言語力を鍛えよう!!・・・・・264

~ 今 日 の 雑 感 ~


言語力を鍛えよう!!



    では、皆さんに問題です。

    次に書くのは、ある本の読後感想文の文章ですが、何が足りないと思いますか?考えてみてください。

    「ぼくは、『日本の怪談』という本を読みました。ぼくが、この本を選んだのは、目次です」

    この文章を見て、「ああ、うちの息子も、よくこんな書き方をしているわ」と、思われたお母さんは、すぐに何が足りないのか判りますよね。

    足りない部分は、「------ぼくが、この本を選んだのは、目次を読んでみて面白そうだなァと、感じたからです」というところです。

    つまり、今の子供たちは、携帯電話などのメールの普及により、とにかく文章を短く収めなければならないという考えから、物事の理由や状況をすべて割愛して書くという癖が付いているため、頭の中で自分だけが判っていることを、相手も判っているものと判断し、言葉の赴くままに書いてしまうという習慣が出来上がってしまっているのです。言語力を鍛えよう!!・・・・・264

    そのため、自分以外の相手に対して、物事を端的に判り易く説明するという「言語力」がかなり不足しており、子供同士のコミュニケーションがとれず、それがイジメにまで発展するケースが多いのだそうです。

    ところで、「言語力」というものは、具体的にどういうことを指すのかといいますと、一言でいえば、「情報を整理し、短い言葉で組み立て直し、判り易く相手に伝える能力」ということで、言語に関する知識を示す「語学力」とは、まったく異なるものなのだそうです。

    前回のサッカーのワールドカップの際、日本は一度も勝てずに完敗しました。その最も大きな敗因は、日本代表選手たちの「言語力」の不足だったといいます。つまり、サッカーは、試合中、監督が直に選手たちに指示を出すことが出来ないため、パスにせよドリブルにせよ、作戦はすべて選手間同士で伝えあわなくてはなりません。

    ところが、選手個人個人に自分の意思をはっきりと相手に伝える「言語力」が充分備わっていなかったために、いわゆる「コーチング(ま・ことさんからの受け売りです)」が、ほとんど機能せず、いったい自分が何をすればいいのか判らないままに、試合が終わってしまったということだったのです。

    そこで、日本サッカー協会(JFL)は、中、高生の若い選手たちを対象に「言語力」を鍛えるためのセミナーを開催し、「他人に道順を教える」などの教材を使い、自分の意見をきちんと相手に伝えるための学習を始めているということです。

    また、大学生のための就職面接の準備にも、この「言語力」強化が課題として扱われているのだとか。

    たとえば、大学生は、就職面接の時、その企業を志望した理由などは、マニュアルに従って丸暗記をしているので、そつなくスラスラと答えられるのですが、その後、面接官に、「あなたは、岩手県の盛岡市の出身だそうですが、盛岡市について説明してください」と、不意の質問をあびせられた途端、頭の中が真っ白になってしまい、何からどう話をしたらよいのかも判らなくなってしまうという者が増えているのだそうです。

    専門家は、そういう時のアドバイスとして、即座に本題に入らず、「そうですね。あまり出身地については普段は意識していないので、何からお話したらよいか判らないのですが・・・・」などと、時間を稼ぎながら、頭の中で考えをまとめなさいと、アドバイスしているのだそうです。

    しかし、わたしに言わせると、もともと「言語力」に不安がある学生に、そのような臨機応変な対応が果たして可能なものか、その方が疑問です。(爆)

    さらに、小学校低学年からの「言語力」の勉強では、「なぜなら」を文章に組み込んで話を組み立てるという学習も有効だということです。要するに、「空は、青い。なぜなら------」と、いう具合に説明を持って行きなさいという教えのようです。まるで、旧司法試験で課せられた論文形式のようですね。

    ぶつぶつに切れた作文の文章しか書けなかった子供が、こういう勉強を繰り返すうちに、要領のよいつながりのある文章を組み立てられるようになって行くのだといいます。

    あなたのお子さんは、自分が考えていることを他人にはっきりと間違いなく伝える能力を、持っていますか?

    いや、それよりも、あなた自身は如何ですか?ブログを読んでいても、いったい何を伝えようとしているのか皆目理解できない文章を目にすることも間々ありますよね。

    日本人は、とかく、「おしゃべりはみっともない」とか「、沈黙は金」とか、「おれの眼を見ろ何にも言うな」などと、寡黙を美徳と思うところがありますが、これからのグローバルなコミュニケーション時代を生き抜くためには、これではどうも難しいようです。

    皆さん、「言語力」-----鍛えてみませんか?
    

<今日のおまけ>

    久しぶりにビーフシチューが食べたくなって、作った。材料の野菜は、玉ねぎ、キャベツ、ニンジンのみ。あとは、角切りの牛肉を入れるだけのごくシンプルなものだ。

    しかし、ビーフシチューのルーを投入する前に、一味付け加えると、味に深みが出る。それは、ガーリックパウダーである。これを少々振りこんでからシチューのルーを入れ、よく煮溶かしたところで、今度はケチャップを適宜入れてコトコト煮込むと、舌触りも滑らかな、ビーフシチューに仕上がる。

    皆さんも、よろしかったらお試しあれ。icon22



    ところで、もう、クリスマスケーキの予約が始まる季節ですよね~。icon06
    クリスマスケーキって、予約申し込みのチラシを見ているだけで、何となく幸せな気分になってしまうものですよね。日本人て大した国民だなァって、思いませんか?このクリスマス・デコレーションケーキ、日本人が考えたものですからね。言語力を鍛えよう!!・・・・・264

    世界中探したって、こんなに美しいクリスマスケーキを作る国民はいないそうじゃァないですか。正に、芸術作品ですよ。しかも、味も素晴らしいときている。ケーキ職人さんが作るケーキは、もちろん素晴らしいものですが、日本では、この時季になると、パン屋さんも、和菓子屋さんも、ケーキを作るんですよね。

    これが、また、いいんです。本場のケーキ職人さんとはまた違った、素朴な昔ながらの味が楽しめる訳で、殊に、今では、ダサいなどと言われるバタークリーム・ケーキなどは、本当に、懐かしい思い出の味にあふれています。ちょっと硬めのスポンジも、それなりにいいものです。

    それと、アイスクリーム・ケーキ。これが出てきた時は、正に画期的でした。その頃の子供たちは、一度でいいからクリスマスにアイスクリーム・ケーキを食べたいと願ったものです。

    小学校で給食に出た、イチゴが一つだけちょこんとのっかっている小さなショートケーキも、子供たちには大人気でした。

    あなたには、どんなクリスマスケーキの思い出がありますか?face02



    


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この記事へのコメント
はじめまして。長野市内で小さな塾を営んでいる者です。

私の塾では何年も前から「言語力」(という言葉は使っていませんでしたが…)の大切さを訴え続けてきました。同じように勉強していても、読解力や要約力の乏しい子、自分の考えをきちんと人に説明する力の弱い子はなかなか「逞しい学力」が身につかないようです。オリジナル教材を作ったり、文検(日本語文章能力検定)の受検を勧めたり、普段の授業の中でも生徒を質問攻めにして言葉を引き出したりしているのですが...。昨年から始まった「言語力検定」の準会場にも登録されています。

ただ、あくまでも学習塾なので、生徒も親もどうしても目先の点数にとらわれてしまうのは仕方ありません。自分が本当に生徒につけさせたい力を後回しにせざるを得ないことも多く、虚しさと無力感を感じる日々です。

子どもたちだけでなく、大人も対象に言語力や思考力を養う学校、作ろうと計画中です。こういう力の大切さをわかってくださる方のご意見、今後もぜひ参考にさせてください。
Posted by at 2010年02月11日 11:45
桐さまへ>

 初めまして。
 コメント、ありがとうございます。

 ブログ、お読みいただきまして、ありがとうございます。
 「言語力」について、わたしのような素人が意見を申し上げるのも、お恥ずかしいのですが、最近は、特に、自分の話したいことが相手に伝わりづらいと思う学生たちが増えているとも聞きますので、このような記事を書かせて頂きました。
 おっしゃるように、読解力や要約力が乏しいと、相手が最も何を訴えようとしているのかも理解できませんし、また、それとは逆に、自分が伝えようとする意味も、相手に判ってもらえませんね。そういうささいなところから人間関係に軋轢が生じ、いじめなどにも発展して行くようです。
 また、言語力の乏しさから、テストの設問の意味が判らず、一行も書けなかったという子供もいると聞きました。英語に関しても、最終的に伸びる子供は、頭の中で日本語を英語に素早く転換できる力を持っているということです。
 小さな頃から英語漬けの毎日を送る訳ではない日本の子供は、どうしても、そうした作業が必要となるのだと言いますね。つまり、成績も、そのスピードが左右するという面が大きいのではないでしょうか。
 ただ、受験を目の前の現実とされている親御さんたちにしてみれば、確かに、言葉の伝達能力を鍛えるための時間など、むしろ無駄なものだと思うのは仕方のないことなのでしょうね。しかし、将来に渡っての人間形成で、「言語力」の高さが、最大の武器にもなり得るのだということを、知って頂きたいものです。
 昔の子供たちは、とにかく読書をしましたから、自然とそうした力が備わっていたのかもしれませんが、今は、親の世代が既にその能力を充分持ち得ていないように感じます。たとえば、ブログの世界でも、文章の書き方がもとで、トラブルが起きることも珍しくありません。
 親御さんたちに判って頂くのは大変でしょうが、ぜひとも、子供たちの未来のためにも、言語とコミュニケーションの大切さを説かれる教育を、よろしくお願いいたします。
Posted by ちよみちよみ at 2010年02月11日 13:03
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