ピンチをチャンスに!・・・・・360

~ 今 日 の 雑 感 ~


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    父が、共同浴場(外湯)で、ちょっと、面白い話を聞いて来た。

    父が、お風呂に入っていたら、あとから30代ぐらいの青年が一人入って来て、挨拶をしたのだという。

    顔を見たことがない青年だったので、「何処の人かね?」と、父が訊ねると、近所の息子さんで、大学卒業と同時に東京都内で就職をし、結婚したので、実家へ帰って来たのは久しぶりだと話したそうである。

    そういえば、そんな男の子がいたなァと、思いながら一緒に湯船につかっていると、その青年は、

    「ぼくの会社も今は不況で大変なんですが、こちらも観光客が少なくなっているそうですね」と、言うので、そこで、父は、

    「お兄さんは、会社で何をしているんだね?」

    「営業です。これでも、最近、課長になりました」

    父は、驚いて、そんな若さで課長とは、出世だねェと、褒めると、青年は、少々困った顔つきになり、

    「それで、最近まで、社内で大変な目にあっていたんですよ」と、答えたそうである。そして、こんなことを話し出した。

    青年が、あまりに早く出世したので、周りの同僚社員たちから嫉妬の嫌がらせを受け始め、提出書類をわざと遅らせるとか、訪問を頼んだ得意先を抜かして回るとか、また、そういう仲間たちが寄ると触ると、露骨に青年の悪口を言い合っているということも、部下の噂で耳にするなど、腹の立つことばかりが続いていたというのである。

    そこで、青年も、そういう元同僚には、重要な仕事を割り振らずに、別の部下にやらせたりと、色々策を講じて来たのだというのだが、こともあろうに、その嫌がらせを続けていた元同僚たちが、青年の追い落としを企み、「あんな上司の元では働けない」と、社長に直談判したというのである。

    青年のところには、この年末に社長から呼び出しがかかり、事の経緯を説明するようにと言われたので、彼は、社長と話が出来る機会などそうそう滅多にあるものではないと、逆に、このピンチを利用して、これまでの彼らの悪意に満ちた行為を、洗いざらい報告したのだという。

    すると、これを聞いた社長は、「まさか、そんなことが社内で横行していたなどとは知らなかった、それでは、業務の遂行にも差し支える」と、仰天し、

    「きみは、これまで通り仕事をしてくれたまえ。きみに嫌がらせをしている連中のことは、今後わたしの方でも総務に頼んで、監視の目が届くようにする」

    と、約束してくれたのだそうである。

    青年は、「あの連中が、社長に文句を言いに行かなければ、自分たちのやっていることもバレずに済んだんですがね。『人をのろわば穴二つ』って、ことですよね」と、笑った。

    父も、これを聞いて、「正に、災い転じて福-----だね」と、言うと、

    「世の中、ピンチをチャンスに変えることが出来る場面て、意外にあるもんなんですよね・・・・」

    青年は、何処かさっぱりとした表情で、しみじみと呟いたという。

ピンチをチャンスに!・・・・・360

<今日のおまけ>

    横綱・朝青龍が、初場所中、一般のサラリーマンに暴行をふるった件で、被害者の男性が、麻布署に出向いたそうです。鼻の骨を折る大けがを負わされた上に、「川で殺してやる」とまで言われたそうで、もしも、被害届が受理されれば、前代未聞の現役横綱逮捕となるかもしれません。

    日本相撲協会の理事選挙も行なわれることで、大相撲協会は、これまで事なかれ主義で押し通して来た体質を、一気に覆すような冬の嵐に見舞われる可能性すら出てきました。

    

    少し気が早いようですが、バレンタイン・チョコレートを、自分用に買いました。

    こういうブランデー入りは、特に好きなんです。ピンチをチャンスに!・・・・・360

    とても、人にあげる気にはなれませんな~。face02


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