イエメンの人質事件・・・・・263

~ 今 日 の 雑 感 ~


イエメンの人質事件



    【サヌア=長谷川由紀、田尾茂樹】イエメンの首都サヌア北郊アルハブで地元部族に誘拐された東京都の建築設計事務所勤務、真下武男(ましもたけお)さん(63)=板橋区在住=とイエメン人運転手が23日夜(日本時間24日未明)、8日ぶりに無事解放された。

    真下さんは、サヌア県庁で記者会見し、「交渉にあたってくれた、あらゆる関係者に感謝したい。本当に幸せだ」と喜びを語った。

    外務省によると真下さんは同日午後8時(日本時間24日午前2時)ごろ、解放された。真下さんは、同午後9時過ぎ、解放交渉の仲介役を務めた地元部族長らに付き添われて四輪駆動車で県庁に到着。敏蔭正一・駐イエメン大使と面会した。

    同県庁で間もなく開かれた記者会見で、真下さんは、やや疲れた表情を見せたものの元気な様子で、「無事解放されて安心している。ありがとうございます」と謝意を表明した。


    <YAHOO ! ニュース> 



     コンサルタント会社社員の真下(ましも)さんは昨年3月から、国際協力機構(JICA)の支援事業で地元の学校建設に携わるため、イエメンに滞在していたが、11月15日午後、アルハブの建設現場に車で向かう途中で武装グループに襲われ、イエメン人の運転手とともに誘拐された。

     地元部族関係者によると、犯人側は、イラクで反米闘争などに参加し、国際テロ組織アル・カイダとの関係を指摘されて裁判を受けないまま収監されている仲間の釈放を要求していたという。

    イエメン政府は地元部族長らを仲介役として交渉にあたり、裁判の早期実施などを約束したが、犯人側が即時釈放に固執したため交渉が長引いたようである。交渉関係者の話では、11月23日、「誘拐についての罪は問わず、仲間の釈放に向けた手続きを保証することで犯人側と合意した」 と、いうことで、真下さんは、8日ぶりにようやく釈放されたのであった。

    真下(ましも)武男さんの東京都板橋区の自宅では、24日の朝、妻の恭子さんが報道陣の取材に対し、インターホン越しに「主人とは電話で話しました。声は元気そうでした。ほっとしました」と話していた。

    また、自宅にはまず外務省から連絡が入り、その後、真下さん本人から電話があったという。その際、真下さんは恭子さんへの電話で「小さい部屋に閉じ込められて、どこにも出られなかったのが大変だった」と話したとも言うことであった。

 

    さらに、真下(ましも)武男さん本人は、同日午後9時15分ごろ、サヌア州庁舎に車で到着し、会見を開いた。

    真下さんは英語で「知事やグループ、解放のために交渉してくださった人たちすべての協力にありがとうございます」と礼を述べ、また、席上、知人との電話では「シャワーを浴びたい」と話してもいた。

    しかし、その時、真下さんは、「一度、自宅へ帰りゆっくりしたいが、またイエメンへ戻ってきたい。まだ、やり残していることがあるから-----」とも、応えている。

    かつて、イラクで人質になった日本人もそうであったが、釈放されたのち、彼らの口からは必ずと言っていいほど、「またこの地へ戻ってきたい」という言葉が飛び出す。これは、何故なのか?

    拉致され、生命の危機に直面し、究極の緊張状態を強いられながらも、それでも丁重な扱いを受けていたというその地域の人たちへの遠慮が言わしめている言葉なのか?つまり外交辞令なのであろうか?

    わたしは、彼らのこういう反応に、常に違和感を覚えるのである。

    今回人質になった真下さんを誘拐拉致した犯人たちは、そもそも、アル・カイダと思われて裁判を受ける権利も奪われたまま収監されている身内を開放してもらいたいと、一世一代の大ばくちを打った一介の村民が起こした事件であったようにも思う。

    つまり、お隣の家の住民が、たまたま近くにいた日本人を人質に取ってしまった訳で、「バカなことはしないで、人質を解放しろ。お前さんの家族は、必ず、わしが政府と掛け合って釈放してもらうから、早まった真似をするもんじゃねェ」と、町会長さんが説得に行ったような状況と思えばいいようである。

    しかし、この辺りでは、何かの交渉ごとをする際は、よくこうした人質事件を起こすようで、昔からの土地柄的習慣のようなものでもあるらしい。まあ、日本人にしてみれば、何とも物騒な習慣ではあるが------。

    そんな訳で、真下さんを殺害するような気持ちは、端から犯人側にはなかったのであろう。それにしても、自動小銃は持っているし、日常生活で武器などとは全く縁がない日本人にしてみれば、恐怖であることに変わりはない。

    にもかかわらず、真下さんは、再びイエメンへ戻りたいというのである。奥さんや息子さんにしてみれば、内心は、「親父、これだけみんなに迷惑をかけておきながら、この期に及んで何を勝手なことを言っているんだ!?」と、いうところであろう。

    開発途上国への支援を買って出る心意気は立派であるが、日本政府や国民、イエメン政府、実際に人質解放の交渉にあたった部族長らの苦労や努力を考えれば、普通、こうした言葉は口からでないものなのではないかと、わたしなどは思ってしまうのだが、どういうものなのだろう?

    そういえば、映画「アラビアのロレンス」の、イギリス人将校T・E・ロレンスも、あのアラビアの砂漠から精神的に去ることは出来なかったのと同じように、あの地には、人間が自分自身を英雄視出来てしまう麻薬の如き魅力が潜んでいるのかもしれない。


    ところで、イエメンて何処にあるかというと、確かアラビア半島のつま先部分だったような気が・・・・。icon10

    興味のある人は調べてみてください。(ー_ー)!!

イエメンの人質事件・・・・・263








<今日のおまけ>
 
    わたしの伯母は、血圧が高い。家でただ座って話をしていると、いくら降圧剤を飲んでいてもすぐに上が200ぐらいになってしまうという。

    だから、娘に日に一度は自動車で表へ連れ出してもらわなければならず、外の空気を吸うと、150ぐらいまで下がるのだという。

    そこで、わたしは、言った。「わざわざ、娘に自動車で連れ出してもらわなくても、つえを使ってでも自分の足で歩き、近所を散歩した方がもっとずっと効果が上がるのではないか?」と。

    最近の年寄りは、何でも若い者の力に頼ればいいと思っているが、特別に心配な持病などがないのなら、医師も自分で運動するようにと指導しているのだから、それに従うべきである。

    「いいんだよ、先生。全部娘がやってくれるんだから」と、伯母は、平然と言うが、もしも、その娘が過労で倒れでもしたらどうするつもりなのだろうか?

    「年寄りはいたわれ」と、世間は言うが、それでもいたわる必要のない、いや、むしろ、いたわってはいけない年寄りも、中には大勢いるのである。icon21

同じカテゴリー(ちょっと、一服・・・・・ 13)の記事
 ブログ勧誘の舞台裏・・・・・268 (2009-12-02 16:35)
 裁判員て、そんなに辛いの?・・・・・266 (2009-12-01 00:19)
 「代理母は実母」の不可解・・・・・265 (2009-11-30 00:11)
 言語力を鍛えよう!!・・・・・264 (2009-11-29 13:09)
 「普通」は、「普通」ではない!・・・・・262 (2009-11-28 12:55)
 何じゃ、そりゃぁ~!?・・・・・261 (2009-11-27 21:55)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。