の礼儀を重んじようとする努力には敬意を表したいと思うのです。第二次大戦後日本に進駐したマッカーサー元帥が、昭和天皇と面会した際、軍服のズボンのポケットに手を入れながら陛下と記念写真に収まった無礼を考えれば、今回のオバマ大統領の陛下への儀礼は、感慨深いものがあったことは事実です。
 正直、アメリカという国は、日本に比べて精神的にまだまだ未熟な国家です。お山の大将気取りではなく、真の国際社会の一員としての自覚を持つためには、もう少しこちらも辛抱が必要なのかもしれませんね。
Posted by ちよみちよみ at 2009年11月20日 21:23
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