介護用ベッド削減の是非・・・・・376

~ 今 日 の 雑 感 ~


介護用ベッド削減の是非



    テレビの国会中継を観ていたら、民主党の長妻厚生労働大臣が、政府は、自民党時代からの政策でもある、病院などの介護用ベッド数を削減する方向を基本方針として、今後も行くつもりだという答弁をしていた。

    介護用ベッド削減の是非・・・・・376つまり、介護は、出来るだけ各家庭で行なうようにして、医療費の削減に努めるということなのである。また、長妻大臣は、人生の終わりを病院で迎えるということよりも、やはり自宅で最期を看取るということを、希望する家族も多いためと、いう理由をあげていた。

    しかし、その一番の背景にあることは、やはり、病院の人手不足ということなのであろう。

    最近、よく問題視されることに、認知症の高齢者をベッドに縛り付けたり、つなぎの衣類を着せたりする、病院や介護施設における徘徊患者の拘束がある

    ベッドに手を縛りつけられた患者が、それをほどこうとして怪我をするという事例も多いと聞く。

    だが、拘束せずにおくと、夜中に勝手にベッドを抜け出して、病院内をさまよい歩いたり、下手をすると、外へ出て行ってしまう患者もいるなど、看護を担当する職員には相当の負担がのしかかることにもなるのだ。

    そういう徘徊患者を追いかけている間に、他の患者の容体が急変したり、点滴が終わったことに気付かずにいたりする事例が起これば、いったい、誰に責任を取ってもらえばいいのであろうか?

    わたしのような一般の患者側の立場からすれば、真っ先に、徘徊患者を病院に預けたままにしている家族に、責任があると考えてしまう。こういう医療事故を最小限にするためにも、これ以上回復の見込みのない患者を、いつまでも病院へ置いておくわけにはいかないという、国の考え方もある意味当然だと思うのである。

    認知症徘徊患者の身体拘束を、出来るだけ無くそうという、「身体拘束廃止」を宣言し、実践している病院や施設も各地にあるそうで、県内にも、県厚生連鹿教湯三才山病院があるというが、そこでは、患者の徘徊の原因となる心の不安を取り除いたり、個々の患者の行動パターンをつかむ、また、センサーなども活用するなどして、徘徊をなくす工夫を施しているそうであるが、それだけの手厚い看護体制が組める病院と、そうでない一般の総合病院とでは、やはり、医療目的にも大きな違いがあるものと考えるのである。

    国にとって、看護や介護にかかる人材の確保と、給料面での制度改正が急務であることは当然であるが、当面の医療崩壊を食い止めるためには、医療事故を防ぐという観点からも、介護用ベッドの削減もやむを得ない処置ではないかとも思うのである。

    認知症の老人に家へ帰ってこられても、家族が困る。拘束でも何でもしていいから、とにかく、病院へ置いておいてくれ。----と、いう声もある一方で、自分の親がベッドに縛り付けられるのは見ていられない。お金を払っている以上、もっと人間らしい扱いをして欲しい。-----と、いう家族の声もある。

    こういう国民の切実な声にどう応えて行けばいいのか?----長妻大臣は、個々のケースをしっかりと精査したうえで自宅へ帰ってもらうか否かを決めるとは言っているが、また、この線引きが難しいのだと、思うのである。

<今日のおまけ>

    近所の家が、珍しくブラインドを下ろして鍵がかかったまま、誰もいない日が数日続いた。

    奇妙に思っていたら、その家の主婦が、自宅前の氷が張った道で転んで大怪我をして、救急車で長野市の市民病院へ運ばれたのだという。緊急手術も終わり、今は、一般病棟にいるらしいが、そのお宅は、その主婦と娘さんの二人暮らし。

    しかも、自動車の免許を持っているのは、その主婦だけであるから、退院後の通院をどうするのか、人ごとながら気にかかる。

    我が家も、決して対岸の火事ではない。高齢者の雪道転倒事故は、毎年のようにあとを絶たない。

    行政側には、もっと安全安心な雪道対策を切に望みたいと、思うこの頃であるicon23

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