言葉の語尾にご用心・・・・・428

~ 今 日 の 雑 感 ~


言葉の語尾にご用心



    どうして、わたしには恋人が出来ないのだろう・・・・?と、悩んでいる人はいませんか?

    言葉の語尾にご用心・・・・・428恋人に限らず、友人でも同じことですが、そういう人は、とかく友達もあまり多くはないはずです。

    「わたしの顔がいけないのかしら?美人じゃないし・・・・」「おれって、話題が少ないからなァ・・・・。飽きられてしまうのかも・・・・?」

    そんなことは、ありません。顔など十人並みだろうと、話題が少なかろうと、問題は、そんなところではないのです。

    つまり、周りが、あなたにどうしても親近感を抱けないということが、最大の理由なのです。

    親近感が持てなければ、周囲のあなたとの付き合い方も、上辺だけのものになることは当然です。

    この人に腹話をしても、きっと、親身になって聞いてくれることはないだろう----。態度がいつも他人行儀で、身体中にバリアを張り巡らしているに違いない-----などと、いう印象を持たれていては、もちろん、声もかけづらくなりますし、ましてや、好意など感じてもらうことは出来ません。

    そんな原因の一つに、あなたが日ごろ使っている言葉が影響していることが、往々にしてあるものなのです。

    ここに一つ、ユニークな例があります。

    これは、かなり前のことになりますが、歴史好きな女性たちの間で、ある話し方がブームになったことがありました。それは、言葉の語尾を、「~~~なァ」と、するものなのです。

    たとえば、「旅行に誘われているのだけれど、どうしようかなァ・・・・?」とか、「そういうのって、よく判らないなァ・・・・?」などと、使います。これは、ある歴史小説に出て来る人物の口癖を真似た言い方なのですが、女性が使うと殊に可愛らしく感じられるということで、流行ったことがあったのです。

    つまり、日本語は、いわゆる「語尾で感情を表す言葉」とも言えるのです。

    「おれは、やる」「おれは、やるよ」「おれは、やるぞ」「おれは、やるぜ」-----この四パターンを見ただけでも、その言葉のニュアンスが微妙に違うことがお判りになるでしょう。

    では、ここで質問です。あなたは、以下のどちらの言葉の方に、より相手への親近感を覚えますか?

    「今度の試合だけれど、ぼくときみなら、絶対勝てるよ!」

    「今度の試合だけれど、ぼくたちなら、絶対勝てるよ!」

    さあ、如何ですか?わたしが当事者ならば、断然、後者の言葉を言われた方が、よし、この人と一緒に頑張ろうという気持ちになると思います。

    「ぼくときみ」よりも「ぼくたち」の方が、人間は、より強く相手との同調性を感じることが出来るのです。

    ですから、もしも、あなたが恋人や友人との間に同調性を感じたいと思うのなら、「ぼくたち」「わたしたち」という言い方を積極的に使ってみることも一つの手かもしれません。

    そのことからも、もしも、恋人同士が別れることになっても、相手が切り出した別れ話の言葉の語尾が、「ぼくたち、もう別れようか・・・・」と、いう時には、案外、言っている相手にも未練があると思った方が良いかもしれないのです。

    しかし、これが、「ぼくときみは、やはり、合いそうもない。もう別れよう」と、いう言い方になれば、これは、即行、別れて、違う相手を探した方が賢明だと思われます。

    日本語の語尾は、正に使いようです。上手に使って、社会生活を円滑にしてみようではありませんか。face02

<今日のおまけ>

    信濃毎日新聞に時々掲載されている「ひねもす暦」という、漫画だが、わたしも好きで読ませていただいている。

    子育て中のお母さん方にも、かなり人気の漫画らしい。三人の子供と両親のほのぼのとした日常が、笑いを交えて描かれているものであるが、こういうことは、何処の家庭にもある話で、幼い子供のいる家では、毎日が「ひねもす暦」である。

    うちでも、甥っ子たちが小さかった頃は、お腹を抱えるほど面白いエピソードの連続であった。

    しかし、そういうことは、別に、おもてだって人さまに聞いて頂くことでもなく、子供のいないご夫婦などには、皮肉としか受けとられない出来事でもある。

    わたしは、よく考えるのだが、家庭に子供がいるということを、最近は少しおおっぴらに話題にしすぎるのではないかと・・・。少子化が、そういう現象を生み出しているのかもしれないが、二、三十年前には、思いもつかないことであった。

    わたし自身も、可愛い子供さんの出て来るCMなどは、微笑ましく楽しく思いながら観ているが、それでも、頭の隅には、常に、この思いがかすかに引っかかっていることも事実なのである。

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