理不尽な損害賠償・・・・・260

~ 今 日 の 雑 感 ~



理不尽な損害賠償face09



    三年ほど前、わたしは、ある家電量販店の駐車場で、接触事故を起こしたことがあった。

    理不尽な損害賠償・・・・・260接触事故とは言っても、駐車スペースから自動車を出す際、バックしてからハンドルを切り、発進しようとしたのであるが、いくらもバックしないにもかかわらず、ゴツンと、後ろの駐車スペースに止まっていた軽自動車にバンパー部分をぶつけてしまったのである。

    何が起きたのか判らず、そこに車を止めて、外へ出てみると、わたしの車から少し離れて、軽自動車が止まっていた。車内には、運転席に30代の女性、そして後部座席には保育園児と思しき子供が一人、別にチャイルドシートに腰掛けるでもなく、座っていた。

    わたしは、その時、とっさに、「これは変だ?」と、直感した。もしも、わたしの方がバックし過ぎて相手の車の前へぶつかったのだとしたら、何故、相手の軽自動車とわたしの車の間が、こんなにも開いているのだろうか?-----と、考えたのである。

    そして、わたしは、バックする際には、しっかりと慎重に後ろを確認しながら動かしていた訳で、まだ後方の駐車スペースの車まではかなりの距離があることを見たうえで、バックをしていたのである。

    どう考えても、これはおかしい。-----そうは思ったものの、相手の女性は、こちらに過失があると言い、「こちらは、子供も乗っているんだから!」と、まるで、子供を乗せている方が優先車であるというような言い方までもする。

    わたしは、子供の前で、母親を詰問することも出来ず、連絡先をメモ書きして渡し、その場を去った。

    その後、保険会社の担当者に連絡をすると、「この一件は、すべて保険で何とかなりますから、その点は心配ないのですが、相手側の様子がどうもおかしいので、ちゃんと調べてみます」と、言って、相手の女性宅へ話し合いに行ってくれた。

    そこで、判ったことなのだが、どうやら、相手の女性は、わたしの自動車がバックすることが判っているのに、自分の方が早く発車しようと、無理に駐車スペースから出たというのであった。そこで、わたしの自動車の後部と接触したようなのである。

    しかし、彼女は、まずいと思った瞬間、即座に自分の車をバックさせて、元の駐車スペースに車を納めてしまったというのが真相のようであった。そこで、保険の担当者は、わたしの保険から、女性の自動車の修理代は出すが、今後、身体の調子が悪いとか、あれから身体のどこかがおかしいとか、そういうことは一切言わないように、もしも、それを言い出したら、こちらにも出方があると、強く説明したうえで、交渉を済ませたという報告であった。

    しかし、こういう場合、目撃者がいないので、どうしてもぶつけたと先に思い込んでしまったわたしの方が不利になってしまった訳だが、あの時、もしも、わたしが、「こちらのバックを知りながら、どうして車を発進させようとしたのか!?ぶつけたのは、あんたの方だろう!」と、言い放てば、わたしの方が被害者になったケースだったのである。

   子供に免じて、仏心を出してしまったわたしも馬鹿だったが、それをいいことに、被害者を装い続けようとした女性の方も、呆れたずるさである。これには、保険の担当者も、腹立たしく思っていたようである。

   やはり、明らかに自分に過失があると自覚している場合は別として、どちらが悪いか判らないような時は、先走って謝ることだけは避けた方がよいということを勉強した。

   女性とは言え、こういう場合は実にしたたかで悪知恵が働くものである。男性諸君、交通事故の場合、相手が女性だからと言って決して甘く見ない方がいい。彼女たちは、涙の裏で、舌を出しているかもしれないのだから。 face03

<今日のおまけ>

    二十年ほど前に、我が家で自家用車を買い替えたことがあった。

    弟が、「絶対、色はシルバーグレーだ」と、言うので、その色のセダンタイプの乗用車を選んだ。しかし、届いてみると、どう見ても薄いあずき色なのである。弟が、納車に来た社員に、「これ、どう見てもシルバーグレーじゃないよね。薄いピンクレッドだよね」と、言ったのだが、その社員は、絶対にシルバーグレーに間違いないと言い張る。

    シルバーグレーという色を知らないのだろうと思い、サンプルを見せても、その車の色と、同じじゃないかと、平然と答えるので、もう呆れてしまい、面倒くさいので、仕方なくその乗用車を買うことにした。

    そんな折、ある知り合いの男性が、ピンクの靴下をはいていたので、わたしが、「今日の靴下はおしゃれだね。ピンクじゃない」と、言うと、彼は、真顔でいぶかしがり、「何言ってんだよ、これグレーじゃないか」と、言う。わたしは、不思議なことをいうものだと思いながらも、やがて気が付いた。

    そうだ。もしや、この靴下の彼も、自動車を納車に来た彼も、同じく「赤緑色盲」もしくは「色弱」だったのではないのか?-----と。こういう病気について、わたしは詳しくはないが、もしそうだったのならば、すべて納得のいく話なのでる。icon17


    今日で、ちょうど、ブログを書き始めて一年経ちました。まあ、一年何とか続きましたね~。これからも、思いついたことを率直に毒舌たっぷりで書いていきたいと思いますので、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。<(_ _)>  ちよみ


同じカテゴリー(ちょっと、一服・・・・・ 13)の記事
 ブログ勧誘の舞台裏・・・・・268 (2009-12-02 16:35)
 裁判員て、そんなに辛いの?・・・・・266 (2009-12-01 00:19)
 「代理母は実母」の不可解・・・・・265 (2009-11-30 00:11)
 言語力を鍛えよう!!・・・・・264 (2009-11-29 13:09)
 イエメンの人質事件・・・・・263 (2009-11-28 23:47)
 「普通」は、「普通」ではない!・・・・・262 (2009-11-28 12:55)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。